日本では、ガソリン税の問題が取り沙汰されていますが、ヨーロッパでは、いま、自動車税の在り方が見直されています。自動車税は、ヨーローパでも大方、排気量の大きさで決まっていました。ところが、環境先進国が集まるヨーロッパでは、このところ、二酸化炭素(CO2)の排出量を基準にした新たな自動車税制の導入が相次いでいます。ドイツは2009年から、これまでのエンジン排気量を基準にした税制からCO2を基準に自動車税額を決める制度へ変更すると発表しました。地球環境に優しいクルマほど税金が少なくてすむというわけです。因みに、1キロメートル当たりの排出量が100グラム未満の自動車は、自動車税が免除になる見込みとのこと。フランスでは、CO2排出量が少ない自動車を購入する際の優遇税制を設けています。社会に欠かせないクルマとエコの関係をよりシビアに考えさせられるニュースです。
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