Speed Scoop
クルマに関する話題を世界中からピックアップするスピードスクープ。
トップシークレット級のニュースやトピックも、レーサー鹿島がとことん追いかけます!
6月26日号

 スピードスクープスペシャル!

このコーナーはクルマ社会の最新情報をHOT&SPEEDYにお伝えします。
さて、今週は、SSスペシャル!

先週末、栃木県のツインリンクもてぎサーキットで開催された7時間耐久レースに、私、レーサー鹿島が、元F1ドライバーの片山右京さんと共に世界初の画期的なプロジェクトのドライバーとして参加してきました。そのリポートをお送りします。

マシンは、ドイツから輸入したトヨタ・カローラ・ランクスのディーゼル車なんですが、なんとその燃料は、廃てんぷら油
家庭や飲食店から出る廃食用油を精製した、「C-FUEL」といわれるバイオディーゼル燃料(軽油の代わりの新しい生物燃料)を使用するレースカーが、世界ではじめて公式レースに参加、7時間のレースを完走しました。

この「C-FUEL」、まだまだ広く知られてはいませんが、実は、環境サミットが行なわれ環境に対する意識の高い京都市では既に実用化されています。
例えば、市内に設置された回収拠点に集められた廃食用油を、ボランティアの方々が集めて精製工場へ運び、そこで精製された「C-FUEL」で市のゴミ回収車全220台が走っています。

「C-FUEL」の特徴は、リサイクルはもちろん、地球温暖化の原因となるCO2を約10%削減、酸性雨の原因である硫黄酸化物はほぼゼロ、さらに、ディーゼルの象徴とも言われる黒煙を最大1/6に削減することで、新時代のクリーン燃料として今、世界が注目しています。

この「C-FUEL」の安全性や実用性を世界に発信すると同時に、モータースポーツの未来の新しい方向性を探ろうと、耐久レースに参戦したわけです。

レースでは途中、マシントラブル等もあったんですが、結果は、完走。モータースポーツやクルマ社会の新たな扉を開けました。

チーム名は、「C-FUEL エコレーシングプロジェクト」。
総監督は日本を代表する往年の名ドライバーのひとり、あの松本恵二さん。レース後に、感想を伺いました。
「まあ無事に終わってくれたのが一番嬉しかったよ。みんな怪我せんと、事故も起こさず。(速いマシンの)よけ方も上手かったし。この一つのレース出るだけで、物凄い沢山の人にね、天ぷら油で動いて、なおかつディーゼル車でレースができたと。今日のここの関係者だけでもね、もう一生忘れられない出来事やね。だから最高に嬉しいです。協力ありがとうございました。」

ドライバーは、元F1ドライバー、冒険家としても活躍中の片山右京さん、
「本当にね、鹿島くんとえりちゃんと奈々美ちゃんと4人で、こういうのをやって完走できると思わなかったし。でも完走したことでね、2つ手に入れました。ひとつはバイオフューエルがとにかく環境に良い可能性を持ったものだということ。もうひとつは僕個人のことなんだけど、ずっとF1を降りてからモータースポーツを斜めに見ていて、ちょっと“もうモータースポーツなんて”とか思っていたのが、レースを始めた時の自分に戻れた気がしてね。言葉じゃいえないんだけど、なんかこう、胸が熱いです」

今シーズンからヴィッツレースに参戦しているタレントでレーサーの塚本奈々美さん、
「やっぱりすっごいいい経験で。みなさんに凄い感謝していまして。環境にも優しいんですけど、私はクルマにも優しくなれました(笑)」

ゴールを担当したのは元自動車学校の教官でタレント、レース初挑戦の北川えりさん、
「本当にね、回りを走っている方も精神的に大変だと思うんですけど、なんかこう明るさも伝わってきて楽しかったんですよ。ちょっと胸がキュンとなりました。なんかモータースポーツでこういう風に感じたのは、実際に走ってみないと感じなかったかなって思いましたね。」

そして、私レーサー鹿島というドライバーラインナップでした。
「近い将来、こういった燃料でも様々なレース、ハイスピードのレースが行なわれる予感・・・むしろ実感があります!」