クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
星条旗
片山右京photo
photo by R. KASHIMA
片山右京
Profile
本名:片山右京
生年月日:1963年5月29日
サイズ:165cm/60kg
出身地:東京都

1983年、「筑波FJ1600Bシリーズ」へ参戦、いきなりチャンピオンに輝く。その後フランスに渡り「F3」で活躍、帰国後に「全日本F3000レース」チャンピオンを獲得し、F1へ! 小気味よいドライビングでF1界でも人気を集める。
1999年、トヨタチームの一員として、「ル・マン24時間耐久レース」に出場。日本人トリオとして史上最高位の2位をGET!!

片山右京
 PART2 (7月25日放送)

今週は先週に引き続きまして、「ル・マン24時間耐久レース」で見事2位を獲得しました、レーシングドライバーの片山右京さんをお迎えしております。レーサーとしてのトレーニングから日々のカーライフ、そして恒例の「夢」などを伺っております。ジックリお楽しみ下さい。

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降りても…

鹿島 :突然ですけど右京さん、首太いですね。

片山 :そうですか? コレでもF1やってた頃よりは4〜5センチぐらいは細くなったんですよ。だからね、ワイシャツとかって首まわりに合わせて買うじゃないですか? そうすると袖が昔の長袴状態なって(笑)…

鹿島 :(微笑)一番太かった時はどのくらいあったんですか?

片山 :43〜43.5センチぐらいです。レースが終わると少し筋肉がパンプアップしてて、44センチとかになってますね。まあ、見られたモンじゃない状態ですね。

鹿島 :1996年にボクがあるレースでちょっとクラッシュして、医務室に運ばれたんですね。その時、医務室の先生が右京さんの話をしていらしたんです。「日本で走っていたときと体型が全然違う」と。当時は右京さん、F1をやっていらしたんですけど、昔とはもう別人(のような体型)だって。それで「君たちもちゃんと体を鍛えないといけないよ」と言われまして。実際のところ、国内で走っていた頃とは違ったんですか?

片山 :僕、陸上をやっていたんですけど、身長163センチで体重が47とか48キロしかなかったんです。だからレースを始めた頃は筋肉が足りなくて苦労したんですよ。とにかくプロテイン入りの団子とか、牛乳を1日4リットルとか飲んでました。それでウエイトをやったり、F1に行ってからはテストで走り込みましたので、体重が62キロぐらいまでになって、胸囲も1メートル以上ありましたね。その当時に比べると、今は8センチぐらい落ちていますけど。僕自身としては、絞れてきて、持久力は今の方があると思うんですが。

鹿島 :筋肉というのは、つき過ぎても良くないですよね。

片山 :だから、そういう意味では必要最小限の筋肉……ストリングスといって、とにかく長く、イイ働きをしてくれる、効率のいい筋肉ですけど、これを作ることが大事ですよね。


ガンバってるんだヨォ!

鹿島 :トレーニングはどんなことをされているんですか?

片山 :基本的には有酸素(運動)系なんですよ。週3〜4回、どんなに仕事で前の日遅くても、朝辛くても、とりあえず1時間半から2時間は走ります。時間じゃなく距離で決めているんですけど。15キロ走る日、20キロ走る日とか。あとはマウンテンバイクに乗ったり、友達とテニスしたり、バドミントンをやったりとかですね。あんまりジム行くのは好きじゃないんですよ。飽きちゃうんです。マシーン漕いでも景色は変わらないですからね。

鹿島 :レーサーのトレーニング・シーンって、テレビではあまり放送しませんよね。走るのは機械(車)だから、ドライバーは鍛えてないんじゃあないかと思っている方もいますからね…。

片山 :やったら大変なのがわかりますよ。夏なんてネ、ドテラ着て走ってますから(笑)…

鹿島 :(笑)夏なんて特に、レーシングスーツ、暑いですよね。GT選手権のスープラなんかもう、当然エアコンなんてナイですから…車内は何度くらいになりますかね?

片山 :あれネ…(苦笑) スープラの中が何度あるかはちょっとわかないですけど、この前、山口県のMINEサーキットで走ったときはさすがに「勘弁してくれ!」って言ってね。クールスーツ(体を冷やすスーツ)を引っぱり出してきて、久々にそれを着て走りました。

鹿島 :8月8日のGT選手権あたりは、もう! アツ〜ッイんじゃあないですかネ!?

片山 :ウーン。想像もしたくないですねェ…

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「レースでは譲りませんね。どこまで勝負できるか… エンターテイメントですよ」