クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

ナマで歌うよ!
松崎しげる

鹿島 :松崎さん、プレイベートではどんな車に乗っていらっしゃるんですか?

松崎 :やっぱりね、古き良き時代が好きでね…自分がちょうど18歳の頃ですかネ。初めて見た220SEというベンツの車があるんです。クーぺなんですけど、この車にものすごく憧れを持っていて…15年くらい前に220に会いましてネ。それからですネ。今は250SEってのに乗ってます。

鹿島 :それは、60年代のですか?

松崎 :そうです。67年ですから、33歳です。その古き良き時代の車を自分が運転しているとネ、その白ハンドルとウッドパネル! それを見るとネ、仕事が終わって良かったという、なんかこう…「お疲れさま」をネ、車が言ってくれるような感じがするんですよ…

鹿島 :67年製のクルマというと、普通は「67年式」じゃあないですか。それを松崎さんが「33歳」って言われたとき、車をモノではなく、ある種、人として見ているなって気がしたんですけど・・・

松崎 :そッすね。僕が1949年生まれですから、67年代の車というのは、まあ、18歳、19歳の一番血気盛んな頃に見て、それを欲しいと思ってましたから・・・それがこの年代に来てやっと手に入るんですから。
新しい車を見ていいなあと思うんですけど、「乗る!」ってところまではいかないですね。逆にちょっと手間が掛かる、なんかイタズラしそう、というのが好きみたいですね。


鹿島 :67年式のメルセデスですと、乗っていらっしゃってもいろいろとダダをこねたりとかあるんじゃあないんですか?

松崎 :そうですね。まァ、夏休みといいますか、エアコンの必要な期間というのは、ちょっとパドックでお休みっていう・・・。なんかネ、3シーズンだけでも、やっぱり彼を動かしてあげたいなっていう…ネ。

鹿島 :ちなみにカーステレオとか、エアコンは付いているんですか?

松崎 :一応、カセットだけは装備しています。ただ、あまり電気系統はイジらないように、なるべく自分で生で歌うようにしています。夏場ですとビーチボーイズですよね。もう、窓開けてワァーッと。
やっぱりリゾートが似合う車っていうか、都内では息が切れてかわいそうだなってネ。


昔話


鹿島 :67年式の250以外のヴィンテージカーで、困ったエピソードとかありますか?

松崎 :一番最初に僕が乗った車が、フォード・マッハ1っていうムスタングなんです。その頃免許はなくて、マネージャーが運転してたんです。
ちょうどね、東京が大洪水だったんですよ。神宮外苑のところで、もうホント、水が車内に入ってきそうなぐらいだったんです。そしたら、白い煙を吐きましてネ、停まっちゃったんです。それからずっと立ち往生して、なるほどダダをこねる車なんだと思いました。
まあ、古き良き、ダダをこねる時代っていうのは、なんとなく芸能界にもありましてね。何でも自由だった頃の芸能界つうか、年功序列がハッキリしててネ。最近はそういうのがなくなってきつつあって、古き良きモノってのが、お金がないとなかなか大切にしないというか、粗大ゴミ扱いされちゃう部分ってあるじゃないですか! 芸人にしてもそうですし…。
でも、やっぱりその時代を反映した部分、「ア〜ッ! やっぱり俺はこれを観て生きてきたんだァ!」とか、「これが欲しかったから芸能界入って来たんだァ!」とか、イロイロありますよね。
僕はギターのコレクションもやってるんですけど、それもやっぱりヴィンテージカーと同じように、古き良き時代のモノがあると自分の原点に戻れるという。皆さんが写真観て想い出を語るのと同じように、その車を観ると時代背景とか、流行った曲・ファッション・ヘアスタイル、もう全部こう、走馬燈のように出て来ちゃうんです。
それから車自体のスタイリングにすごくロマンがあるというか、あの丸味っていうか、なんか職人の生き方まで感じさせる部分ってあるじゃないですか!


鹿島 :ありますよね。

松崎 :いいですよね!

鹿島 :そうですネ。そうおっしゃる松崎さんも、今日は素敵ですよネ。

松崎 :いやいや、僕もね、芸能界のシーラカンスにならないように頑張りたいと思うんだけど、もう人呼んで芸能界のイリオモテヤマネコなんですよ。

鹿島 :ハハハ… ご自分で名乗ってるんじゃあないですか!?

松崎 :まあ、自分でキャッチフレーズ作るんですけど・・・ウマいの出来ちゃったなァ。コレ!

鹿島 :そういえば「歩くメラニン色素」って、ボクが小学生のころ…松崎さんがテレビで言ってらしたのを思い出しました。

松崎 :なるほどネ。その前までは、僕は「恋する病原体」という汚名を取ってましたから。本当に車を動かすや、ハートのマークをパッ!パッ!パッ! と外にふるまいてたみたいで・・・

鹿島 :いや〜、ますます盛り上がってきました。チョット話が終わりそうもないので、この続きは来週と言うことで、来週もお願いします。

松崎 :来週も来るぞ!! 鹿島ァ〜!!
今週は、松崎しげるさんをお迎えいたしました。40歳で免許を取得。お話もエネルギッシュでした。

ドライバーズサロン、来週も松崎しげるさんをゲストにお招きしてお送りいたします。お楽しみに。
back home