Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

僕の29年間の全てを伝授したい
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鹿島 :NODAレーシングアカデミー高等学院の講師陣の紹介をサイトで見たのですが、例えばロジャー安川選手がかなり上の方に出ていましたね。

野田 :ウェブサイトの講師陣のところに色々と名前が連ねてありますけど、それ以外にも今後は講師陣も増えていきます。メディア関係、色んな企業も賛助会員としてこの学校を応援しようとしてくれています。そういった企業の方々にも応援してもらって、プロになった時の対スポンサーさんの活動方法やプレゼンテーションの仕方、それからメディアに対してどういう対応をしたらいいのか、インタビューをされた時には一言一言、プロとして言葉を選んで。もちろん自分の気持ちを素直に伝えることも大事なんですけど、やっぱり一つの言葉っていうのは一歩間違えば誤解を生むことがありますから。その気がなくても特に若い子たちがつまらないことでつまずくのは良くないと思うし、そういうこともきっちり勉強してもらいたいなと。万が一プロになれないこともあります。それからプロになっても一生できるわけではないです。第二の人生という時もいつかは来るわけです。そういう時にきっちりと一般過程を含め企業との対応、言葉の使い方とか、そういったこともきっちり勉強していくことは決してマイナスになるわけではないので、実践を踏まえて、企業を訪問させてもらったりして勉強させていきたいなと思っているんですね。

鹿島 :野田さんはレーシングドライバーとしてのキャリアは何年間だったんですか。

野田 :ええと、29年レースやり続けましたね(笑)。

鹿島 :そのノウハウをフル投入っていう感じですよね。

野田 :はい。全部教え込んで。テレビをつけた時にうちの教え子たち同士が世界のメジャーレースでチャンピオン争いをしているなっていうのを観るのが夢ですね。やはりドライバーだけではなくて、これからはいいマネージャーがこれから必要になってくると思うんですね。自分がF1経験した時っていうのは、実際にF1のチームに行って、オフィスの中で目の前にチームオーナーがいて、その隣にチームマネージャーがいて、その横に弁護士がいて。

鹿島 :フフフ。

野田 :その3人を相手に契約書を突きつけられて、当時24歳の僕が1人で交渉をしていたわけですね。でも24歳の小僧がそういうつわもの3人を相手に自分の望むような展開に持って行けるわけでもないし、しかも全て英語なわけです。それを、優秀なマネージャーが横についてあげて体制を作ってあげる。そして「お前はきっちり結果だして走れよ」と。そういうチームワークが日本人のF1チャンピオンを生み出すには必要だと思うんです。だから自分が学校を作る。そこで良い選手を育てる。その先にもうひとつ自分が出来ることは、そういうところまで考えてこの先を見ていくことだと思っています。





子どもたちの夢を後押しするために
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鹿島 :NODAレーシングアカデミー高等学院、授業料はおいくらくらいなんですか。

野田 :決して安くはないですけど年間700万円、3年間で約2100万円くらいになりますね。

鹿島 :この中に全寮制の費用や、マシンのオイル代やガソリン代、タイヤ代も入ってくるんですか。

野田 :全て含まれています。年間の走る消耗品、スペアパーツも。月曜から金曜まで毎日サーキットを走りますので、距離にしたらすごい距離ですよね。1人の生徒が使う年間のタイヤセット数が52セットを予定しています。もちろんそれにガソリンやオイルも必要ですし、スペアパーツもかなり消耗します。そういうものを全て含んでその金額です。

鹿島 :これはフラットに考えて、これだけのカリキュラムで700万。仮にお父さんやお母さんが個人でこんな状況を用意できたとしたら相当な金額ですよね。

野田 :実際、このカリキュラムが実現できたのはやっぱりツインリンクもてぎさんの協力があり、地元の茂木町の協力があり、そして茂木町の住民の方々の協力がありました。寮に関しても地元の建設会社で「よし、じゃあウチで寮を作るよ」と言ってくれる社長さんが出てきたり、そういう意味では色んな方々の協力がありました。それだからこそこのカリキュラムを700万円という金額で実現できました。実際にこれを全て普通の形で組んでいくと1300万円から1400万円くらいの費用が掛かってきてしまうと。なおかつその中から優秀な成績を収めた子はスカラシップを受けて、卒業した年にフォーミュラカーのレースにデビューすることができるので、頑張ってもらったらそういう夢につながっていきますよ、ということも全て含んでの金額です。

鹿島 :素晴らしいですね!

野田 :本当にほかのスポーツと違って、残念ながらレースは少しお金がかかりすぎてしまう。夢を持っている子どもたちが、実力があってもなかなか実現できない。少しでも良い環境の中で夢をつかんで欲しいなと思います。700万円という金額が年間でかかってきますけど、可能性のあるお子さんをお持ちのお父さんお母さんは、頑張ってもらって、自分の子どもの夢を実現させるお手伝いをして欲しいなと。自分自身も1人の子の親としてね、非常にその気持ちが分かります。自分の子どもが今後活躍していった時に、やはり最大限の努力はするだろうなと思うし、預けられる子どもの立場だったらそれに応えられるようなね。とにかく自分が経験したことの全てを教え込んでいきたいなと思いますね。

鹿島 :まずは公式サイトをチェックして頂いて、そこから、これはなるべく直接お話を聞いた方が良さそうですね。

野田 :そうですね。1人1人の生徒が、色んな違う才能を持っているし考え方も違う。親御さんの考え方も違う。だからそれぞれ問い合わせを頂いて、どういう目的を持って進んでいくかというのを一緒になって話し合ったうえで、この学校のカリキュラムを理解してもらってね。だから気軽に、学校に入学するしないは別にして、お子さんが頑張ろうとしている気持ちがあるならアドバイスもできると思うので、気軽にコンタクトを取ってもらっていいと思います。自分は去年で引退した身ですから、何もかも包み隠さず皆さんにお話ししていきたいなと思っています。

鹿島 :今日は日曜日で、ちょうど家族でドライブ中の方もいらっしゃると思います。NODAレーシングアカデミー高等学院、高校卒業の資格を取得しながら、全寮制で月曜日から金曜日までツインリンクもてぎのサーキットで練習ができるという。最高です。また途中経過ですとか、来年開校されたあとにも色んな情報を教えて頂いたり。

野田 :そうですね。

鹿島 :そしてぜひ、卒業生からプロドライバーが出てきた時にはこの番組にブッキングして頂きたいと思います。

野田 :ありがとうございます(笑)。

鹿島 :ありがとうございました。






今週は、国内はもとより、F1、インディ、ル・マン24時間など
様々なレースでの活躍を経て、昨年現役を引退。
来年の春、栃木に開校するレーシングドライバー要請のための学校、
NODAレーシングアカデミー等学院の学院長を務める野田英樹さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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