Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

雨のナカジマか、雨男のナカジマか

(6月26日放送)
中嶋一貴

中嶋一貴
(なかじま かずき)

出身  :愛知県
生年月日:1985年1月11日
身長  :175cm
体重  :60kg
血液型 :RH + A

10歳の時にレーシングカートを始め、99年には鈴鹿選手権ICAクラス総合優勝。2002年、フォーミュラ・トヨタ・レーシングスクール(FTRS)入校。FTRSのスカラシップを受けてフォーミュラ・トヨタに参戦し総合優勝。2004年、全日本F3選手権にステップアップ、開幕2連勝を飾る。2005年には全日本F3選手権でシリーズ2位を獲得し、翌年からユーロF3、GP2、F1とステップをかけ上がった。2011年は、国内ふたつのトップカテゴリー、ファーミュラ・ニッポン、スーパーGTに参戦中。父親は元F1レーサーの中嶋悟氏、弟はフォーミュラ・ニッポンに参戦中の中嶋大祐。

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない各界の有名人をゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は先週に引き続きまして、F1ドライバーを経て、今シーズンは国内の2つのトップレースで活躍しているレーシングドライバーの中嶋一貴選手をお迎えします。じっくりとお楽しみ下さい。

雨を呼ぶDNA
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鹿島 :先週に引き続き、今週のゲストは中嶋一貴選手です。よろしくお願いします。

中嶋 :よろしくお願いします。

鹿島 :今年は国内最高峰のフォーミュラレース、フォーミュラ・ニッポンですでに優勝もしていますが、兄弟対決&親子対決という切り口が専門誌やスポーツ新聞で取り上げられていますよね。

中嶋 :そうですね。逆に言うとそれしか切り口がないのかなと思うくらい(笑)。

鹿島 :中嶋悟選手、現監督は本当にカリスマ的なF1ドライバーで、半径5メートル以内に近づくと、今でもやっぱり緊張しますもん(笑) そういうの分かります?

中嶋 :全くわからないですね(笑)。

鹿島 :ですよね。息子ですから(笑)。息子さんが中嶋一貴さんで、さらに弟さんが中嶋大祐。いま同じフォーミュラ・ニッポンで子ども同士がライバルで、かたや弟さんのチームの監督が中嶋悟監督という。こういう構造って今まで無かったですよね。

中嶋 :あまり無かったでしょうね。

鹿島 :どうなんですか実際。3人の関係は今までと変わるんですか。

中嶋 :いや、何も変わらないですよ(笑) 父に関してはチーム監督ですので、僕が直接戦うというよりはチーム自体と戦うという形なのであまり意識しないです。弟に関しては、今まで一緒にレースをしたこともないので、不思議な感じではあります。実際に予選ではなかなか競り合う位置にいたりして、ちょっとそれはそれで問題なんですけど、まあレースが始まってしまえば僕以外にも15人いるわけですし、そのうちの1人です。優勝を争っている以上、他にも強力なドライバーがたくさんいるのであまり意識はしていませんね。モニターがあれば弟の名前は見ますし、向こうがスピンしていればもったいないなと思いますけど、まあそれくらいですね。

鹿島 :中嶋悟さんのDNAを受け継いでいるな〜と感じる瞬間や行動ってあるんですか。

中嶋 :しゃべると、仕草や色んなところが「似ているね」と言われることはありますよね。自分は意識はないんですけど。あとは、うちの父は“雨の中嶋”と言われていましたけど、僕もやたらとレースで雨が降るんですよね。関係ないと思いますけど、そういうところも無くもないのかなと。

鹿島 :スーパーGTも今年デビューでしたけど、雨の中で非常に安定した素晴らしい走りを展開していて。

中嶋 :雨は嫌いではないんです。かといって雨の中で特別速いとも思っていないんです。ただ、開幕戦の富士も雨だったし、岡山も雨だったし。フォーミュラ・ニッポンに関しても雨の中のテストで、オートポリスもほとんど雨に近いところからのスタートだったり、常に雨が絡んでますね。

鹿島 :ちょっといいですか、話の腰を折っちゃいますけど…それって単純に雨男じゃないですか(笑)。

中嶋 :かも知れませんね(笑) ちょっとそういう自覚もあるので、レースを取材する立場の方にはちょっと申し訳ないという気持ちもあります。

鹿島 :でも本当に中嶋一貴選手が雨雲を呼んでいるとしたら、たぶん引退した後に別の道がありますよ。スピリチュアル方向で稼げるかもしれない(笑) 全くの余談ですけど。でも本当に、僕は中嶋悟監督が選手の時代、まだ中嶋さんが30代の頃にトークショーでご一緒させてもらったことがあるんですけど、正直、2005年くらいの中嶋一貴選手はそんなに似ているなと思わなかったんですけど、今日改めてスタジオでお話をしていると、30代当時の中嶋悟さんの雰囲気がありますよ。

中嶋 :僕はまだ20代ですけどね、もう30代になっちゃったんですかね(笑)。

鹿島 :いや(笑) なってないんですけど、すごく冷静で言葉を選んで、もっとカッコつけてもいいんじゃないかというくらい謙虚で。

中嶋 :ああ、そういうのはないですね。カッコつけているのが一番カッコ悪いと思っちゃうので。

鹿島 :なるほど。

中嶋 :そういうところは似ているのかも知れませんね。

鹿島 :でも今シーズンは、兄弟対決、親子対決でどんどん盛り上げてもらいたいと思っている人も多いと思いますので、楽しみにしています。

中嶋 :せっかくの機会ですので、その期待に応えられるようにしっかりと。結果もレース自体も楽しんでもらえるようにしたいですね。


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