Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

クルマに関わる我々にできること

(3月20日放送)
倉嶋源

倉嶋源
(くらしま はじめ)

1998年、三栄書房へ入社。人気の改造車マガジン『OPTION』へ配属される。その後、ほぼ10年間、アフターパーツ関連の雑誌に在籍。数百万円のハードパーツから数百円のカーアクセサリーまで守備範囲はワイド。『CarGoodsMagazine』には2005年より在籍。2006年に副編集長、翌年から編集長を務める。

■カーグッズマガジン公式サイト
http://www.cargoods.gr.jp

今週は、スペシャルバージョンでお送りしています。変わっては、緊急時に役に立つ、クルマまわりの様々なグッズに詳しい方に電話で伺います。

ワックスからカーナビゲーションに至るまで、ありとあらゆるカーグッズに精通しているスペシャリスト。三栄書房の雑誌『カーグッズマガジン』編集長の倉嶋源さんです。

生傷が絶えません
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鹿島 :ごぶさたしております。よろしくお願いします。さっそくなんですが、今回の大震災の夜にですね、私は都心で大渋滞に遭いまして、普段だと30分くらいの距離を10時間近くかけて自宅に帰ったんです。その時に不覚にもガソリンの量が少なくて、ガス欠状態になってしまいまして、JAFに電話したんですけど、もう都内は渋滞で「到底ケアが難しい状況で、時間も読めません」ということで本当に困りました。やっぱりこういう時は大変だなと痛感したんですが、カーグッズマガジンの編集長の倉嶋さんとして、緊急時にクルマ周りで役に立つアイテムをご存じかと思うんですけど、色々ご紹介下さい。

倉嶋 :クルマに何か起こって脱出できないこともあると思います。ライフハンマーというのはご存じかと思いますが、あれは結構重くて使いにくかったりするんですよね。

鹿島 :これは水の中などで、ドアが開かなくなった時にウィンドウを破るためのものですか。

倉嶋 :そうですね。ドアが開かない場合にガラスを割るような重いハンマーが昔からありますよね。でも最近は手のひらサイズのキーホルダーで、スイッチを押すことで簡単にガラスが割れるようなものがあります。

鹿島 :これは電池式なんですか?

倉嶋 :いえ、電池ではなく機械式というか、スイッチをそこそこ強く押す必要があると思うんですが、押すことで先端が尖ったモノが瞬間的に飛び出すような仕組みになっています。

鹿島 :これはじゃあ力のある男性だけではなくて?

倉嶋 :そうですね。女性にも扱いやすいようになっています。数千円で買えるものですね。カーショップにも売っています。

鹿島 :それから、緊急時のために、ファーストエイドキット、絆創膏や包帯などがパッケージされたものが入っているクルマもありますけど、一般的にはなかなか無いじゃないですか。こういったものも色々と種類があるんですか。

倉嶋 :通常のポーチに入ったもの、あるいはバイザーにくくりつけておいていざという時にすぐに出せるものだったり、そういったものがありますね。

鹿島 :バイザーにつけられると、緊急時には、トランクの奥底にしまっておくより手近にあるので使いやすいかも知れませんね。

倉嶋 :そうですね。乗員がすぐに動き出せるような位置にないかも知れないですし、手の届きやすいところに、ふと気づいた時に届くというのはすごく大事なことだと思います。

鹿島 :これは大体、お幾らくらいなんでしょう。

倉嶋 :色々種類はあるかと思いますが、数千円程度で買えるものですね。

鹿島 :それから、例えば立ち往生したり、雪で走行不能になったりしてクルマの中に泊まるということが起きて、今回もガス欠をしたクルマの中では寒くて過ごせないというニュース映像も見ました。車中泊のためのグッズはいかがでしょうか。

倉嶋 :近年、車中泊がブームになっていて、数も種類もだいぶ多くなってきています。用途としては、外からの視線を避けるための簡単なカーテンですとか、あるいはシートのすきまを埋めて、座った体勢から少し寝た体勢に出来るようなものであるとか、そういったものがありますよね。

鹿島 :今回の報道でありましたけど、クルマのシートで座った状態で同じ体勢を取っているとエコノミークラス症候群に近い症状が出やすいということもあるようですね。

倉嶋 :そうですね。通常はクルマから出て運動してください、と言われます。しかしなかなかそうもいかない人のためには、姿勢を変えやすくするようなクッションやサポーターのようなものが有用だと思います。

鹿島 :あとはクルマの中で食事を取るというシチュエーションも十分考えられますよね。

倉嶋 :そうですね。渋滞に遭われた時のために数多く商品が出ていますけど、運転席まわりでも、ちょっとしたドリンクホルダーを利用してトレイを差し込めるようなものであるとか、あとはシートバックにつり下げられるようなものもあるので、ずいぶん長い時間クルマの中で過ごす場合でもリラックスできるものが数多くあります。

鹿島 :あとは、万が一立ち往生してしまった場合、交通量の多いところだと危険だと思うんですが、クルマのトランクに入っている備え付けの三角灯以外に、日中でも目立つようなグッズってあるんでしょうか。

倉嶋 :反射式のようなものは昔からありますけど、そうではなくて自ら発光するようなフラッシュタイプ、ストロボのようなものが最近は手頃に入手できるようになりました。クルマから降りてクルマの近くに置くものではなく、ボディに取り付けられるマグネットタイプのものなどがあります。クルマの中からでも貼り付けられます。

鹿島 :その他に何か、いままでのご経験から緊急時に役立つものがあれば教えて下さい。

倉嶋 :やはり、クルマが立ち往生してしまって、車内で過ごすということになると、あまりエンジンをかけ続けるのもよくないですし、そういった時、冬場に暖を取るためのFFヒーターという車載用のヒーターがあります。これはエンジンを掛けなくても暖を摂れます。お値段は張りますが結構有用ですね。

鹿島 :これはシガレットから電源を取るんでしょうか。

倉嶋 :いや、燃料は配管が必要です。キャンピングカーなどでよく使われていまして、一般乗用に、燃料を安全な形で燃やして暖を取るヒーターですね。

鹿島 :恥ずかしながら、これだけクルマが好きなのに知りませんでした。

倉嶋 :結構、まだまだありますよ。

鹿島 :これはお値段は?

倉嶋 :これは商品の単体だけでなく、取り付けがプロの業者が必要なので10万円を超えるようなものが主流になると思います。

鹿島 :ただ、本当に何かあった時に、いままでお伺いしたものは大体が数千円くらいでしたよね。カーナビやクルマの内外装に凝るのもひとつのクルマの楽しみ方ですが、これからはカーショップに行った時に、ちょっと身を守るためのグッズをチェックするのも非常に重要ですね。

倉嶋 :そうですね。バッテリーなど電気に苦労されている方が多いと思うのですが、ちょっとした充電用にクルマのバッテリーを使うのではなく、ソーラータイプの充電器、アクセサリータイプを一つ持っておくとなにかと便利です。あとはシガーライターソケットを使って充電するにも、USB端子を備えたタイプのものがありますので、身の回りのスマートフォンだとかにも、何かあった時に役に立つと思います。

鹿島 :さすがスペシャリストです。ありがとうございました。そしてカーグッズマガジンの最新号も発売されたばかりですよね。

倉嶋 :地震の影響もあって、17日発売のところが18日発売になったんですが、ちょっとした電気関連のメンテナンスで使える付録もつけた特大号になっています。

鹿島 :具体的にその付録というのはどういうものなんですか。

倉嶋 :ちょっと説明が難しいんですが、フェルトペンタイプで、バッテリーの端子に塗ってあげるだけですごく感度がよくなるというメンテナンス剤です。

鹿島 :これは書店、コンビニでチェックして頂きたいと思います。ありがとうございました。


ドライバーズサロン!
今週はいつもと少し違ったスタイルでお送りしました。

大変な日が続いていますが、
みなさん、どうかくれぐれも安全運転をお願いします!




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