Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

ボクが乗り物に惹かれるワケ

(3月13日放送)
THE BOOM 宮沢和史

THE BOOM 宮沢和史
(みやざわ かずふみ)

1966年山梨県甲府市生まれ。
THE BOOMのボーカリストとして1989年にデビュー。
『島唄』、『風になりたい』をはじめとする数々の名曲を生み出す一方で、SMAP、MISIAなど多くのミュージシャンに詞や曲を提供している。クルマの他、自転車、オートバイにも精通する、自称“乗り物全般好き”。愛車は車中泊可能なミニバン、70年代の伝説的なオートバイ他。

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない各界の有名人をゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、旅と、日本と、クルマを愛してやまないアーティスト、THE BOOMの宮沢和史さんをお迎えします。じっくりとお楽しみ下さい。

伝説的バイクはシルバーメッキ
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鹿島 :先週に引き続きまして、ゲストはTHE BOOMの宮沢和史さんです。よろしくお願いします。

宮沢 :よろしくお願いします。

鹿島 :先週は、釣りの心から日本の心、そして車中泊に至るまでかなり幅広いトークでした。

宮沢 :フフフ。僕の趣味をちょっとひけらかしすぎました。反省しています。

鹿島 :そういう番組なんです。むしろ嬉しいです。そして自転車とオートバイも乗られるという話が先週ありましたが、自転車はロードレーサー系ですか?

宮沢 :そんなに本格的にやっているわけじゃないんですよ。形としてはロードバイクなんですが、ちょっと旅仕様に改造できるもので、かつてランドナーという呼び方をした車種です。そんなに本格的じゃないんですが見た目はロード系で、色んなねじ穴がついていまして、ロングツーリングに改造できるようなバイクですね。

鹿島 :これは具体的に言いますと、ハンドルの位置や角度を変えたりとか、そういうことですか。

宮沢 :旅をするには荷物を積まなければいけないですよね。雨が降ったらフェンダーがないとビショビショになりますよね。ライトもちゃんと点滅するものじゃないと旅では危ない。そういうものが後から装着できるように最初から設計されているんですよ。

鹿島 :なるほど!

宮沢 :そうすれば旅用にもなるということで、これは自分に合っているなと思って。スピードを出したいだけではないので、タイヤのサイズもマウンテンバイクのように小さいし太いですし、ちょっとした悪路でもアスファルトの段差でも乗り上げられるような、旅向きのものですね。

鹿島 :これは何年くらい乗られているんですか。

宮沢 :まだ1年くらいですかね。いいのに出会ったなと思って。あんまり有名な自転車じゃないんですけど、それを選びましたね。

鹿島 :じゃあこれをクルマの中に入れて、行った先で降ろして走ることもやられていると。

宮沢 :僕はTHE BOOMの活動以外に、弾き語りでギターと三味線なんかを弾きながら一人でツアーをするんですけど、そういう時は車中泊で大きいクルマに自転車をたたんで入れて、旅先で組み立てて走ったりし始めています。

鹿島 :先週、渓流釣りに行く前に毛針を作ったりとか、温泉を見つけてしまったりという楽しさもあるというお話しがありましたけど、自転車を組み立てている時って楽しそうですね。

宮沢 :まあ今の自転車は良くできているんで、あっという間に組み立てられちゃうんですけどね(笑) でもそういうことがいちいち楽しいですよね。旅っていうのは相棒が必要だし、僕は基本的に一人旅が好きなんだけど、でもクルマだったり自転車だったり釣り竿だったりリールだったり、バッグだったり。そういうのって自分の相棒じゃないですか。相棒をいじるのって楽しくてしょうがないですね。あとはクルマで走っていると見えないものがバイクだと見えたり、オートバイでは気づかないことに自転車で気がついたり、歩くとまた全然違うからね。同じ乗り物でも見え方が違いますよね。街にしても田舎道にしても。そこが乗り物全般が好きな理由かも知れない。

鹿島 :特に自転車に関しては、「あっこのカフェに寄りたいな」と思ったら、ちょっと自転車を駐めるスペースさえあればすぐ止まれるじゃないですか。クルマやオートバイだとなかなかそういかないケースが多いですよね。

宮沢 :そうですよね。自転車だと、サドルをひっくり返してUターンできますからね。

鹿島 :オートバイはどうなんですか。

宮沢 :オートバイは、やっぱり子供の頃に憧れたのがいいなと思って、古いバイクを2台。

鹿島 :なんですか。

宮沢 :400ccなんですけど、ホンダ400FOUR。

鹿島 :おお〜っ! 渋い!!

宮沢 :と、DAXの2台ですね。

鹿島 :うわぁ〜っ! 何年式ですか。

宮沢 :72年くらいじゃないですかね〜。

鹿島 :両方ともですか。

宮沢 :うん。DAXの方はだいぶ後にレプリカが再発売になって、それに乗っています。ホンダの400の方は70年代のアメリカにあったものを日本に持って来て、売っていたんですよ。

鹿島 :これはオリジナル状態で乗られているんですか。

宮沢 :多少・・・交通ルールの範囲内で改造はちょこちょこやってます。

鹿島 :フフフ、色は何色ですか。

宮沢 :メッキです。

鹿島 :メッキ!

宮沢 :赤を買って黄色につけかえたんですけど、メッキもいいかなと思って。

鹿島 :タンクもメッキですか。

宮沢 :ええ。

鹿島 :シルバーメッキ。

宮沢 :うん。

鹿島 :うわあ、相当目立ちますね。

宮沢 :意外と合いますよ。誰もやってないですけどね(笑)。

鹿島 :でも街で乗っていたら、愛好家の方に声を掛けられますよね。

宮沢 :よく掛けられますね。それで、70年代にやんちゃ行為をする中でも、比較的おぼっちゃま系が持つ、ブルジョアなやんちゃ坊主たちが愛したバイクらしいんですよ(笑)。

鹿島 :フフフ!

宮沢 :僕は子どもだったから分らないんだけど。だからそういう系の方たちが声を掛けてくることが多いですね。信号機待ちとかで「おおお〜っ」って。なんか嬉しくて(笑)。


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