Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

クルマとお金の大事なハナシ

(12月5日放送)
伊藤雅子

伊藤雅子
(いとうまさこ)

株式会社エムアイカード・フィナンシェルジュ担当長。
18年間の生命保険会社勤務を経て、伊勢丹アイカード(現エムアイカード)入社。生命保険会社では、職域営業、来店窓口、企業年金等の業務を担当。伊勢丹アイカードで、資産運用相談サービスを開始するのを機に入社し、フィナンシェルジュのスターティングメンバーとして、生命保険のご相談と資産運用のご相談を1つの窓口でお受けする体勢作りを担当している。CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、社会保険労務士有資格者。新宿伊勢丹正面左隣の「フィナンシェルジュプラザ」では無料でコンサルティングを行っている。

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない各界の有名人をゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、保険のスペシャリストです。18年間の保険会社勤務を経て、現在は三越伊勢丹・エムアイカードのフィナンシェルジュのリーダーを務めているファイナンシャルプランナーの伊藤雅子さんをお迎えします。じっくりとお楽しみ下さい。

百貨店にいるお金のスペシャリスト
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鹿島 :今週のゲストはファイナンシャルプランナーの伊藤雅子さんです。よろしくお願いします。

伊藤 :よろしくお願いします。

鹿島 :エムアイカードのフィナンシェルジュで、日頃はどんなお仕事をやられているんですか。

伊藤 :そうですね、エムアイカードってご存じですか。

鹿島 :はい。

伊藤 :エムアイカードっていうのは、三越伊勢丹グループの三越、伊勢丹の店内でお使い頂ける、他でもお使い頂けるんですけど、そのクレジットカードを発行している会社なんですね。昨年までは伊勢丹アイカードと呼んでおりまして、昨年からエムアイカードに社名を変更したんです。そちらの会員の方々向けに生命保険の見直しですとか資産運用、あるいは最近増えている相続やご遺言、不動産などお金に関するかなり広範囲のご相談を承っているところが、フィナンシェルジュというんです。

鹿島 :元々は18年間保険会社に勤務されて、現在はフィナンシェルジュをリードされているわけですけど、今はこのお金に関しましては、元々皆さんお金には興味があってシビアでしたが(笑)、特に年々シビアになってきている傾向がありますから、お忙しいでしょうね。

伊藤 :そうですね。おかげさまでたくさんお客様にお見え頂いているんですけど、残念ながら百貨店の中でそういうご相談が出来るっていうのは、あんまりご存じない方が多いんじゃないかと思うんですね。ですからもっと多く来て頂きたいなという想いと、先ほどご紹介ありましたように私は長いこと保険会社にいたんですけど、保険ってやっぱり勧められて、無理矢理「いかがですか」って言われて入るイメージがありますよね。でも最近は、そうやって入ったけれども自分がどんな保険に入っているのかよく分からない、という方がいて。

鹿島 :あ〜、ありますね。

伊藤 :それで、見直しをされたいというお客様がずいぶん多いんですよ。その時にどこを選ぶかというのは結構ポイントだと思うんですね。私どもですと、16社の生命保険会社の商品を扱っていますから、わりと中立公正って言うとちょっとオーバーですけど、全部絶対に良いっていう会社はないんですよ。ここは良いけどここはちょっと…とか。お客様に、貴方の入っている保険の良いところと悪いところをお話しして、納得した上で選んで頂くというのが、私たちの最大の強みと言いますか。ですから、昔は貯蓄を兼ねた保険って流行していたんですけど、私どもは“保険は保険”と割り切って、お金を貯めるのはまた別の方向でという形です。フィナンシェルジュっていうのは、“ファイナンスのコンシェルジュ”なんですね。ですから単なる保険の見直しだけじゃなくて、保障は保障で割り切って、浮いたお金は資産運用を考えましょうねっていうのが私どものスタンスです。

鹿島 :なるほど。そんな、保険と資産運用のスペシャリストの伊藤さんには、クルマ関係の番組としてぜひ伺いたいことがあります。いわゆる自動車保険の選び方ですね。昔ですと、クルマを新車で初めて買ったら何の疑問もなく自動車屋さんのお薦めや、そこでよく取り扱っているものに入るという感じでした。でも今はテレビCMもすごく増えましたしネットからも申し込みが出来ますし、選択幅が広がりました。だからよく聞かれるんですよね。どういう保険に入ったらいいんですかと。

伊藤 :自動車保険は、昔はどの会社も保険料は同じだったんですね。このクルマだったらいくらくらいって決まっていたんですけど、だんだん外資系が進出するようになりまして、リスク細分型というんですが、事故はあまり起こさない方は安く、逆に事故を起こす可能性があるようなおクルマに乗っている方とか、ご年齢によって高くなっています。別にCMがウソを言っているとは申し上げませんけど、やっぱり一番安くて有利なところをおっしゃるんですね。でも案外、場合によっては高くつく可能性もあるんですね。

鹿島 :それはなぜですか。

伊藤 :やはり、保険会社はシビアに商売でやっているわけですから、なるべく保険を払わなくて済むような方には安くするけど、そうじゃない方からは高く頂かないとペイしないわけですよね。だからご自身がどこに位置するかを考えて頂いて選んだ方がいいと思います。

鹿島 :実際、これからクルマを買おうという方、あるいは買い替えを機に自動車保険の見直しを…という方もラジオを聴いているかも知れないんですけど、ポイントとしてはどこを見ればいいんですか。

伊藤 :今はネットなんかでもお気軽に見積もりを取り寄せられますよね。ただ、ご自身がある程度は分かってらっしゃる方はネットでいいと思うんです。なるべく数社の見積もりを取って安くて有利なところを選べば良いんです。でも、そもそもそれが分からないって方もいらっしゃいません?

鹿島 :あと、興味のない方も。

伊藤 :そうですよね。だからそういう場合は、本当だったら信頼できる代理店をどなたかから紹介して頂いて、まずはそこで話を聞いてみてから考えるっていうのでもいいと思うんですよ。結局ネットだと、「ナントカ特約、カントカ特約」って書いてあっても特約の内容ってお分かりになります? 鹿島さんのような方はお分かりになると思うんですけど、初めておクルマを買った方が、“他車運転危険担保特約”って言われても…。

鹿島 :分からないですね(笑) それは私も分かりません。

伊藤 :それは、自分のクルマじゃなくて他の方のクルマを借りて事故を起こした場合。そういう特約も分からないでお入りになる場合もあるんです。

鹿島 :私は某代理店の敏腕営業マンの方にずっとお世話になっているんで、後者の分かりやすい説明の方は何度も聞いたことがありましたが、最初の専門用語の方は初めて聞きましたね。それくらいかみ砕いて説明してくれているってことなんでしょうね。

伊藤 :ええ。あともう一つは、数年前に保険金の不払い問題があって、特約がだいぶ整理されてきているんですね。そういう点でも分かりやすくなってきているんですけど、やっぱり消費者、保険にお入りになる方が知ろうとする努力をしないとなかなか難しいですよ、やっぱり。生命保険も損害保険もそうです。だから、親切な代理店を見つける、自分でも勉強する、分からないことは恥ずかしがらずに聞くっていうのが大切かなと思います。


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