Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

イリュージョンヴォイスで異空間の扉を開く

(10月17日放送)
藤澤ノリマサ

藤澤ノリマサ
(ふじさわ のりまさ)

声楽家だった父と歌の先生だった母との間に生まれ、母のお腹に宿る頃より唄うことに目覚める。小学校一年生の時、テレビで歌を唄う歌手を見て「自分も歌手になりたい」と思うようになり、小学校三年生の時、初めてステージで歌を唄い、それ以来、人前で歌を唄うことが好きになる。

2006年、武蔵野音楽大学卒業後、ソロアーティストとしてデビューを目指し、精力的に曲作りとライブ活動を行う。2008年春、歌唱力・音楽性が認められドリーミュージックよりデビューし現在に至る。「ポップス」と「オペラ」を融合した「ポップオペラ」というスタイルを提唱する”次世代ヴォーカリスト“。

2010年1月、平原綾香との初のデュエット曲、6月には7枚目のシングル「君に逢いたい/笑顔の理由」、10月には8枚目となるシングル「希望の歌〜交響曲第九番〜」をリリースした。

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない各界の有名人をゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週はゲストに、先日ベートーベンの名曲『第九』をモチーフにしたニューシングルをリリースした、ポップオペラの貴公子・藤澤ノリマサさんをお迎えします。じっくりとお楽しみ下さい。

“イリュージョンヴォイス”と“黄金のトランペット”
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鹿島 :今週のゲストは、ポップオペラの貴公子、この方です。

藤澤 :藤澤ノリマサです。よろしくお願いします!

鹿島 :10月3日(日)、私がプロデュースを務めて8年目の異色のイベント、お台場のMEGA WEBでのレーシングカーと音楽のコラボレーションイベントにご参加頂きました。

藤澤 :ええ。2年連続でありがとうございます。

鹿島 :いやいや、ありがとうございました。

藤澤 :でも楽しかったですね、今年も。

鹿島 :天気も良くて。なんと早い方だと金曜日の夕方7時から入場パスを手にするために。無料のイベントなんですが。

藤澤 :すごいですよね〜。僕が朝入った時には、もうすごい行列ができていましたからね。

鹿島 :本当に異色のイベントで、お台場でレーシングカーを全開で走らせながら、最も速いクルマだと230km/h〜240km/hくらいスピードが出ているんですが、そこにアーティストの皆さんのライブをかぶせていくというイベントです。藤澤さんは、1992年にスポーツカー世界選手権という大きな大会で優勝したトヨタの名車・TS010とコラボ。見たことのないようなクルマですよね?

藤澤 :そう! 僕の曲の時に、実際に横を走って、ちょっと目で追いかけると首が痛くなるほどの速さで、ピュン!っと(笑) 迫力ありましたね。

鹿島 :フフフ。V10といいまして、V型の10気筒の甲高い音がでます。当時はよく「管楽器のような音」と言われていました。

藤澤 :ちょっと“黄金のトランペット”じゃないですけど、そんなような感じでした。かつて、マリオ・デル・モナコというテノール歌手が“黄金のトランペット”と呼ばれていたんですけど、それを感じさせるような音だった気がしますね。そして去年とはまたちょっと違う、去年よりちょっとエンジン音が高かったような気がするんですけど、どうなんでしょう(笑)。

鹿島 :さすがアーティストの方ですから、微妙な違いに敏感なんだなと思います。今年はビンチェロにのせて、完全に歌っている間にクルマが走るという、通常はありえないことに挑戦したわけですけど。

藤澤 :少し不安でしたね。自分の声が聴こえなくなったらどうしようかなという不安はあったんですけど、リハーサルをやってみて本番を迎えて、僕のポップオペラにさらにもう一つの要素が加わって面白いなというのはありましたね。

鹿島 :ドライブを担当したのは関谷正徳さん。いまは監督で、当時は選手としてまさにこのマシンで活躍していたんですが、2回目を通る時は、ステージの前でちょっとスローダウンしてエンジンをあおって、明らかにアレは藤澤さんに挑戦していましたよね(笑)。

藤澤 :アハハ! ありましたよね。あれは2曲目の途中ですよね。

鹿島 :たぶんね、藤澤さんの声がものすごかったからですよ。

藤澤 :僕も負けず嫌いなので(笑)。

鹿島 :スピーカーからクルマに振動が伝わっているはずですから、関谷さんもあそこであおったんだと思います。

藤澤 :いやね、ちょっと負けず嫌いなところがあるので、いつもより力が入りましたね。

鹿島 :やっぱりあの後、さらに声が一段とググっときましたよね。

藤澤 :負けるもんか! みたいな感じで。

鹿島 :本当に不思議な、まさに異空間の扉が開いた、そんな瞬間でしたね。

藤澤 :僕も勉強になりましたね。

鹿島 :ところで当日は、大黒摩季さんにもステージをやって頂いたんですけど。

藤澤 :カッコよかったっすね〜!

鹿島 :ちょうど活動休止前の、公の場でのライブはこれが最後とご本人もおっしゃっていましたけど、最後は予定になかったんですが、アンコールで。

藤澤 :『ら・ら・ら』!

鹿島 :『ら・ら・ら』をやる際に、大黒さんがステージから降りて頂いて、「せっかくですからみんなでいきましょう!」っていうことで。

藤澤 :ねえ、僕たちも直前というか、歌っている時にそれが決まって。僕は『ら・ら・ら』も大好きで、初めて大黒さんにお会いしたんですけど、すごく明るい方で良い方でしたね。同じ北海道出身ということで、色々と北海道の話もさせて頂きました。


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北海道ドライブスポット その2