Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

世界のヒデにローマで作った曲
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鹿島 :ところで、イタリアも結構ドライブをされた経験があると聞いたんですけど。

大黒 :イタリアは、ローマとミラノはそれほどオススメしないですけど、石畳祭はキツイんですけど、近隣のね、中田英寿さん、ヒデがペルージャに行ってローマに移籍する時に、たまたは私は2000年に充電休業したので、そこのカンパニーの社長さんが私の大親友なので、ペルージャって行ったことないし、イタリアも行ったことないから行ってみようかなって言ったら、お正月に、その社長さん、私は“おねえちゃま”って呼んでるんだけど、彼女が「急に仕事で行かなくちゃいけなきゃいけくなったから、スタッフはお正月で可哀相だからあなたバイトで来なさい」って。大黒摩季を捕まえてカバン持ちしろって(笑)。

鹿島 :すごいですね(笑)。

大黒 :でもそこが好きで。せっかくだからカバン持ちで行くわって言って、まだ引っ越しの荷物もほどいていないのに、そのままスーツケーツ持って行ったんですよね。そうしたら、ちょうどヒデの移籍のどさくさに紛れて、気がついたら1ヶ月近く居着いちゃったから。

鹿島 :ええ〜、そうなんですか!?

大黒 :いま思えば、サッカーはそんなに得意なわけでもないのに、知り合いというだけで本当にサッカーファンの方に大変申し訳ないんですけど、ヒデのペルージャの最終戦を観て、彼は先にローマに行かなくちゃいけなかったので、移籍したオリンピコの最初の一戦を観て、今度はミラノの方の第二戦も観て。

鹿島 :すごいことになっちゃってますね。

大黒 :本当に、サッカーファンのサポーターに怒られそうなくらいの好カードを観て。その時は、私はカバン持ちで行ったので、現地のヒデのマネージャーさんと共に片付けをして、そのトラックを交代で運転して。高速に乗って、「ボローニャの雪道は気をつけようね」とか言いながら(笑) 行きましたね。

鹿島 :貴重な体験ですよね。

大黒 :そうそう。道は比較的悪いですよ、イタリアは(笑)。

鹿島 :歴史に立ち会った感じがありますよね。

大黒 :そうですね。ただ、彼にびっちりついているわけじゃなくて。マネージャーじゃなくて社長のカバン持ちなので。その社長、おねえちゃまに「自由にしていればいいんじゃない」って言われれば、社用車のバンを借りて、近隣の街に行っては、芸術が好きだからアートを観たり音楽を聴いたり、教会の音楽を聴きに行ったり、地図が読める女だから。ぷーっと行ってぷーっと帰ってきて。「トリュフが安かったよ」とか言って(笑)。

鹿島 :フフフ。

大黒 :その辺の農家のおばあちゃんからもらったりというのがあって。それでローマに行ったときは、ヒデの誕生日があって、なんでも持っているからどうしようと言って、そしたら、おねえちゃまに「あなた曲作ってよ」って言われて、なんでここで作らなきゃいけないわけよ! と言いながらもしょうがないから楽器屋を探して、ローマ中をクルマで探して。でもなかなか無くて。それでホテルで曲を作った時もクルマに乗ってましたね。

鹿島 :そうなんですか。じゃあ実際に曲を現地で?

大黒 :『Go Your Way』っていう、かつてのアルバムとかシングルにも入っていますけど、その曲はヒデのために作ったやつで。その時のスタッフ全員の声のコーラスを録って混ぜてとか。

鹿島 :素晴らしすぎる…。

大黒 :なんで私は充電期間中なのにこんなに働いてるのかなーって。

鹿島 :フフ。ちなみにローマの楽器屋さんって見つかったんですか。

大黒 :結局見つかって。でも電子楽器が少なくて生楽器だったから、ただディスコが流行りだしていたので、クラブ系が。だからピコピコ類はあったんだけど、ちゃんとした鍵盤がなくて。それで、ホテルで作ろうと思ったら、アンプだとか買ってられないから、スピーカー内蔵の逆に安い方が良くて。それを、「おねえちゃま、だったらギャラの代わりにキーボード買いなさいよ」って買ってもらって。ホテルで毎晩、みんなでディナーした後に、みんな酔っぱらって寝てるのに、なんで私だけ夜なべしなきゃいけないのかなーとか言いながら毎晩作ってました。

鹿島 :でもそれ、本人も感動したでしょうね。

大黒 :いやー、感動してくれてたのかなあ。でもあれは感動してたね、当時はまだMDしかなくて、それで、出来たやつだよって言ったら、珍しく何も言わずにじーっと聴いてた。あれで涙でも見せてくれたら可愛かったんだけどね、そこはやっぱり中田英寿だからねー。

鹿島 :やっぱりそういう時もあれですか。

大黒 :うん、なんか噛み締めるの。ねえ、引退した時にうっすら涙ぐんだだけでも、みんな「やったー!」って思ったと思うけど、決してうかつに泣かないね。噛み締めるタイプ。まあカッコいいと思うけど、まあ、世界の中田英寿を捕まえてファミリーっていうのも、本当に今となってはおこがましいけど、そのカンパニーのおねえちゃまを含めた、一緒に育っているという、弟なんだけど兄ちゃんみたいな。





ひと夏の恋的な!?
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鹿島 :8月25日にニューアルバム『すっぴん』がリリースで、ライブもいまどんどん行われていまして、色んな情報は公式ウェブサイトで。

大黒 :そうですね。M’DRIVEっていうところが。これもドライブってついているくらいですからね(笑) 私もドライブ大好きで。

鹿島 :どれだけクルマとドライブが好きなのかっていうところですけど、今年で8年目を迎えます、お台場でレーシングカーを走らせながら、そこに音楽のライブをコラボレーションさせていくっていう異色のイベントがありまして、これは私が命がけでプロデュースをさせて頂いているんですけど、これにお出になって頂けることになって。ありがとうございます。

大黒 :はい。そうですねー! もううっかりしてたら近づいていますね。

鹿島 :これからちょっと詰めをさせて頂きたいと思いますので。

大黒 :そうですね。本当にそれはこの番組で話しちゃうと、いい話が切られてしまうので。“別件バウワー”でお願いします。

鹿島 :フフフ…。よろしくお願いします。本当に楽しい2週間でした。ありがとうございました。

大黒 :いいえ。早かった。

鹿島 :なんか2週間ずっと一緒にいたわけではないんですけど、内容がすごく濃かったので、本当に。

大黒 :そうですね。ま、ひと夏の恋的な!?

鹿島 :アハハ! ありがとうございます。じゃあ、秋もお願いします。本当にありがとうございました。

大黒 :ありがとうございました。






今週は、先週に引き続き、
クルマとドライブを愛してやまないアーティスト、
大黒摩季さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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