Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

都市高速ライドの魅力
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鹿島 :『MOTO NAVI』のリニューアル創刊号が出たばかりですけど、今回はどういう作りになっているんですか。

河西 :今回は、岩城滉一さんとレーサーで有名な辻本聡さんと、そこに僕も加わらせて頂いて、3人の座談というのを雑誌の冒頭でやってます。それは『MOTO NAVI』の言うところの、「カッコいいオートバイ乗りってなんなんだろうね」っていうのを改めて考え直してみたくて、僕から考えてカッコいいバイク乗りの代表のお2人をお招きして、お話を聞いた。それが冒頭にありまして、実質的な巻頭特集は、“都市高速ライド”という特集で、東京でいうと首都高速、大阪や名古屋にもそれぞれ首都高速的な高速道路がありますけど、その魅力を今一度、再発見しようっていう特集になっています。

鹿島 :これは、いわゆる全開でアタックするとか、そういうのとは対極にあるものでしょうね。

河西 :もちろん、大人のオートバイスタイル誌なので(笑)、いわゆるルーレット族的なああいった走りはいっさい推奨しておりませんので。でもなんで首都高、都市高速かというと、ひとつのツーリングロードとして見た時に、非常に美しい風景とエンタテイメントのある道路だなと思うんです。特に空いている時間帯ですよね。夜とか。

鹿島 :朝方とか。

河西 :キレイですよね。例えばその、ベイブリッジから見る夜景、レインボーブリッジでもいいですけど、やっぱりあれって東京や横浜、日本でしかないような風景だと思いますし、大阪もしかりですし、しかもあそこを走った人しか見られないですよね。要は、地上を歩いている人は絶対に見られない角度だと思うんですよ。うん。あれはクルマとかオートバイに乗っている人しか見られない、しかも基本的に止まれないじゃないですか。だから必ずその風景って瞬間瞬間なんですよ。だから余計に印象的だっていうか。停まって写真が撮れるものじゃないですよね。

鹿島 :そうですよね〜。

河西 :例えば1号線は、電車の総武線をよけて下がって上がったりとかですね。今回僕は、実際にオートバイで走ったんですけど、編集部が浅草近辺にありますので、箱崎から乗って、6号線を隅田川沿いに下りまして、小菅のジャンクションから左へ。

鹿島 :フフフ。

河西 :それでぐるーっと回って、最近できたC2って言われている環状線、新しい山手トンネルを通ってみたいと。新宿から渋谷までが3月の末につながりましたので、そこをメインにして、大橋ジャンクションの2回転まわってポンっと空中に出るという、あれを体験して非常に感激しました。

鹿島 :いわゆる都市高速といいますと、東京と大阪は特に渋滞のイメージがすごくあるじゃないですか。だから拒絶反応を示される方も多いですけど、だから空いている時間ですよね。

河西 :ただね、やっぱりC2の効果ですかね、この4月から首都高は空いていますね。明らかに効果が出ていると思います。当然やっぱり時間帯というのはありますし、それは記事でも書いているんですけど、僕の感覚だと平日なら夜10時過ぎ、週末なら8時〜9時過ぎだったら比較的スムーズに走れるんじゃないかなと思っていて、その時間はすごく楽しいですよ。

鹿島 :だんだん暖かくなってきましたからね〜。

河西 :取材でも、KTMのモーターサイクルで走ったんですけど、たまたまその日は全然寒くなくて、そうすると本当に楽しいですね。

鹿島 :いやあ、いいですね。





どっちの味方もしていきたい
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鹿島 :これから楽しみですけど、まずは発売されたリニューアル創刊の『MOTO NAVI』、みなさんぜひ見て頂きたいと思います。

河西 :よろしくお願いします。

鹿島 :ところで今日は、クルマの中やご自宅でラジオをたまたま聴いていて、「オートバイ、久々に乗ってみようかな」とか「免許を取ってみようかな」という方も結構いらっしゃると思うんですけど、最近どうですか、オートバイシーンの様子は。

河西 :先日も、東京ビッグサイトでモーターサイクルショーという、オートバイのモーターショーがあったんですけど、すごい盛況で、まあそこに行くと、オートバイ好きの人ってこんなにいるんだなって驚くばかりなんですけど、やっぱり根強い人気はあって、逆にこういう時代だからこそ趣味としてわざわざ乗る、逆にいうと、足代わりに乗っていた人はどんどん自転車とか色んな方向にシフトしていて、いまオートバイに乗っている人は楽しみのために乗っている人なので、そういう意味ではいい環境です。一方でオートバイがすごく買いやすくなってきている。特にビッグバイクですよね。1000cc以上のバイクが非常にリーズナブルというか現実的な値段になってきているので、その辺はオススメなんじゃないですかね。

鹿島 :例えば具体的にありますか、最新のものですと。

河西 :最近ですと、ホンダから出たCB1100なんていうのは、もちろんネイキッドの堂々たるビッグバイクなんですけど、これは100万円を切る値段でリリースされています。あと外車でも、BMWのS1000RRという、もうバリバリのスーパースポーツバイクなんですけど、これがスタンダードなモデルで160万円台ですかね。要は国産のスーパースポーツとほとんど変わらない値段でリリースされたり。一昔前だったらやっぱり250〜300万円くらいだったと思うんですよね。

鹿島 :ビーエムだとやっぱり300万ですよね。

河西 :やっぱり戦略的な価格に、トライアンフにせよKTMにせよ、いまは100万円前後が熱いので、そういった意味では昔よりもオートバイを楽しむ環境はあると思いますね。

鹿島 :最近、駐車場の問題はどうなんですか、周りにオートバイに乗っている友人が多いじゃないですか。乗っている人たちは困っていますからね。

河西 :あれで降りちゃう人って結構いるんですよ。

鹿島 :多いですよね。だって都心に乗ってって打ち合わせで、となると、そこのオフィスに駐輪場がないとまず無理なわけですからね。

河西 :自動車以上に深刻なんですよね。クルマの駐車場は比較的ありますけど。

鹿島 :最近は多いですよね。

河西 :むしろ多いですよね。でも2輪の駐車場ってやっぱりね、本当にまだまだ少ないので。先日も表参道に、時間制の路上パーキングができましたけど、あれも1時間単位じゃないですか。逆に1時間を1分過ぎると、今度は取り締まりの対象になってくるんですよね。僕も駐めたんですけど気が気じゃなくて(笑) なかなか利用しにくい。やっぱり高速道路の問題もあるんですけど、2輪に対して日本は極端に厳しいと思うんですよ、正直。もう少しその辺を考えてもらえれば、もっとオートバイに乗る人が増えますし、僕はモーターサイクルに乗る人が増えれば色んな意味でエコだったり効率的な交通がね。自動車は必要、ただしオートバイもオートバイなりの役割、自転車もそうですけど、使い分けだと思うんですよ。それがやっぱり成熟した交通社会だと思うので、どこに行くにもクルマとか、そういうことじゃないと思うんですよね。

鹿島 :1人で動く、しかも都内で動くんだったら、これから増えそうな例えば電気でモーターを動かすような2輪っていうのもね。

河西 :あります。出てきましたね。

鹿島 :河西さんは『MOTO NAVI』、いわゆるオートバイのNAVIの編集長でもありますけど、今後も、自転車の『BICYCLE NAVI』の方も。

河西 :実はそうなんです。

鹿島 :続けられるということで。

河西 :はい。どちらも同じ環境なんですけど、どちらも休刊の危機に瀕しながら復刊させたということで(笑) 『MOTO NAVI』は偶数月の24日、『BICYCLE NAVI』は奇数月の20日。我々編集部としては毎月交互に出していますので、僕としては半分がオートバイ雑誌の編集長で、半分が自転車雑誌の編集長で、どっちの味方もしていきたいという。

鹿島 :偏ってないところが素敵ですよね。

河西 :そうですね。僕も元々、クルマの雑誌の仕事から始まってますので、当然、自動車も大好きですし、自動車の本も将来的にはやってみたいと思っています。そういう意味ではクルマもバイクも自転車も全部アリだなと思っています。

鹿島 :ボイス・パブリケーションの代表取締役兼、『MOTO NAVI』と『BICYCLE NAVI』の編集長で、今後、よりオピニオンリーダーとしての活躍が忙しくなると思いますけど。

河西 :ええ、やれる限り頑張りたいと思います。

鹿島 :いつまでもタイヤを愛してやまない、自転車やバイク、クルマを愛してやまない、私たちの味方として。

河西 :はい。時に、バンドマンもやっています(笑)。

鹿島 :フフ、それはラジオで言ってもいいんですか?

河西 :もちろんかまいません、別腹なんで(笑)。

鹿島 :本当にありがとうございました。またぜひお越し下さい。

河西 :ありがとうございました。






今週は、大人のバイクライフスタイル誌
『MOTO NAVI』編集長の河西啓介さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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