Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

ふらり、思い立つままにドライブ

(11月29日放送)
安藤裕子

安藤裕子
(あんどう ゆうこ)

1977年生まれ。03年にミニアルバム『サリー』でデビュー。

常識外れのソング・ライティング能力と、全く独自の美しい“言葉紡ぎ”能力という、おおよそ音楽を作る上での重要な要素を全て持ち、更にそれを表現できる唯一無二の声を持つ、70年代に生きていたような、しかしながら2000年型のシンガー・ソングライター。

日本酒のCMで話題となった『のうぜんかつら(リプライズ)』を含む、2ndアルバム『Merry Andrew』が12万枚のヒットを記録。
07年10月には、映画『自虐の詩』(主演:中谷美紀)主題歌として、『海原の月』を書き下ろし、大きな話題に。
08年5月に発売された4枚目のアルバム『chronicle.』もオリコン11位となるヒットを記録。

自身の作品では全てのアートワーク、メイク&スタイリングをこなし、ミュージックビデオでは企画・演出も手がける、音楽だけに留まらない多才さも注目を集めている。

09年11月、ニューシングル『Paxmaveiti(ラフマベティ)-君が僕にくれたもの-』をリリース。

このコーナーでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、11月25日にニューシングルをリリースしたばかり、ドライブが好きなシンガーソングライター、安藤裕子さんをお迎えします。お楽しみ下さい。

合流は笑顔だよね
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鹿島 :今週のゲストは、シンガーソングライターの安藤裕子さんです。はじめまして。

安藤 :はじめまして。よろしくお願いします。

鹿島 :免許を取ったのっていつ頃ですか。

安藤 :もうね、高校受験が終わったら通ってました。

鹿島 :早いですね…。ちょっと待って、高校受験じゃなくて大学受験ですね。

安藤 :あ、間違えた。それそれ(笑)。

鹿島 :そうですよね。日本ですよね。どこか違う国で15歳、16歳くらいで免許取っちゃったのかな、みたいな。じゃあ高校生の時に?

安藤 :行きはじめたんだけど、だけどすっごい時間が掛かっちゃって。1年以内に卒業しなきゃいけなかったんだけど、11ヶ月と何日目みたいなくらいギリギリになっちゃって。

鹿島 :これはなぜですか。

安藤 :なんだろうね…あんまり行かなかったんですよね。

鹿島 :まあでもそれだけ掛かると、もらった瞬間っていうのは相当嬉しかったんじゃないですか。

安藤 :そうですよ。嬉しいですよね。何かヤダー、免許〜! みたいな。嬉しかったです。

鹿島 :その免許を手にして初めて行ったドライブってどんなドライブですか。

安藤 :ひとまず、親を隣に乗っけて、近所をグルグル回った気がします。

鹿島 :ご家族に助手席に乗って頂いて。その時の反応はどうでしたか。

安藤 :どうだろう、忘れちゃった。もう自分が緊張していたことしか覚えてないな。右折が怖いとか。でも近所ばっかりしばらく練習していたから、小回りが上手くなっちゃって。高速は一年くらい怖くて乗れなかったんだけど、でも路駐は上手。路駐っていうか縦列駐車が上手みたいな感じになっていきました。

鹿島 :初めて単独ドライブっていうか、ご家族の元を離れて一人でドライブに巣立っていったのってどんなシチュエーションだったんですか。

安藤 :友達とご飯食べよう、みたいになって。じゃあクルマで行く! とか言って大通りに出たのが初めてですね。

鹿島 :上手くいきました?

安藤 :うん、すごく緊張しまして汗だくになりましたけど、大丈夫でした。

鹿島 :それからドライブ好きにはなったんですか。

安藤 :なりましたね。元々小回りが上手になってからの大通りで慣れたから、上手上手みたいな。楽しくなりました。

鹿島 :じゃあ怖いものはない状態ですね。

安藤 :そう。だから自分なりの美学が運転に生まれちゃって。性格が変わるみたいなのはありますね。

鹿島 :どんな風に変わるんですか。

安藤 :手厳しいですよ。私はね、クルマの車間をあけたいんですよ。1台分くらいはあけたいんです。こないだも運転してたら、横から入ってくるクルマが、私の後ろ側に気配があったんですよ。私はもう合流するところの終わるくらいにいたんですけど、すっごい加速してきたんですよ。このまま私が普通にこのスピードのまま行ったら、こいつ突っ込んでくるなと思って。ええ? 何々? って思ったら、まだ加速していて、私がここでブレーキをもう1秒踏まなかったら、こいつはこのままぶつかってくるなって思って、どうしようと思って急ブレーキを踏んで追い越させてあげたんですけど、お礼も何にも言わずに行っちゃって。マナーが悪い…。

鹿島 :ひどいですね。

安藤 :そういうクルマは良くないと思います。

鹿島 :でも止まって良かったですよね。

安藤 :良かったですけどね。

鹿島 :でも逆のパターンで、本当にニコニコ笑顔で合流地点で強引に入ってこられると、こう…。

安藤 :あ、それは平気。

鹿島 :どうぞ、っていう気持ちになりますよね。不思議ですよねアレ。

安藤 :なんかね、なんか一つ挨拶があるだけで、何言ってんの? 全然いいよそんなの、みたいな気持ちになるのはなんででしょうね。

鹿島 :そうですよね。僕は左ハンドルのクルマに乗っている時は、助手席にそういうのに適した人材が乗っている時にはフル活用しますからね。ちょっとくらい雨降っててもウィーンって窓を開けて、「ちょっとお願い」って。見事に入れますからね。

安藤 :あれはなんですかね。やっぱり人って心なんだなって思います。

鹿島 :運転は気持ちですからね。

安藤 :気持ちですよね。

鹿島 :この夕方の渋滞中のドライブタイムにふさわしい話題を頂いていますね。渋滞でイライラしている方もぜひ。

安藤 :そう。みんな笑顔だよ。




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