Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

値切りの殺し文句とは?
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鹿島 :ところで、クルマを運転しながら買い物をするっていう方が多いですよね。とくにドライブに行ったら思わぬところで掘り出し物を見つけたりとか、美味しいものもありますし、最近ですと道の駅では地元の特産品を売っていたりします。こういったものって大概が定価ですが値切れるんですか。

金子 :実は値切れちゃうんです。ただしキーワードがございます。これは「また友達連れてくるからね」と一言言って下さい。

鹿島 :それで値切れるんですか?

金子 :結構値切れちゃったりします。あと他にはですね、「ブログで紹介してもいいですか」。これ結構効きます!

鹿島 :あ、「ダメです」みたいな。「こだわりのお店です」とか(笑) それはないですか。

金子 :アハハ! 大体ですね、ブログで紹介しますなんて言うと、「じゃあこれ持って行ってよ」なんてことで、僕もつい昨日、干し椎茸とか値切っちゃいました。

鹿島 :それはちなみにどちらですか。

金子 :これはね、栃木県の某所の道の駅でした。

鹿島 :なるほど。なんかイメージとしては、いわゆる個人商店さんとかと違って公っぽい雰囲気なので、定価しかないんじゃないかって思っちゃいますけどね。

金子 :結構ね、生ものとか、最近は野菜を売っている道の駅が多いので、やはり「傷んでしまうんだったら安くても持っていてちょうだいよ」っていうことで。

鹿島 :大判焼きとか、ああいう甘い物系も値切れますかね。

金子 :これはね、時間帯が遅ければOKかなっていう気がしております。

鹿島 :フフフ。結局、要は値切りのポイントってやっぱり、夕方のドライブタイムってことですね。

金子 :そうですね。まさにこのオンエアを聴きながら値切りへ向かえっていうのが、ポイントではないでしょうかね。

鹿島 :ちょっと行ってみますよ、今度。ちなみに『適正価格は自分で決めろ! 値切りのマジック』という本が、金子哲雄さんの著書の中でもかなり有名で話題になった本ですけど、これには色々とそのへんのテクニックが。

金子 :はい。でね、実はこの番組をお聴きのリスナーの皆さんは本当にラッキーです。なぜならば、大体夕方から夜の時間帯というと、お帰りの時間帯ですよね。で、下り車線の信号の先の立地、すなわち信号の手前っていうのは信号があるからブレーキを踏みますよね。ということは比較的お客さんが入りやすいので信号の手前というのは値切りにくいんです。

鹿島 :ええ。

金子 :ですから、信号の先で、アクセルを踏んでいるのに店があるよというのは心理的にはなかなか入りづらいので、若干お客さんは少なめなんですね。ですから「せっかく来たお客様だから勉強しちゃおうかな」っていうお店が多いのも事実なんです。

鹿島 :なるほど。これはでも、運転する目線を考えましても、行くぞっていう時ってほとんど見ているのは前ですよね。確かに、止まるぞっていう時は止まった後に見ますから。ものすごいことを考えてらっしゃるんですね。

金子 :あとね、看板の色っていうのがすごく大事なんですね。特に夕方から夜の時間帯にかけては、黄色系のお店っていうのは看板が目立つのでお客さんが入って来やすいんですが、黄色以外の看板のお店っていうのは意外と夜には沈んでしまうことが多いんですね。

鹿島 :フフフ…。

金子 :そうすると、たぶん皆さんも家電量販店でも色んなマークが頭に浮かばれていると思うんですが、黄色っぽい以外のお店の方がお客さんが少ないので値切りやすい、ということが言えるんですね〜。

鹿島 :すごいですね〜。もっと言いますと、クルマそのもの、金子さんあたりですとものすごい金額を導き出していそうですけど、過去どれくらいいったことがありますか。

金子 :大体ですね、中古車の場合は90万円くらいの値札がついていますと、まあ、コミコミで58万円くらいまで落としたりだとか。

鹿島 :細かいですね(笑)。

金子 :細かいんですけど、刻んでいきましたから。

鹿島 :でもそれ、相当ですよね。

金子 :そうですね、僕の場合はいつもですね、不人気色っていうのを選んじゃうんですよ。

鹿島 :ああ〜、いわゆる人気の無い、次に売る時もちょっと売りづらいようなクルマ。だけど自分で乗っちゃえばいいんですよね。

金子 :僕は好きな色を買うっていうよりも、不人気色が好きな色になるっていう非常に便利な性格なんですね〜。

鹿島 :要は我慢してこの色を選んだんじゃなくて、「違うんです、僕はこの色が好きなんです、元々」っていう(笑)。

金子 :そうなっちゃうんですよ。

鹿島 :ポジティブですね。

金子 :実は夏と冬でも、人気色、不人気色って変わってくるんですね。

鹿島 :不人気色ですと?

金子 :夏場だと濃い色のクルマ、ガンメタとか黒っぽいのは比較的やすいんですね。

鹿島 :太陽の光、熱を吸収して。

金子 :暑苦しいっていうイメージで。逆に白やブルーって言うのは、夏は結構高めなんですね。ですから今の時期でしたら冬色を買うのがお買い得になります。冬場になってくると、夏色が不人気になってきますので、冬場には夏っぽい色のクルマを買うっていうのがポイントですね。

鹿島 :でもよくよく考えますと、いずれ半年くらいすると季節は巡るわけですから。

金子 :そうなんですよ。ちなみに4WDが一番底値になるのはだいたい5月です。

鹿島 :ああ〜、もう雪山とかがイメージ出来ない季節ってことですね。

金子 :そうなんです。スキーシーズンが終わって5月くらいが底値になることが多いですね。

鹿島 :クルマの底値っていうのもすごいですね(笑)。






高速無料化、流通ジャーナリストの視点
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鹿島 :ところで、いくつか最近の社会情勢の中で、クルマにまつわるとても気になっていることがあるんですけれども。ETCが普及しまして、休日に1000円で高速に乗れるというムーブメントがあって、これからいよいよ高速道路の無料化が現実味を帯びてきたわけですけど、これは期待もありながら不安もあるっていう状態なんですけど、ずばりどういう風に金子さんは見てらっしゃいますか。

金子 :まず一般消費者にとっては、これはETCがついて、高速道路の無料化、グーです。ただし、消費者の中でも環境マインドっていうのは非常に高まってきますので、おそらくですね、高速道路の無料化がこれから浸透していきますと、時間差でのお出かけっていうのが一般的になるかと思います。

鹿島 :海に行くんだったら7時半くらいに出発してっていう。ありますよね、一般的に道が混む時間が。それを前か後ろに持って行く。

金子 :このようにずれてドライブをするっていうのは、値切りと共通するんですけど、時間帯をずらすだけで時間価値というのは変わっていきますから、おそらく上手に行き先別に、何時頃が混むよって言われたらその時間を外して出かけるというのが一般的になるんじゃないでしょうかね。

鹿島 :棲み分けしていくってことですよね。私はちなみに、夏は朝5時とか4時半に九十九里に向かうんですよ。

金子 :大正解ですね。

鹿島 :11時半くらいに昼ご飯を食べて、12時には戻ってくる。これだとほとんど混まないですね。ただ友人には逆のパターンもいますね。夜の海がいい、と。日焼けをしたくないからということで女性に多かったりしますけど、そうすると意外と混まないっていうね。そこですかね。

金子 :ですから時間帯をずらしながら、私たちのライフスタイルを変えていくことによって環境にも優しく楽しめるという時代が、もうすぐそこまで来ているんじゃないでしょうかね。

鹿島 :それからもう一つ。エコカー、いわゆるハイブリッドカーが爆発的な勢いでこのところ伸びているわけですけど、こういうエコカー、ハイブリッドカーもそうですし電気自動車もこれからどんどん来るわけですけど、この辺はどのように見てらっしゃいますか。

金子 :このエコカーというのが浸透してきたことによって、クルマにおけるヒエラルキーが変わってきたなって思うんですね。例えばハリウッドの女優さんを見ても、昔はリムジンとかに乗ってらっしゃいましたが、今は結構エコカーに乗り換えられる方が多いですよね。

鹿島 :以前も、レッドカーペットにプリウスで登場する有名人がものすごく多くて話題になったことがありましたよね。

金子 :はい。ですからこれからもですね、ただ大きいクルマ、ただ油をいっぱい食うクルマというのではなく、いかに地球に優しいかというのをアピール出来るクルマというのが、これからモテる男の条件になってくるのかなっていう印象がありますね。

鹿島 :そこで“モテる”っていうキーワードが出てきましたけどね。

金子 :まあ、僕もバブル期に学生時代にちょこっとかぶっていたんですけど、クルマ=モテの道具のひとつだったんで、ただし僕の場合は見ての通りの体型ですので、どんなクルマに乗ってもモテには関係なかったですね(笑)。

鹿島 :何をおっしゃいますか。本当に素敵でね。弁もたちますし端々に気が利いて、大変おモテになったんじゃないかなって気になってしょうがなかったんですけど。

金子 :いやいや、全くクルマの車種とモテっていうのは比例しませんでしたね。一定の男前以上だったら、車種とモテというのはある程度の相関関係があると思うんですが、僕の場合はお腹にエアバッグがついているってよく言われていましたから、あんまり関係なかったですね〜。

鹿島 :いやいや(笑) まあ話は戻りますけど、昔は「何馬力出ているの?」「280馬力」「400いってます」とかよくありましたよね。今や「リッターどれくらい走っているの」っていう質問が、これがある意味ホットでイケてるクルマ乗りの発言みたいな。そんな時代の予感もちょっとしているんですけどね。

金子 :まさしく、これを“セコロジー”って私は呼んでいるんですが、セコくてエコロジー。要は、いかに環境に優しい男が、地球に優しくて女性にも異性にも優しいっていうイメージにつながるので、確かに燃費の良さというのはこれからクルマを選択する基準になってきますよね。

鹿島 :そうですね。でも(アクセルを)踏んだら、何かという時にはグっとスピードが出る、そういうクルマも多いですからね。エコカーであっても、結構パワフルですしね。ある意味クルマ好きにとっては幸せな時代ですよね。

金子 :そうですね。で、やっぱりね、僕も特に夏場、エアコンつけっぱなしで止まるっていうことに非常に罪悪感を感じちゃうんですね。ですから少しでも環境に優しいクルマに乗るっていうことが、自分の中の罪悪感を減らすっていう意味でも、今後普及していくんじゃないですかね。

鹿島 :いや、今日は1週だけでは到底、金子さんのお話が尽きませんので、来週もまたお越し頂いて。来週はぜひですね、プライベートカーライフをもうちょっと掘り下げて、どんな車種にどんな風に、どんなドライブを楽しんでいたのかっていう、その辺の話もお伺いしたいと思います。色んな値切りの話も出ましたけど、これは講談社の本で『適正価格は自分で決めろ! 値切りのマジック』、金子哲雄さんの大ヒットの著書もございますので、こちらもぜひともチェックして下さい。

金子 :ありがとうございます。

鹿島 :本当に楽しかったです。

金子 :ありがとうございました。





今週は、テレビ・ラジオのコメンテーターとしても活躍中の、
気鋭の流通ジャーナリスト
金子哲雄さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も金子哲雄さんをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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