Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

流通ジャーナリスト&国際ネギリスト

(9月20日放送)
金子哲雄

金子哲雄

(かねこ てつお)

1971年4月30日生まれ。
鉛筆からミサイルまで、あらゆるジャンルの流通過程を「五感」で追い続ける流通ジャーナリスト兼購買促進コンサルタント。

1994年 慶應義塾大学卒業後、株式会社ジャパンエナジー(JOMO :現・新日鉱ホールディングス)を経て独立。

お金をかけずに売上・利益を高める手法を求めて、日本国内のみならず世界中の行列のできる店を訪問・取材。その経営ノウハウをわかりやすくルール化し、各種メディアで情報発信している。

最新刊は、清く・貧しく・ゴージャスに!『超三流主義』。

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、テレビ・ラジオのコメンテーターとしても活躍中の、気鋭の流通ジャーナリスト・金子哲雄さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


クルマが普及と冷蔵庫の巨大化
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鹿島 :今週のゲストは流通ジャーナリストにして、神出鬼没の国際ネギリストの異名も持っている、金子哲雄さんです。

金子 :どうもこんばんは。よろしくお願いします。

鹿島 :流通ジャーナリストで、かつ国際ネギリスト。あまり聞いたことのない肩書きですよね、後半の方は。この辺も詳しく今日はお伺いしていきます。慶應大学を卒業されて、ジャパンエナジーを経てコンサルタントとして独立され、よくテレビでもお見かけしますし本も色々書かれています。お忙しいところありがとうございます。まず何といっても「クルマと流通」、このあたりから入っていきたいんですけども。

金子 :例えば、日本の高度成長っていうのはクルマの普及とともに始まったと言っても過言じゃないですよね。同時に、流通業における一等地というものも、クルマの発展とともに変わってきたんですよね。

鹿島 :といいますと?

金子 :例えば、クルマがあまり所有率が低い時代っていうのは、駅前の商店街が一等地ということで賑わいを見せていたんですけど、クルマの普及率の広がりにつれて、駅前立地からロードサイド立地に一等地が移るようになってきたら、街の中心部はどんどん移動していきましたよね。それと同時にですね、私たちのライフスタイルっていうものも大きく変化していきました。まず、クルマが普及するにつれて冷蔵庫のサイズも巨大化していったんですね。これはどういうことかといいますと、それまで買い物の時の来店手段というのは、徒歩や自転車の時は冷蔵庫は250リッターくらいのものが一般的だったんですが、自動車の普及につれて週末にまとめ買いするっていうのが一般的になってくると、冷蔵庫は300リッター、400リッター、今では一番の売れ筋が450リッターというくらいに巨大化しているんですね。そうなると駅前で毎日買い物するというものから、クルマで買い物に行ってまとめ買いして、冷蔵庫で保管して小分けしながら食べていくという風に、私たちの暮らし方も変わっていったんですね。

鹿島 :ということはですよ、冷蔵庫の性能も年々、飛躍的に変わってきましたし、長持ちしますし味があんまり変わらなくなりましたよね。

金子 :そうなんですよ。一番最近ではエコポイントなんていうのも話題になってきていますけど、平成10年より前に冷蔵庫を買われた方、金子の言葉を信じて下さい。今すぐ買い換えちゃっても電気代がお安くなる分で元が取れます。

鹿島 :いつ頃、大体お幾らくらいのものだと元が取れるような感触なんでしょうね。

金子 :大体、今の売れ筋だと12万円で450リッターくらいが売れ筋なんですが、今年の夏は天候不順が多かったというのと、あまり気温が上がらなかったんですね。そういうこともあって、どうも業界全体で冷蔵庫の在庫が多めみたいなんですよ。

鹿島 :ということは、ディスカウント、すなわち値切りですね?

金子 :そうなんです! 今年の9月の決算前にはですね、かなり冷蔵庫は引けちゃうんじゃないかなっていう予感が僕はしているんですね。

鹿島 :今日はまだこの時間ですから間に合いますからね。

金子 :そうなんですよ。しかもこの番組のオンエアが終わった直後くらいから、閉店の10時くらいまでの3時間がまさしく値切りのゴールデンタイムなんです。

鹿島 :フフフ…。もう今、いきなり方向を変えている人がいるかも知れないですね。

金子 :実は、日曜日の午後7時から10時くらいの時間っていうのが、家電量販店にとっては売り上げのシメの時間になるんですね。土曜日の朝にチラシを入れて、日曜日の夜までにとにかく1台でも多く売り切りたいということで、値切り交渉に応じてくれ易いタイムなんですね。

鹿島 :なるほど、素晴らしいです。さすが国際ネギリスト!




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値切りの殺し文句とは?