Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

ツール・ド・フランスから達人へ

(6月21日放送)
今中大介

今中大介

(いまなかだいすけ)

アマチュア時代に国内のタイトルを総ナメにして1994年にイタリアのプロチーム”ポルティ“と契約。ヨーロッパ各国を転戦して日本人プロとしては初めてツール・ド・フランスに出場。引退後は自転車の輸入を主な業務とする潟Cンターマックスを設立し、同時に自転車の普及にも尽力している。ツール・ド・フランスなどのレース解説などでもおなじみ。趣味は自転車とクルマ。

インターマックス公式サイト http://www.intermax.co.jp

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、90年代に日本人のプロとして初めてツール・ド・フランスに出場。引退後はテレビの解説、自転車雑誌での活躍のほか、自転車輸入会社『インターマックス』代表でもある自転車の達人、今中大介さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


自転車で箱根、そして蕎麦
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鹿島 :今週のゲストは、自転車の達人、今中大介さんです。よろしくお願いします。

今中 :よろしくお願いします。

鹿島 :本当にお久しぶりです。

今中 :久しぶりですよね。

鹿島 :僕が初めて今中さんにお会いした頃って、ちょうど90年代の前半で、イタリアのチームに行かれる前だったんですよね。

今中 :ねえ。まだアマチュアの頃ですよね。

鹿島 :シマノ。

今中 :シマノ、そうです。

鹿島 :でも全然変わらないっていうか、本当に若々しいですよね。

今中 :いや、そんなことないですよ。それなりに、お互いスーパーカー世代ですよね(笑)。

鹿島 :フフフ。そうですね。今中さん、自転車もものすごく種類が増えているっていうか、僕が知らなかっただけかも知れませんけど、街で見かける自転車も色んなものがありますけど、上手く分けて頂くとどんな感じですか、今の自転車は。

今中 :まずですね、一番皆さんに馴染みがあるのが、小径車ですよね。タイヤが小っちゃいタイプの折りたたみ自転車っていうのがありますよね。そこからちょっとスポーティーになっていくと、クロスバイクっていう一文字のハンドルのタイプがあります。ドロップ(ハンドル)じゃないやつ。

鹿島 :けれども、わりとタイヤが細いみたいな。

今中 :そうなんです。シティバイク、ママチャリなんかに比べると半分くらいのタイヤですよね。それでスピードもわりと出るっていうのを通勤で使う、あるいは女性が乗るっていうパターンが多いですよね。そこから、今まで流行っていたマウンテンバイクっていうのがね、山を登るようなマシンなんですけど、それはブロックタイヤを通常つけるような。

鹿島 :デコボコのタイヤがついていて、あとはバネ、サスペンションが前後に。

今中 :はい。それがあって、よりスポーティーなものっていうことになると、ロードバイクっていうね。ドロップハンドルのものなんですね。それがきます。

鹿島 :いわゆる、ハンドルがぐるっと下に曲がって下りていて、腰の位置より頭のほうが低いんじゃないかみたいな。

今中 :タイヤが直径が2cmくらい、すごく細くて。車体が軽くて、重量が7kgを切るようなものがありますけど、それが頂点ですね。

鹿島 :最近はこのロードバイクが通勤ですとか通学、土日にちょっと遠くまで行ったりと、色んな使い方が増えていて本当にブームだと思うんですね。ちょっとそのへんを詳しく聞いていきたいと思います。最近は自転車雑誌が、例えばコンビニで売られていたりですとか、ファッション誌の別冊で自転車の選び方の特集をされている本がすごく増えました。実際に通勤されたりですとか。週末になると、僕は家の近所が御徒町とか上野のエリアなんですけど、あのへんも自転車の道具ですとか色んなパーツを売っている店があって。

今中 :多いですよね〜。

鹿島 :色んなカラフルな自転車でね、ヘルメットをかぶっていらっしゃる方が多いです。

今中 :今は都内を中心に、自転車のロードバイクに乗っている人が本当に多いですね。びっくりですね。爆発的ですよね。

鹿島 :ここ数年ですか。

今中 :ここ数年ですね。この3年くらいでだいぶ変わりましたね。

鹿島 :なぜなんですか?

今中 :う〜ん、やっぱり環境意識っていうのがあって、まあ健康ブームみたいなのもありましたけど、そして爽やかになれるっていう意味では自転車がハマっちゃったみたいで。もともとマウンテンバイクは結構、みなさんがファッションで乗るようなアイテムだったじゃないですか。それが90年代。でもその上、新しいマウンテンバイクっていうよりは、ロードバイクっていうのはあるよねっていうところで、乗ったら楽しいしどこまでも行けちゃうし、スピード感覚は面白いしっていうところで乗られる方が増えたみたいですね。

鹿島 :そういう、自転車で例えば「東京都内を遊ぼう」とか、あるいはオートバイのツーリング雑誌みたいな感覚で、美味しいものを巡る旅とかそういうものを特集している本なんかも結構ありますけど、実際に1日で、我々素人がロードバイクを購入したとして、何kmくらい走れるものなんですか。

今中 :最初は20kmぐらいが目標になるかも知れないですね。ちょっと乗りはじめて1ヶ月くらいですかね。100kmくらい目指してみようかとか、あるいはもっと乗れるようになったら200kmいっちゃおうとか。

鹿島 :これは1日の走行距離ですよね。

今中 :そうなんですよ。

鹿島 :200kmだと相当行けますよね。

今中 :200kmはすごいですよ〜! 自分の力でそこまで行っちゃうんだっていうのが、夢の世界のような感じなんですよね。

鹿島 :箱根の方に行って、ちょっと蕎麦でも食べて戻ってくるとか。

今中 :ええ。本当にそんな感覚ですよね。温泉入って帰ってくるとか。僕は選手だったんでね、温泉入ったらその後はダラっとしちゃうんでやらないですけど(笑)。

鹿島 :フフフ。

今中 :ただね、一般の方はそんな楽しみ方をしていますね。




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