Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

ハイブリッドカーは遊びの達人

(5月31日放送)
坂上洋一

坂上洋一

(さかがみよういち)

ハイブリッドカー専門誌
『ハイブリッド・マックス』編集チーフ

1979年北海道生まれ。6年も大学生活を送った挙句に中退。その後は『クルマに24時間触れていたい』という不純な動機から自動車雑誌の編集者を目指し、2004年より自動車雑誌「ティーポ」編集部に所属する。小さなクルマとエコカーが好きで、フィアット500の専門誌『500マガジン』やハイブリッドカー専門誌『ハイブリッド・マックス』を担当する。

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、先日創刊されたハイブリッドカー専門誌『ハイブリッド・マックス』の編集チーフ、坂上洋一さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


満タンで1600キロ走る時代!
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鹿島 :今週のゲストは、有名カー雑誌・Tipoの編集部員、特に小さなクルマとエコカーを愛し、ハイブリッドカー専門誌『ハイブリッド・マックス』のチーフを務める坂上洋一さんです。よろしくお願いします。

坂上 :よろしくお願いします。

鹿島 :5月7日に、あのTipoから別冊で『ハイブリッド・マックス』という新雑誌が登場しまして、チーフの坂上さんにお越し頂いたんですけど、タイミングとしては非常にタイムリーと言いますか。

坂上 :そうですね。

鹿島 :我々としては待ってました感がありますね、これは。この雑誌の企画、取材、そして編集に至るまでを坂上さんがチーフで取りまとめたとお伺いしているんですけど、元々、自動車専門雑誌に編集部員としていらっしゃるわけですから、色んなクルマ、それこそ本当に小っちゃい軽自動車からスーパースポーツに至るまで、色んなクルマに会う、あるいは試乗される機会が多いと思います。もうもっぱら最近はハイブリッドカー?

坂上 :そうですね、まあ小っちゃいクルマ、Tipoという雑誌はやっぱり輸入車が多いので、色んなクルマに乗る機会は多いんですけど、やっぱりハイブリッドって僕的にはすごく好きですね。

鹿島 :どんなところが魅力だと思いますか。

坂上 :例えばプリウスで言うと、メーターのところに燃費計があったりだとか、あとはモーターとエンジンがどういう風に動いているのかっていうのが出る、表示画面があるのですが、そういうのを見ていたりするのも面白いですし、あとは燃費の値をどんどん上げていくっていうのもすごく楽しいです。

鹿島 :ハイブリッドカーは今、新時代を迎えていると思うんですね。インサイトというホンダが出してきたハイブリッドカーが大変な台数を販売されまして、その後で先日、プリウスも正式に発売になりましてものすごい話題になっています。もうこれから飛躍的に普及率は上がっていきますかね、やっぱり。

坂上 :そうですね、やっぱり。インサイトが先日、月間で販売台数第1位を記録しましたし、たぶんプリウスって205万円からっていうことなので、おそらく普通のクルマとして選べるクルマになってくるんだと思うんですね。ハイブリッドだからとか、そういうことを考えずに比較できるようなクルマになってくると思うんで、すごくこれから本当にメジャーになっていくんだろうなと。カローラみたいな存在になっていくんじゃないかなと思っています。

鹿島 :これはタイミングとしては、原油高騰ですとか、社会の経済構造が少しこのところ変わってきたりっていうのもありますけど、この部分も大きいですよね。

坂上 :本当に大きいと思います。みなさんが燃料の高騰だとかで、今まで以上に燃費について考えられていると思いますし、本当にそこの部分は大きいんじゃないかなと思います。

鹿島 :とはいえ、やっぱりクルマ好き、ドライブ好きとしては遊びの要素って言いますか、やっぱりドライブを楽しむ、あるいはクルマを持って「うわ〜! 買っちゃった〜!」とか、洗車するだけでも楽しいみたいな、“所有感”というのも必ずあると思うんですけど、そういった意味で言いますと、この5月7日に創刊されましたハイブリッドカー専門誌『ハイブリッド・マックス』、表紙には“ハイブリッドカーは遊びの達人”という言葉が書かれているんですよね。これは具体的には?

坂上 :あの、僕もそんなに知っていたわけじゃなくてですね、取材をしていて思ったことなんですが、実は2代目のプリウス、ちょっと前までのプリウスっていうのは日本で40万台くらい売れているんですね。その40万台くらいいる中で、結構、プリウスで遊んでいる方が実はすごく多いということに気づきまして。エアロパーツを組み込んだりとか、ホイルを大きくしたりだとかですね、あとは燃費をひたすら追求するっていう人たちもいまして、すごく遊んでいるんですね、プリウスを使って。そこがすごく驚きだったので、そこを前面に押し出しました。

鹿島 :燃費に関しては一昔前までは、満タンから1000kmくらいは行くよね、とか1000km行ったらいいよねっていう話が数年前まではありましたけど、雑誌をみるとものすごいところまで行っていますよね。

坂上 :はい。1000kmというよりは1000マイル。

鹿島 :フフフ。

坂上 :1600kmくらいは走れるっていう人たちが結構たくさんいらっしゃいます。

鹿島 :取材を通じて一番燃費を稼いでいた方は、満タンでどのくらい走っていましたか。

坂上 :ええと、2500kmとかそのくらいの方がいらっしゃいましたね。

鹿島 :日本列島を、北海道から出発して1往復、行ってまた帰ってくるくらい!?

坂上 :いけますね。

鹿島 :これはものすごいですね…。でも相当な努力をされていますよね。

坂上 :そうですね。すごく努力を、ストイックな努力をされているなっていうのが、実感としてありますね。まずその、燃費が一番出るのは夏らしいんですが。

鹿島 :意外ですね。

坂上 :ええ。エンジンの水温が一番下がらないところ、ということで夏を選んでいるようなんですが、みなさんエアコンを使わないで窓も閉め切って(笑) 35度だろうが何度だろうが走られているみたいですね。

鹿島 :暑いですね〜。それから?

坂上 :あとはタイヤの空気圧をなるべく、その間だけ上げるようにしたり。まあその分乗り心地は良くなくなってしまうんですけど。

鹿島 :ただ直線を走る時の抵抗は減りますよね。

坂上 :あとは、高速道路を走らない。

鹿島 :あ、ダメなんですか!?

坂上 :はい。2代目のプリウスで言うと、70km/h以上になってしまうとエンジンが自動で掛かってしまうんですね。それを避けるために70km/h以上は出さないっていうことをされているみたいです。

鹿島 :なるほど〜!




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