Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

憧れのロータスでクラス優勝!
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鹿島 :桐島ローランド・フォトグラファーは、最近はもう肩書きに“ライダー”とか“レーサー”って言うのがつくんじゃないかっていうくらい、競技の方でも・・・。

桐島 :いやいや、レーサーさんに言われたくないですよ(笑)。

鹿島 :いえいえ、僕のはまた違う意味でついているっていうところもあるんですけど(笑)。クラシックカーラリーの前には、去年はロータスを使ったレースにも出てましたね。

桐島 :そうなんですよ。去年はJOY耐っていう、もてぎで行われる耐久、4輪の耐久レースにも出ちゃって。とりあえず無事に完走しましたね。目標はあくまで完走だったんですけど、なんとボーナスでね、クラス優勝しちゃったんですよ。

鹿島 :うおっ! 素晴らしい!

桐島 :だけどまあ、大人気なく(プロの)丸山浩とかね。まあ速い人は丸山浩さんだけで、あとはみんな別に普通の人だったから楽しかったですよ。4人で交代して。ただねえ、暑いんですよ、夏だから。

鹿島 :暑いですよね。

桐島 :まあ運よく雨が降らなかったから良かったんだけど、本当にあの暑さはきついですよね。

鹿島 :大体スーパーGTですとかね、国内のプロフェッショナルの大会でも車内の温度は60度を超えますから。ロータスって室内が狭いじゃないですか。

桐島 :そうなんですよ!

鹿島 :しかもエンジンがすごく近いところにあって。何度くらいですか、50度は絶対にいってますよね?

桐島 :いやいや、絶対に50度以上。測ってないから分からないけど。まあそれがね、耐久レースの醍醐味だと思うんですよ。あれを冬にやったら耐久レースじゃなくなっちゃうから。あの夏の暑さをぐっとこらえて走るっていうのが楽しさだと思うし。雷雨があったり色んなアクシデントが起きるから楽しいんだと思うし、あとはタスキを渡していくっていう楽しさがあるし。何せね、カッコいいじゃないですかロータスは。色んなクルマがあると思うけど、やっぱりロータスは僕が元々欲しいクルマだったからね。そういうクルマでレースが出来たのは嬉しいなと思ってます。

鹿島 :そういう、いわゆるクラシックカーレースとは別に、耐久レースみたいなものにこれからも出て行こうっていう考えは無いんですか。

桐島 :まあクルマも少しずつ、まだ本当に下手っぴなんですけど人に迷惑をかけないレベルにはなったので、ただやっぱり雨が降るとね、迷惑かけちゃうような気がしてね。まだスピンしちゃうんですよ。だから本当にスムーズな走行がもうちょっと上手くなれば。まだアレなんですよ、僕は恥ずかしながらヒール&トゥが出来ないんですよ(笑) それなのにそこそこいいタイムが出せているから、あれでヒール&トゥが出来てもうちょっと半クラが使えるようになれば、スピンしなくなるんだけど、どうしてもアレなんですよね、ちょっとギクシャクしちゃう。

鹿島 :ブレーキを踏みながらクラッチを踏んで、アクセルをあおって回転を合わせてシフトダウンするっていうのがヒール&トゥなんですけど、これが合わないと雨の日とかはタイヤにぐんと衝撃が掛かっちゃって、リアが流れはじめちゃったりするんですよね。

桐島 :そうなんですよ。だからそれは先生に教えてもらわないと。鹿島先生に。

鹿島 :何でですかね、そんなに器用なのに。足がデカいんですかね?

桐島 :デカイからね〜。

鹿島 :フフフ。

桐島 :でもそんなの言い訳にならないよね、そもそも、どデカいイギリス人が乗るクルマだから(笑)。






原点は“操る楽しさ”だと思う。
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鹿島 :まあでも色んな経験をしていますよね、本当に。

桐島 :自分でも信じられないと思う。そもそもね、30代でバイクで日本一周っていうところから入って、バイクとかクルマにハマってきたんだけど、もう10年やってたんだと思って。それも色々やったよなと思って。ただまあ、最近はやっぱりパリダカレベルのハードなものはちょっと無理かなと、体力的にも。だからもうちょっとエンジョイしてやりたいなと思って。ドキドキもいいけどね。前に会った時はテーマは、ちょっとドキドキ感みたいな、非日常みたいなことを言っていたけど、今後はもうちょっと日常と同じくらいの気持ちで出来ることをやりたいなとちょっと思ってきましたね。

鹿島 :そういう意味で言いますと、話は最初に戻りますけど、これからクラシックカーレースの方がホットな感じなんでしょうね。

桐島 :まあね。見ていて綺麗だなと思うし、そんなに危なくないしね。そういう意味で、今のご時勢は確かに色々と難しいファクターはあると思うんですよ。景気もそうだけど、エコっていう意味でもね。じゃあクラシックカーはエコかって言ったら決してそうじゃないから。だからそういう意味では課題はまだいっぱいあると思うんですよ。だけど今後は分からないですよね。例えば電動で走れるクルマとかそういうのでレースがあったら、それはそれで興味を持つと思うし。単にスピードだけっていうことではもうあんまり興味は無いですよね。

鹿島 :クルマやオートバイを楽しむっていう、原点みたいな部分ですよね。

桐島 :そうそう。だからどうしても数値っていうことばかりになってきてね。スピードっていう。だけど今の若い子とかもそうだし、たぶんほとんどの世代がスピードが速いからクルマとかバイクを買うかって言ったら、絶対にそういうことじゃないじゃないすか。でも単に便利だからいいかっていうことじゃなくて、やっぱり操る楽しみも絶対に残して欲しいと思うし。今のクルマとかってそこがすごく減ってきていると思うんですよね。バイクも簡単になりすぎちゃっているとか。だからちょっと前のバイクとかクルマに乗ってみて思うのは、まだこれは操る感覚が残っていて楽しい、っていうのはありますよね。

鹿島 :なるほど。いや〜僕も気がついたら、クルマで一番古いやつが79年、オートバイが80年のスズキのカタナ。

桐島 :おお〜!

鹿島 :だから、今の若い人にしたらクラシックカーなんですよね。

桐島 :そうですよ。

鹿島 :でも明らかに、おっしゃったように、特別な想いが無いと動かそうって思わないですよね。

桐島 :そうなんですよね。

鹿島 :止まるのも大変だし(笑) でも何か“乗っているぞ感”がものすごくあるので、脳が活性化されますよ、そういう時は。カタナとか久々に乗ると。

桐島 :もちろん楽は楽でいいんだけど、だから両極端になるでしょうね。これからは多分。

鹿島 :いや、久々に番組にお越し頂きましたけど、本当にあいかわらず切れ味がいいですね。

桐島 :いえいえ(笑)。

鹿島 :じゃあ来週はですね、これまた雑誌で特集されてたんでご存知の方も多いかと思うんですけど、ものすごいガレージを富士スピードウェイの近くに。ガレージ兼スタジオっていうんですかね? 別荘兼?

桐島 :別荘というか、そもそもガレージだったんですけど、まあ色々政治的な(笑) 奥様の意見を一応聞き入れて。まあ寝泊り出来るガレージにしました。一応、別荘ってことにしておきましょう。

鹿島 :アハハ! 分かりました。その辺のお話もお伺いしたいと思います。またよろしくお願いします。





今週は、クルマとオートバイを愛してやまないフォトグラファー、
36歳でバイクレースを始め、
あのパリ・ダカールラリーに初挑戦して完走も果たしてしまった
桐島ローランドさんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週もローランドさんをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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