Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

パリダカ走破から2年、 挑戦は続く

(5月17日放送)
桐島ローランド

桐島ローランド

(きりしま ろーらんど)

ニューヨーク大学写真科卒業後、フォトグラファー、マルチクリエイターとして幅広 いシーンで活躍中。
30歳の記念にオートバイで47都道府県を巡り、36歳の年、この番組がきっかけでレー サー鹿島と共にオートバイ耐久レースにデビュー。その後“夢のダカールラリー”へ初挑戦し完走を 果たした他、自動車の耐久レースや、クラシックカーラリーイベントへ参加するなど、モーターフ リークとしてその活動の場を広げ続けている。

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、クルマとオートバイを愛してやまないフォトグラファー、36歳でバイクレースを始め、あのパリ・ダカールラリーに初挑戦して完走も果たしてしまった桐島ローランドさんをお迎えします。お楽しみ下さい。


東儀さんとクラシックカーラリーへ。
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鹿島 :今週のゲストは、2年ぶりにお越し頂きました。桐島ローランドさんです。

桐島 :どうもです。お久しぶりです。

鹿島 :ところで先日、東儀秀樹さんと一緒にクラシックカーのラリーに出てましたよね。

桐島 :そうなんですよ、よくご存知で。

鹿島 :これはすごい事ですね。

桐島 :いやいや、前から実を言うとクラシックカーにはもちろん興味はあったんですよ。ただ、元々はバイクじゃないですか。だから俺もそろそろ40歳だし、バイクを降りるタイミングが来たかな、まあレースはちょっと引退かなって思ってて。とはいえ何かやりたい、やり続けたいし、ただやっぱり正直、300km/hを出してうんぬんっていうよりは、もうちょっと楽しく敷居の低いレベルでエンジョイできるものはないかなって、ずっと探していて。それでたまたま、一昨年だっけな、ルイ・ヴィトンカップっていう、ルイ・ヴィトンが主催しているクラシックカーのラリーがヨーロッパで行われていたのを取材に行ったんですよ。それがすごい楽しくて。またとんでもない名車がいっぱい揃っていてね。それに毎日お城でランチとディナーで、毎晩タキシードを着てディナーなんだけど(笑)。

鹿島 :うわあ〜!

桐島 :すごいのよ、もうレベルが。向こうの本当の意味での富豪たちの趣味って感じで。まあそんな中、恥ずかしながら取材させてもらったんだけど、やっぱりいいなあと思って。クラシックカーってカッコいいじゃないですか。飽きないし。何かそういう普遍的なものを、元々俺、バイクもクラシックバイクを何台か所有しているんだけど、やっぱり好きだしね。だからいずれかクラシックカーを手に入れたいなと思っているんですよ。そんな矢先にたまたま、東儀さんとも撮影の縁があってね、それで彼にクラシックカーのことを、彼はミッレミリアっていう、特に日本でやっているラ・フェスタ・ミッレミリアっていうやつに出ていて結構良い成績を残しているんですよ。それで彼に色々と相談したら、ある日突然、「そういえば今度、大阪でラ・フェスタ・プリマヴェーラっていう、ミッレミリアの姉妹レースみたいなのが行われるけど出てみない?」っていう誘いが来て。急だったんだけどね、それもプリマヴェーラは今年が初開催だったんだけど、大阪を出発して、伊勢神宮、鈴鹿サーキット、彦根城、あとはどこだったかな、奈良〜京都〜大阪って形でね、すごい良いコースなんですよ、また。それはもう絶対に出ないとダメでしょうって思って。仕事も無理して調整してもらって行ったんですけどね、すごい楽しかった!

鹿島 :実際に、どんなクルマが出てましたか。

桐島 :一応、ミッレミリアっていうイタリアで実際に行われている有名なクラシックカーのラリーと、ルールはほとんど似ているんですけど、日本の場合は1967年までのクラシックカーであれば参戦出来るんですよ。本場は57年までなんですよね。そうなると56年型とか57年型のGTカーがすごく多いんですよ、基本的には。やっぱり勝ちに行こうとしたらそこら辺が簡単だからね、パワーもちょうど。やっぱり50年代以上前のやつは結構、そういう意味ではエンジンにパワーが無いし、戦前のものだとなおさら。とにかく戦前のクルマもすごく多かったですよ、うん。東儀さんのクルマはMGA、56年型の。すごく良くて、やっぱり扱いやすいし。あとはトライアンフのTR2とかも結構多かったっけな。色々あったからね。だから本当に、ブリティッシュもあったしイタリアンカーもすごくいっぱいあったし、アルファロメオのジュリエッタだっけ?あとは何があったっけな…結構マニアックなものが多かったですね。

鹿島 :東儀さんは、MGAでいわゆるラ・フェスタ・ミッレミリア、関東で行われている方では好成績を納めていて業界ではすごく有名ですけど、初めてですよね?

桐島 :そうなんですよ、僕はナビゲーターは初めてで。

鹿島 :どうですか?

桐島 :やっぱり初めてだったから最初はちょっと戸惑ったんだけど、実を言うとですね、パンクがあったんですよ。すごく運が悪く、まあ俺の厄年がまた影響しちゃってね。

鹿島 :フフフ。

桐島 :なんと1回どころか3回パンクしちゃったんです。

鹿島 :おお〜、多すぎましたね、ちょっとね。

桐島 :うん。ちょっとありえないんですよ。正直、クルマのパンクって俺は今まで無かったから。だからパンクして驚いて。高速に乗ってすぐパンクして、あらら〜って、空気圧もしかして弱かったのかなみたいなそんなレベルで、まあ1回目はすぐに直せたから。ただスペアが1個しか無いじゃないですか。

鹿島 :ええ。

桐島 :だからドキドキしながら走っていたら、その日にまたパンクして、結局1日2回やっちゃってもうスペアが無くなっちゃったから、もうそれでリタイアだったんですよ。

鹿島 :うわ、残念ですね…。

桐島 :そう。だけど、クラシックカーのレースっていうのは基本的にスピードを競うわけでは無いんですよ。唯一の競うところっていうのは、計測地点・CPっていうのがあるんですけど、そこで例えば50mを10秒で走って、次の30mを8秒で走ってみたいな、そういう感じで区間があるんですよ。そこをなるべく正確にスタートを踏んで、ゴールのラインを踏んだところでストップウォッチで計測してってやるんだけど、それはね、東儀さんがすごく上手くて。僕もやっぱりタイヤに触れる瞬間を見ながらストップウォッチをスタートして、彼に何秒かっていうのを言うわけですよ。それからそれに合わせて、ちょうど0のところでゴールを踏むようにクルマを操るんだけど、彼はそれがすごく上手くて。俺のストップウォッチも、俺は結構やっぱり目がいいから正確で、俺たちね、そのCPはダントツ1位だった。

鹿島 :素晴らしい!

桐島 :そう。だから俺たちが普通にパンクしていないで、毎日レースを完走していれば優勝してたんですよ。まあ、あんまりそういうこと言っちゃいけないんだけどね。

鹿島 :いやいやいや。

桐島 :何でもそうだけど、優勝しなかったら優勝じゃないからね。だけど結構、それで俺たちは頭に来て、「これは秋にリベンジだ」って。

鹿島 :フフフ。

桐島 :だから僕も今はひそかに基礎練しようと思って。

鹿島 :あれはいつでしたっけ。

桐島 :秋、10月ですよね。季節もいいですよね。

鹿島 :近くなってくると、近藤真彦さんとか堺正章さんとかが、テレビとかスポーツ新聞に出てきて、「今年もそろそろです!」なんて言ってますよね。

桐島 :はい。だから今回も堺さんは出ていて、近藤さんは今回は出ていなかったんですけど、すごい気さくな人でね。またすごいカッコいいクルマでやってきてね。何かいいなあって(笑) やっぱりいいですよね、ああいう方が出てくれると盛り上がるし。本当に田舎とか行くとすごいですよ、ウワ〜って人が集まって。だからやっぱり盛り上げていかないといけないなって、モータースポーツを。




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