Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

“天ぷら油”で地球一周!

(12月14日放送)
山田周生

山田周生

(やまだしゅうせい)

「バイオディーゼルアドベンチャー」
プロジェクト代表&メインドライバー
フォトジャーナリスト・ラリードライバー

25歳の時にバイクでサハラを単独縦断、そのまま約2年間の世界放浪の旅を皮切りに地球40周ほどの距離を旅する。‘83年からパリ-ダカをはじめとするクロスカントリーラリー、アメリカズカップ、アドベンチャーレース、犬ぞりレースを追跡取材。
旅をしながら自然との共生を考え、アメリカンインディアンなどの先住民族のルポルタージュなども手がけている。4WD、バイク、カヤック、ロープクライミング、MTB等を駆使して未開の大自然に入り、できるだけ対象にせまる取材スタイルを信条とする。自らもパリ-ダカールラリーにバイクと4輪で出場して完走。ライフワークとしても車やバイクによるサハラ縦断や南米縦断など世界中を巡っている。訪れた国は100か国以上、総走行距離は延200万キロ以上。2007年12月から1年の歳月をかけ、廃食用油で走るランドクルーザーで17ヶ国、47000キロを走破、世界一周を達成した。

公式サイト:http://biodieselchallenge.com/
公式ブログ:http://bike.heteml.jp/bio/

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、天ぷら油など使用済みの食用油を燃料に、トヨタのランドクルーザーで一年をかけて世界一周を果たしたばかり、フォトジャーナリストでラリードライバーの山田周生さんをお迎えしてお送りします。じっくりお楽しみ下さい。


4万7000キロの旅を終えて
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鹿島 :今週のゲストは、フォトジャーナリストでラリードライバーの山田周生さんです。

山田 :よろしくお願いします。

鹿島 :ちょうど去年の12月に丸の内で出発のセレモニーがありまして、そこに我々も取材に行かさせて頂いて。あれからちょうど1年です。

山田 :そうですね。ちょうど1年だと思います。

鹿島 :本当にこの度はおめでとうございます。

山田 :ありがとうございます。

鹿島 :最終的には17カ国、およそ4万7000キロを走破。ちょっとお痩せになったんじゃないですか。

山田 :後半はちょっと、ビザの期限もあったり色々と急いだもんですから、ほとんど寝ていないですね。

鹿島 :元々、精悍な感じでしたけども、より、何か“世界を駆け抜けた男”っていう雰囲気が強まっている気がするんですけど(笑) そんな山田さん、17カ国、4万7000キロを1年ですから、相当駆け足で、しかもバイオディーゼル燃料で走るクルマで。かなりお忙しかったと思うんですけど、改めてトヨタのランドクルーザー、このシステムを今日はじめて聴かれた方のためにご紹介して下さい。

山田 :まあランドクルーザー自体は特に改造していないんですけど、バイオディーディゼル燃料で長い距離を走って、バイオディーゼル燃料自体はどんなものなのかを試してみたくて始めたんですけど、長い距離を走ろうとした場合、バイオディーゼル燃料を売っているガソリンスタンドっていうのはほとんど限られていまして、ヨーロッパにはありますけど、世界一周となるとそうもいかないもんですから、それじゃあ自分でバイオディーゼル燃料を作れる機械を作るしかないと思いまして、そこから始まったんですけど、そのバイオ燃料を作る機械は、40リッター位の燃料を作るのに24時間掛かるんですね。そんな機械でバイオディーゼル燃料を作って、自分の給油口からタンクに移して、それを使って走るというようなシステムなんですけどね。

鹿島 :去年、出発のセレモニーの際に、ちょうど丸の内のレストランから使用済みの天ぷら油を譲り受けて、山田さんが精製してディーゼル仕様のランクルに入れるというところがあったんですけど、これをじゃあ各国で?

山田 :そうなんです(笑) 丸の内でやったのが最初で。タンクをからっけつにして、まずそこからスタートしようっていう目論見だったんですけど、まあ初日に作った燃料は1日ですぐに無くなる量だったもんですから、すぐ次に移動したところから廃食用油を、農家の方から頂いたりとかしながら。

鹿島 :何枚かお写真をお預かりしているんですけど、これはアメリカかカナダっぽいお写真。

山田 :まず名古屋から船便でクルマをカナダのバンクーバーに送ったんですけど、着いてもう燃料が無いもんですから、さっそく日本食レストラン、寿司レストランに行って燃料を頂いた写真です。

鹿島 :「キヨ寿司」。

山田 :そうです。

鹿島 :この時、24時間、精製している間はお寿司を食べたりして待っているわけですか。

山田 :そうですね(笑) その場合はお寿司をそこで食べながらなんですけど、他のアメリカだとかヨーロッパでも、行った時に「食べていきなさい」って言われて、何度かご馳走になったことがありますね。

鹿島 :素敵ですね〜。もう1枚、こちらのシェフの格好をされた方の写真。かなり年配のベテランシェフっていう感じですけど。

山田 :それはロンドンなんですけど、チャールズ皇太子のお抱えのケータリングのシェフで有名な方で、その方に入れて頂いたんですね。

鹿島 :これはちなみに、何の油ですかね。

山田 :それはたぶん揚げ物の油だと思うんですけど、料理を作るときにそこのレストランで出た油だと思います。




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ある夜、パトカーに囲まれて