Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

世界で戦うレーサーたちと出会って
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿島 :ところで、曲の間も実は、オートバイトークで盛り上がっていまして。

長野 :ずっと(笑)。

鹿島 :ちょっとマニアックっていいますか。“ライダーの体の大きさと、最新のMotoGPマシンの相性”みたいな話をしてまして(笑)これはあの…放送しても分からない方が多いかと思いますので、オフレコトークでしたけども。すごいですよ、長野さん。

長野 :いやいや、好きなだけです。

鹿島 :素晴らしいですね。ところでオートバイを観られる方もプロですけど、やっぱり乗るほうもプロなんでしょうね。

長野 :乗るのも好きですね〜。ちょっと最近はツーリングに行けてないんですけどね。

鹿島 :ツーリングはどういう雰囲気のところに行くのが好きなんですか。

長野 :う〜ん、やっぱり山ですかね。連れて行って頂くんですよ。去年は宮城光さんと、あと鎌田さんとか、一緒に連れて行って頂いたりとか。

鹿島 :宮城光さんって、私が中学生の頃ですよ。鈴鹿の8時間耐久レースっていうビッグイベントの、前座の4時間耐久レースで初優勝した時に、ちょうど中学生で。カッコ良かった。今もカッコいいですけど、当時10代の宮城光選手が本当にカッコ良くて。こんな漫画みたいな世界があるんだって。その後に『バリバリ伝説』っていう漫画が始まって、高校生で学生服を着てオートバイで学校に通って、8耐に出るっていう。僕はあれを読んだ時に宮城さんかと思ったんですよ。

長野 :僕もカブったんですよ。

鹿島 :あ、やっぱりそうですか!?

長野 :ええ。宮城さんってアメリカの大会っていうかシリーズでもチャンピオンを獲っているじゃないですか。僕はそのトークを番組の中でさせて頂いたんですけど、オンエアはカットされてた部分があって。やっぱりアメリカに行った時に、チャンピオンが懸かっているレース前になってくると、これは本人は「誰にも言っていない」って言ってるんですけど、「時差を考えて、全部、時差にあわせて調整まで俺はしてた」って話を聞いたんですよ。やっぱりそこまでストイックになるっていう。貴重な話でした。

鹿島 :すごい。でも現実問題、すごく難しいことですよね。

長野 :ですよね。ちょっと移動すると時差があるじゃないですか。その時差に合わせて全部起きて、レースに向けて調整していたって言ってましたね。

鹿島 :わりとフレンドリーに接して頂ける方ですけど、僕らに見えていない部分ではものすごい表情を持っているような気がしてきましたね。

長野 :みんなそうなんですよね。天才って呼ばれる方もいらっしゃいますけど、絶対に努力されているんですよね。原田哲也さんも。

鹿島 :原田哲也さん、この番組にも以前、ご出演して頂いているんですよ。

長野 :あの方にも、セッティングの話とか色々して頂いて。やっぱり世界を獲る人って違うな〜っていう話を色々聞かせて頂きましたね。

鹿島 :例えば原田さんって、どういう印象がありますか。

長野 :やっぱり聞いたとおり、ストイックですね。すごく“入る”というか、感覚だけで乗っているライダーじゃないなって、すごく感じましたね。

鹿島 :繊細な感じ。

長野 :繊細ですね〜! バイクを自分の乗り方に合わせていくって感じ。バイクに自分を合わせるライダーじゃないなって感じですね。

鹿島 :それだけ、オートバイの、どこを何ミリいじったら、どうなるかっていうのを完全に把握しているってことですよね。

長野 :そうなんです! 何ミリなんですよね。今、WSS(ワールド・スーパー・バイク)600CCで走っている藤原克昭くんとかもたまに会わせて頂くんですけど、「リアのサスを5ミリいじって、すごく乗りやすくなった」とか。あと玉田選手も「重りを2キロ乗せたらチャタリングが無くなった」って言うんですよ。「だからいまは、筋肉を2キロ増やそうとしている」とか。

鹿島 :フフフ。

長野 :2キロなんだ〜みたいな(笑)そうするとバイクが乗りやすくなったとか、そういう話を色々と聞くんですよ。

鹿島 :オートバイはクルマのレース以上に、ライダーの体がパーツの一部になっているっていうところは、やっぱりあるんですよね。

長野 :そうですね。四輪ももちろんなんですけど、それ以上に二輪の方はソフト、人間の能力がより反映される乗り物だと思いますね。

鹿島 :これまで取材を通して、実際にレース用のオートバイに接したことも多いと思うんですけど、乗られたことはないんですか?

長野 :乗ったことはですね、1回、もてぎのコースをショートカットなんですけど、1999年にアレックス・クリビーレが500CCのチャンピオンを獲ったんですけど、その500CCに乗せて頂きました。

鹿島 :おお〜(笑)。

長野 :でも! メカニックの方が「タイヤ新品だから気をつけてね」っていうんですよ。

鹿島 :新品ですか!? 新品は滑りやすいですからね、暖まるまで。

長野 :テカテカでした。そんなの危ないじゃないですか。もう直線ですら開けきれないですけど、でも500CCに乗せてもらいました。びっくりしたのは、市販車以上くらいに乗りやすいんです。開ければモンスターマシンですけど、すごく乗りやすかったですね。

鹿島 :いやあ…、やっぱり長野さん、すごいです。僕もちょこっとオートバイのレースをかじりましたけど、今日ラジオを聴いているみなさんって、新品タイヤがどれだけ怖いか分からないと思うんですけど、僕らが乗っていたような600CCのパワーのバイクでも、本当に滑りやすいですし、最初、ピットアウトして1個目のコーナーを曲がるときは「倒さないでくれ」って言われますからね。

長野 :怖い(笑)。

鹿島 :倒すとそのまま滑っちゃう。1周目はまるでスケートリンクの上を自転車で走るような感覚ってよく言うじゃないですか。それを、世界のトップチームがですよ、V6の長野さん「ニュータイヤで行って下さい」って。これはカッコいいですよ。

長野 :たぶん、そんなに(アクセルを)開けられないの分かってたんですよ(笑)。

鹿島 :いやいや、たぶん信頼関係だと思います。

長野 :だってコケたら何千万円ですからね、あのバイク!

鹿島 :でも何か感じたものがあったんだと思います。それはやっぱり、きょう僕は初めてお会いして思いましたけど、やっぱり何事かを極めている人特有のオーラみたいなのが、ものすごいですもんね。

長野 :いやあ。

鹿島 :ライダーだと思われたんじゃないですか?

長野 :そんなわきゃないです(笑)。





時空を超えたウルトラマンの魅力
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿島 :クルマ好きにはたまらないんですよね、“V”とか“6”って。

長野 :アハハ! そうですよね。僕のトーチュウの連載も“V6エンジン”ですからね。

鹿島 :これはエンジンがV型に6気筒っていうね。これは本当にいい音するわけですよ。

長野 :そうなんですよ。事務所のクルマでもV6気筒のがあったんですけど、何も知らない方が「あれ、エンブレム作ったの? V6の」って。違う違う(笑)。

鹿島 :アハハ! すごいっすね〜。V12なんてのもありますけどね。

長野 :僕らのグループのエンブレムかと思ったっていう方が。

鹿島 :フフフ。ところで今日はバイクの話を中心にお送りしてきました。到底、想像通りに長野さんとのトークは収まりきりませんので、来週はこの続きとクルマトークをぜひともお願いしたいと思います。

長野 :よろしくお願いします。

鹿島 :ところで9月13日から映画が公開されています。『大決戦!超ウルトラ8兄弟』。

長野 :はい。

鹿島 :これは、1967年が確か、初代ウルトラマンだったと思うんですけど、僕は1968年生まれなんですよ。

長野 :おお〜!

鹿島 :で、もう子供の頃、ウルトラマンというと、なりたいものランキングで相当上位に入っていう。

長野 :うん。ヒーローものとしては欠かせないですからね〜。

鹿島 :今回って、本当に色んな、当時の俳優さんも一緒に出られているじゃないですか。

長野 :全員一緒ですね。

鹿島 :素敵ですよね。

長野 :僕も本当に、観ていた世代なので、観てた方と同じステージに立たせて頂くって、これは自分が夢の舞台に立っているみたいでした。

鹿島 :これは9月13日から公開されていますから、ぜひともチェックして頂きたいと思います。じゃあ来週、この続きを。素敵なネタをいっぱい思い出しておいて下さい。

長野 :ぜひ。よろしくお願いします。ありがとうございました。





今週はクルマ、バイク、
そしてレースを愛してやまない
V6の長野博さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も長野さんをゲストをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




back page home