Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

男も女も憧れるヴォーカリスト

(7月6日放送)
杏子

杏子

(きょうこ)

1992年、約8年間余りの「バービーボーイズ」の活動にピリオドを打ち、ソロヴォーカリストとしてデビュー。「星のかけらを探しに行こう」他、数々のヒットを放つ実力派ヴォーカリストとしての地位を確立。1998年からは同じ事務所に所属する山崎まさよし、スガシカオらと結成した「福耳」でも活躍中。2008年7月16日、5年ぶりのフルアルバム「ENAMEL」をリリース。

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、5年ぶりのフルアルバムをリリース、男も女も憧れるヴォーカリスト、杏子さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


ドライブのリハーサル!?をタクシーで。
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鹿島 :今週のゲストは、杏子さんです。

杏子 :どうもこんにちは。よろしくお願いします。

鹿島 :よろしくお願いします。あの、この番組は今年でもう10年に入りまして。

杏子 :すごいね、長い!

鹿島 :カーライフ番組の“徹子さんの部屋”みたいな。徹子“さん”って。

杏子 :徹子さん(笑)。

鹿島 :各界の有名人の方々の、免許を取った頃の思い出ですとか、クルマのエピソードを聞いているんですけどね。免許を取ったのは、何年くらい前ですか。

杏子 :ええっとね、遅くて、私は30歳過ぎてからですね。絶対に私みたいなせっかちな性格は、免許取ったらいけないと思っていたんですけど、バービーボーイズでツアーがずうっとあったんだけど、なんかね、お休みが2〜3週間とれるみたいなことがあって。何しようかと思って、学校に行きたいなってちょっと思って。それで、学校何行きたいかなと。着付けとか色々と候補はあったんですけど、「免許取ったら?」って言われて。イヤイヤ、私が免許!? イヤイヤ…行ってみようかな、と思って(笑)行ったんですけど大変でしたね〜。

鹿島 :普通の自動車学校ですか?

杏子 :そうです。その時、田原俊彦さんとミュージカルとかやったりしてたんで、絶対に裏の手があるぞと思って、取るぞと思って。なんかチョリチョリって(裏の手配のようなものが)無いのかなと思ったら、「そんなのあるわけないだろ、努力だよ」って言われて。

鹿島 :フフフ、そうですか…。

杏子 :それで、そこがまたすっごい厳しいところで、家の近所に行ったんですけど、学科でも先生がいちいち指して答えさせるとか。で、ダメだと「立ってろ!」とか。

鹿島 :すごいっすね。

杏子 :実技の時も、もう怖い先生がいて…。その時は先生を選べなくて、当たりませんようにとかね。

鹿島 :でも苦手意識があると、緊張して上手く運転できなかったりしませんか?

杏子 :集中できませんよ、もう。だから免許を取っている頃は、道を歩いていても、クルマを運転している方を見ると、なんて偉いんだろうって。

鹿島 :フフフ。

杏子 :もう、尊敬。道路にちょっと行くと、尊敬すべきする人がいっぱいいすぎて、すっごいみんな、偉い!とか。

鹿島 :でも、わりと短期間で取られたってことですか。

杏子 :そうですね。ほぼ毎日行って、だあ〜っと取りましたね

鹿島 :3週間くらいで 相当早いんじゃないですか。

杏子 :だからね、落ちたことは無いんです。

鹿島 :(運転)上手いんじゃないですか。

杏子 :ほっほっほっほっほ。でも違うんです。日曜日とかにお休みがあったらね、友達に来てもらってね。借りれるんですよ、コースを。それでやって。A型なので。几帳面ですから。

鹿島 :じゃあ友達を先生にして。なるほどね〜。

杏子 :そう。おねがいって。それで出来るだけ、詰めて詰めて取るようにして。

鹿島 :初めて免許を手にした時って、どんな気持ちがしました?

杏子 :やっぱり嬉しかった〜。やっと一人前になった、みたいな。

鹿島 :「私もついに、あっち側の人になった!」みたいな。

杏子 :そう! やった、いただき! みたいな感じだったですね。

鹿島 :やっぱり嬉しいですよね。初めてのドライブって、どこに行ったか覚えてますか。

杏子 :ドライブっていうか、米米クラブの、本当に近所にしか運転していなくって、米米クラブのライブが横浜アリーナかなんかであって、それで、オペラ歌手の中島啓江ちゃんを隣に乗せて、それでめっちゃ緊張して。

鹿島 :うわ、すごい。

杏子 :啓江ちゃんはノンキに「うわ、杏ちゃんやるね! ブイブイ飛ばしちゃうの?」って。それで、いや、今日が高速道路も初めてなのって言ったら、「うわあ! やめてえ、止めてえ」って。でも、啓江ちゃん、ここは高速道路だから止められないよって(笑)。

鹿島 :アハハ!

杏子 :それで帰りになって、「電車で帰ろう」って言われて。

鹿島 :うわ、ひどいですね。

杏子 :ええっ、じゃあクルマはどうするのって聞いたら、「後日、杏ちゃんがとりにくればいいよ」って(笑)。

鹿島 :フフフ。でも言われるまで気づかなかったっていうことは、たぶん運転がお上手なんだと思いますよ、きっと。

杏子 :そうです。たぶんお上手だったと思うんです。でもね、羽田空港に行く時とか、東京駅に行くときは、前の日にタクシーに乗って、シミュレーションをして(笑)。

鹿島 :アハハハ! だったらタクシーで…ってならないですか。

杏子 :いや、でもせっかく免許を取ったんだから、運転しないと私は人間としてダメになると思って。免許とっても、運転しなくてペーパードライバーになる人が多いって聞いたから。「杏ちゃん、毎日運転することが大事」ってみんなに言われたから。そうだよねって。でもそれが苦痛なんですけど、そうだ、羽田空港まで行ってみようと思って。ほら、停めるのに悩むのが怖いから、駐車場もちゃんと見てみようと思って。それで花のところと動物のところで、どっちかと言うと動物のほうがいいなと。「動物ならこっちですよ」と言われて、パンダとゾウなら、パンダがいいなと思って運転手さんに行ってもらって。「じゃあここら辺にします」って言って。それでまた家に帰る。それで「明日がんばってくださいね」って言われて、ありがとうございますって。

鹿島 :何かを極めた人っていうのは、何かを持っていると思っていたんですけどね。きょう僕は、杏子さんからクルマ道を極めるためのヒントをもらいました。

杏子 :いやいや。

鹿島 :いつものパワフルで派手なパフォーマンスからは、想像できないマメな運転ぶり。感動しました。

杏子 :そうですねえ。チマチマしてますね。




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