Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

スローエイジングの体現者

(5月11日放送)
溝口 肇

溝口 肇

(まつだ ひでし)

龍谷大学在学中の21歳、得度(僧侶の資格を得る)。卒業後、4年間のサラリーマンを経験し26歳で上京。義兄である北野武(ビートたけし)の運転手兼付き人となる。

28歳の時、一度は諦めていたレーサーの道を歩き始め、瞬く間にトップレーサーへ。アメリカ最高峰の「インディ500」では1996年に当時の日本人最高位8位を記録、また「SUPER GT」には1994年から出場し続けている。

モータージャーナリストとしても幅広く活躍中で、2000年より日本カーオブザイヤー選考委員を務めている。

日々のちょっとした行いから健康と体力を維持するスローエイジングを提唱。いくつになってもクルマの運転は上達することを確信、そのためにはスローエイジングが近道であることなどを綴ったコラム『松田秀士の考えて走る』(レブスピード・ニューズ出版)を連載中。また、スポーツチャンネルGAORA(ガオラ)の「インディカー・シリーズ」のレギュラー・コメンテーターも務める。

1954年12月22日生 高知県出身
京都/龍谷大学文学部卒
浄土真宗本願寺派 僧侶

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、4月27日に続いて2回目の登場、北野たけしさんの義理の弟さんでレーシングドライバー、日本カーオブザイヤーの選考委員を務めるモータージャーナリスト、そして僧侶でもある松田秀士さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


地球環境とディーゼル
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鹿島 :今週のゲストは、レーシングドライバー、日本カーオブザイヤーの選考委員も務めるモータージャーナリスト、さらにインディカーレースのテレビ中継のコメンテーター、そして僧侶でもいらっしゃる松田秀士さんです。よろしくお願いします。

松田 :よろしくお願いします。

鹿島 :松田さんには先々週にお越し頂いたばかりなんですけど、本当に色んな話がありまして、10分の1くらいしかお伺いできなかったのでまた駆けつけて頂きました。先々週は、レーサーとしての松田秀士さんに迫らせて頂いたんですけれども、もう2000年くらいからですかね、日本カーオブザイヤーの選考委員をやられていて。

松田 :そうですね。もう7年か8年くらいになりますね。

鹿島 :色んな雑誌で、発売前のクルマに乗られて記事を書かれたり色々と活躍をされていますけれども、モータージャーナリストの松田さんは、最近も色んなクルマに乗られていると思うんですけど、気になるクルマですとか最近のクルマのトレンドですとか、どう捉えていますか。

松田 :最近で一番印象に残っているのは、この間、海外試乗会があって、スペインのマラガっていうところで試乗したんですけど、いわゆるディーゼルエンジンだったんです。これから日本のクルマ社会の中でも核になる部分なんだけど、要するに環境っていう部分がありますよね。温暖化によってCO2を削減しようっていうことで。ディーゼルエンジンっていうのはCO2の発生量が少ないんですね。しかも燃費がいいんですよ。日本では軽油が安いですから、そういう意味ではエコロジーに繋がるっていうことで。スバルさんが新たに開発した水平対向のディーゼルエンジンなんですね。乗用車用としては水平対向ディーゼルエンジンっていうのは世界初なんです。これはヨーロッパの“ユーロ4”っていう排出ガス基準があるんですけど、これに適合させたクルマで、来年あたりには日本でも排ガス規制があるんですけど、それに適合させたクルマを日本に持ってくるという。それをスペインのマラガで先行で試乗したんですけどね。

鹿島 :どうでした?

松田 :非常に静かでですね。振動がなくて。ターボなんですよ、2リッターの。4気筒の水平対向なんですけど。それで、ものすごくスムーズで、変な話、高速道路ではすぐ200km/hくらい出ちゃうくらいのパワーがあり、いやもうビックリしましたね。それで、満タンで1000キロちょい走るんです。素晴らしいクルマでしたね。

鹿島 :日本ではどちらかというと、ディーゼルエンジン自体が誤解されているところがあるじゃないですか。

松田 :そうですね。

鹿島 :でもヨーロッパに出張で行きますと、本当にアウトバーンなんかでも(ディーゼルが)多いですよね。

松田 :多いですね。今はね、ヨーロッパの乗用車のディーゼル比率は60%超えはじめてますね。国によっては70%超えてますね。

鹿島 :パワーもありますしね、クリーンなものを排出してっていう。これからの色んな選択肢のうちの一つですよね。

松田 :そうですね。近未来で、温暖化を防止するための努力としてはディーゼルが一番手っ取り早いところにありますね。



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