Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

 ビートルズとシフトチェンジの横顔

(2月24日放送)
スキマスイッチ 大橋卓弥

スキマスイッチ 大橋卓弥
(オオハシタクヤ)

1978年5月9日生まれ
AB型
愛知県東海市出身

幼少の頃よりクラシックを好み、小学生からピアノを習い始める。その頃、繰り返し聞いた友人宅の電話の保留音に心を打たれ、後に父親のアナログ盤でそれがビートルズの「イエスタデイ」だという事を知る。それがきっかけで、小・中学校時代はほとんどビートルズとともに歩む。
高校卒業後上京し、バンドを組むが自然消滅。その後、一人で曲を書きため、同じく上京していた地元の知己である常田にアレンジとレコーディングを依頼し、スキマスイッチ結成に至る。
そして、2008年2月6日「はじまりの歌」で満を持してソロデビュー。

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、ソロプロジェクトをスタートしたばかり、スキマスイッチの大橋卓弥さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


思い出のクルマとの切ない別れ
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鹿島 :今週のゲストは、この方です!

大橋 :大橋卓弥です。よろしくお願いします!

鹿島 :よろしくお願いします。2004年の11月21日にお2人(スキマスイッチ)でお越し頂いて以来なので、もう3年くらい。

大橋 :そうですね。

鹿島 :ちなみに常田さんは、お父さんがレースの写真を撮るお仕事をされていたりということがあったり。

大橋 :色々な写真を撮っているみたいですね。

鹿島 :大橋さんご自身は、子供の頃にお父さんが乗っていたゴルフのU型を買って、あえてお父さんが乗っていたT型にフロント換えたっていう。

大橋 :ええ。グリルだけ換えて(笑)。

鹿島 :そんな話が思い起こされますけど、最近はどうなんですか、あのゴルフは。

大橋 :あのゴルフは譲りまして。ちょっと残念な結果に終わってしまったんですけど…

鹿島 :残念な結果!? どういうことですか?

大橋 :僕の愛車だったので、売るよりは誰かに乗ってもらいたいなと思ったんですけど、(譲った)その子が誰かにそれを売っちゃってまして(笑)。

鹿島 :フフフ。

大橋 :ものすごい切なかったんですけど。

鹿島 :じゃあ、どこに行ったか分からない?

大橋 :分からないんですよ。なんかちょっと、切ない感じでしたね。

鹿島 :でも、その“自分が大事にしていたクルマを、知り合いにだったら”っていう気持ちは、僕も分かりますね。

大橋 :あ、ホントですか? 何か、売ってしまったりとか新しいのに換えるときに、下取りとか色々あると思うんですけど、何かもったいない気がしますよね。

鹿島 :しますします!

大橋 :なので、身内で乗ってくれたらいいなって思って、良かれと思ってやったんですけど、残念な結果に(笑)。

鹿島 :でも、ゴルフのU型で、フロントはT型ってことになってますし、たぶん特徴を見れば、道ですれ違ったら分かるでしょうね、きっと。

大橋 :分かりますかね? いや、分かったらちょっと声をかけてみたいですね。「実は…」って。

鹿島 :アハハ! ところで、そのゴルフもそうですし、ビートルズに影響を受けたと

大橋 :はい。

鹿島 :元々はクラシックの勉強をずっとされていて、そんな中ビートルズに出会って。これもお父さんの影響がかなりあるんですよね。

大橋 :そうですね。父親のクルマに乗ると、いつも掛かっていた音楽だったりとか。そういうのにかなり影響を受けていると思いますね。

鹿島 :お父さんとは、子供の頃どういうドライブをされていたんですか。

大橋 :何か、たぶんクルマに乗るの好きなんですよね、うちの父親も。なので、どこに行くわけでもなくブラブラすることもありますし、家族旅行みたいな感じで遠出することも。ウチは実家が鳥取だったので、結構な距離なんですけど、でも毎年行くのも、クルマの中も僕は楽しみで。だから結構みんなでクルマに乗って移動するのは多かったですね。

鹿島 :マニュアル車だったんですか。

大橋 :マニュアル車でしたね。

鹿島 :フロントの、座席と座席の隙間から、シフトチェンジする姿が見えたりするじゃないですか。ああいうのって子供の頃、独特の気持ちがしませんでした?

大橋 :しましたね! だから停まっている時にちょっと触らせてもらって。なんか憧れたんですよ。大人しか触れないもの、お父さんしか触れないもの、みたいな。

鹿島 :フフフ。

大橋 :なのでちょっと握らせてもらって。動かしたら怒られるので(笑)ちょっと気分を味あわせてもらったりとか。

鹿島 :ドキドキしますよね。早く免許取りたいって気分に。

大橋 :はい。

鹿島 :免許はいつ頃取られたんですか。

大橋 :免許は僕、遅くて。21才〜22才くらいだったと思います。たしか。

鹿島 :免許を手にした時は、それだけクルマ好きだと相当な感動があったわけですよね。

大橋 :やっぱり感動ありましたね。僕は高校卒業して、すぐ上京して。クルマなんか持てるような状況じゃなかったので、でもクルマの免許が無いと、例えばその頃はバイトもしないといけないですし、でも“要普通免許”とかよく書かれているじゃないですか。これはやっぱりクルマの免許を持っていないとなと思って、実家に一回帰って、短期講習みたいなやつを毎日通って、わりと早めにサクっと取ったんですけど。かなり嬉しかったですね。何か、自分が免許を持つなんてっていうのが信じられない感じで。その合格発表を見たときは僕一人で、友達もいなかったんですよ、短期講習みたいなやつだったので。でも一人でガッツポーズしてましたもんね(笑)。

鹿島 :友達が出来るパターンもありますし、そういうストイックな感じで免許を取る人もいるんですね。カッコいいですね。

大橋 :かなりストイックでしたね。朝8時くらいからクルマの学校通ってましたもんね。

鹿島 :仕事の合間を縫ってものすごい勢いで歯医者に通ったりとか。そういう経験、僕もありますけど、何か似てる部分がありますよね。人知れず(笑)。

大橋 :そうそう。そうですね(笑)。


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