Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

安全サイクリングの心得。
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鹿島 :ところで去年、 初めて道路で自転車の交通違反と言いますかね、マナーの悪い方の取締りが行われたっていうニュースを暮れに見ましたけれども、ここに資料がありましてちょっと驚きました。1991年、ちょうど日本がマウンテンバイクブームだった頃、その時の日本、アメリカ、ドイツなどヨーロッパの自転車に乗っていて死亡してしまった事故の人数が出ているんですけど、2004年で日本だけが増えていまして。

鶴見 :ええ。

鹿島 :プラス10%で。他の国、ヨーロッパではドイツやフランスは、のきなみ50%以下に減っていると。これは理由が書かれていまして、ヨーロッパでは自転車専用レーンというものが増えていまして、その辺が数字に表れているっていうことなんですけど、これはちょっとショックな数字ですよね。

鶴見 :そうですね。自転車はいいものを作っているんですけど、道路のほうがなかなか、自転車と歩行者と歩行者の住み分けができていないっていうのが現状で。まあ去年くらいから世田谷区なんかではグリーンベルトという自転車の専用道路が出来つつもあるんですけど、なかなか難しいですよね。本来は自転車は車道を走らなきゃいけないっていうことだったんですけど、ある時期に自動車がすごく増えて、緊急避難的に自転車も歩道を走っていいっていう法律になって、自転車が走るところがあいまいになっちゃったんですよね。それでそのまんまこういう時代になっちゃったんで、交通事故が増えた。これもやっぱりどうにかしなきゃいけないんですが、僕は、交通事故を減らすにはやっぱりコミュニケーションだと思うんですよね。

鹿島 :要は、人と人との心の部分。

鶴見 :絶対にコミュニケーションです。僕はクルマももちろん乗るんですけど、自転車にこれだけ乗りながらも、クルマから見ると自転車は危ないと思うし、ちょっとストレスに感じる時があるんですね。自転車は、「クルマがよけてくれるだろう」と思って何も合図をしないで、スッと歩道から車道から出てきたりとか。駐車車両を避けるんだか避けないんだか分からないまま、車道のほうにスッと右にきたりとか。ところがね、一言、右手を挙げて「ちょっとゴメン、今から車道に少し寄るよ」って合図を後ろのクルマにするだけで、後ろのクルマはかなり避けてくれるんですよね。そういったちょっとした合図をするだけで、「あ、この自転車はちゃんと後ろからクルマが来ていることを分かっている」と。自分の存在を無視しているわけじゃないと。コミュニケーション一つで、事故が防げてくれると思うんですけど。

鹿島 :そういった意味でいいますと、私は都内の中心部をクルマで走る機会が多いんですけど、たいがい渋滞しますよね。渋滞した時に、メッセンジャーの方が多いんですけど派手な格好をされているので、バックミラーに映るわけですよ。それで映った時に、私はわりと幅の広いクルマに乗っていることが多いので、ちょっと避けるんです。避けてあげると、追い抜きざまに右手をパッと挙げてくれる方が多いんですよね

鶴見 :そうそう! そういうことなんですよ。

鹿島 :そういうことですかね。あれはお互い気持ちいいですからね。

鶴見 :そうです。それをね、知らんぷりして抜いたりとか、素通りしていくと、なんだよ! っていう気持ちになるのが人情だと思うんですよね。そこをちょっと手を挙げて、ごめんねって言う。ちょっと可愛げを出すっていうことだと思うんですよ(笑)。

鹿島 :フフフ、お互いそうですよね。僕も避けている幅ってほんの数十センチなんですよ。だからあんまり役に立っていないと思うんですけど

鶴見 :いや、その数十センチがずいぶん自転車乗りにしてみれば、ああこの人は分かってくれているなって思うし。逆に数十センチこっちに寄ってきたら、むっなんだこの人! 俺を殺す気かって思うわけですよ(笑)。

鹿島 :フフ、あとは何か無いですか。

鶴見 :必ずヘルメットをかぶる。ママチャリでもかぶってもらいたいです。僕、実は去年ね、あんまり自慢できる話じゃないんですけど3回くらいひっくり返りましてね、ヘルメットをかぶっていたおかげで大怪我に至らなかったっていうこともあって。ヘルメットは絶対にかぶってもらいたい。それから保険もね、できれば自転車でも入ってもらいたいですね。自転車は保険に入っていない人が多いんですよ。だから自転車で歩行者とぶつかった時に、どういう保障をすることになるかっていうと、実費になっちゃうんですよね。

鹿島 :うわーっ!

鶴見 :クルマの保険に付帯する…

鹿島 :特約みたいなもんですね。

鶴見 :そうそう。ありますからね。月々数百円ですよ。だから絶対に入ったほうがいいと思います。

鹿島 :これはいいこと聞きましたね。

鶴見 :歩行者の人、お子さんなんか怪我させたら大変ですからね。どれだけ注意していてもそういう危険性はありますからね。保険に入ったほうがいいと思いますね。

鹿島 :こういうのって、思った時にすぐに保険の係の方に電話すれば、ちょっとした手続きで済みますからね。

鶴見 :ええ。もう電話でできますからね。自転車に特に乗るっていう人はそうしたほうがいいですね。




心臓破りの富士ヒルクライムに挑戦。
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鹿島 :鶴見さんはレースにもかなり出られていまして、例えばホノルル・センチュリーライドですとか、富士のほうのヒルクライムですとか、あとは能登半島に行かれたりしていますけど、今年はどうですか、その辺の競技ですとかツーリングは。

鶴見 :今年はですね、『佐渡ロングライド』っていうのがあるんですけど、これは佐渡ヶ島210kmを1周、1日でするっていう。

鹿島 :これは、佐渡っていうだけあって、キツイ感じがしますね。カタカナ読みしますとね。

鶴見 :サド・マゾじゃないですけどね(笑)。

鹿島 :スイマセン、親父ギャグで(笑)キツイ感じですよねー。

鶴見 :キツイんですよ! これは正確にはレースじゃなくて、ただ走りきるだけのイベントなんですけど、一応、足きりがありまして、朝の6時に出発して5時までに帰ってこないと完走したことにならないんですね。

鹿島 :うわー。

鶴見 :それで210kmの中に、山や坂が結構あるんですよ。だから結構 走りこんでいる人じゃないと完走するのは難しいですね。それが一昨年から始まったんですが、一昨年、去年ともにすごい雨だったんですよ。それで一昨年、去年と出場して雨で、今年出場しないで晴れると、僕が雨男っていうことになっちゃうので(笑)。

鹿島 :アハハ!

鶴見 :だから今年は絶対に行って、晴れさせるっていうのが今年の一大目標ですね(笑)。

鹿島 :なるほど(笑)。

鶴見 :他のイベントでは全部晴れているんですけど、佐渡ロングライドだけはどうしても雨が降っちゃってね、残念ながら。だから今年出場して絶対に晴れた佐渡ヶ島を走りたい! これがまず一つ。それからやっぱり富士ヒルクライム。これは4000人集まるんですよ。

鹿島 :すごいですよね。

鶴見 :この2つは必ず出たいと思っています。

鹿島 :何か目標を設定されているんですか。

鶴見 :富士ヒルクライムは一昨年はじめて出たんですが、その時に24km・5%の坂を登るんですけど、1時間32分だったんですね。それで去年が1時間21分だったんです。今年は1時間20分を切りたいっていうのが目標ですね。

鹿島 :かなり具体的な目標設定ですね。

鶴見 :これは唯一、真剣に自分を追い込んでやるレースなので。

鹿島 :やっぱり本当にやってますね、突き詰めて。

鶴見 :なんかね、馬鹿ですね(笑)。

鹿島 :いやー、本当に素敵なお話の数々をありがとうございました。よろしければ、番組も今年10周年に突入しようかというところなんですけど、またぜひお越し頂いて色んな自転車のお話を。

鶴見 :そしてぜひ、一緒に走りたいですね!

鹿島 :走りたいですね。でも僕、ヘナチョコですからね…。

鶴見 :いやいや、とにかくゆっくりと楽しく走りましょうよ。

鹿島 :じゃあそれを、私は今年の目標にしたいと思いますので。その時はぜひ一緒に。

鶴見 :ぜひ。こちらこそお願いします。

鹿島 :本当にありがとうございました。



今年最初のゲストは自転車を愛してやまない
俳優の鶴見辰吾さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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