Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

 クルマが欲しくて、音楽をはじめた。

(11月25日放送)
ムッシュかまやつ

ムッシュかまやつ

青山学院在学中よりカントリー&ウエスタンの学生バンド結成し、米軍キャンプを中心にプロとして活動開始。
1964年、田辺昭知、堺正章、井上順等とザ・スパイダースを結成。「フリフリ」「バン・バン・バン」「夕陽が泣いている」「あの時君は若かった」等がヒット。70年にスパイダース解散。 その後、ソロシンガーとして活躍、75年の「我が良き友よ」他のヒットを世に送り出す。

無類のクルマ好きとしても有名で、個性溢れるクルマを数十台以上乗り継いでいる。

【車遍歴】
1) ルノー4CV
2) モーリス・マイナー
3) ボルボPV544
4) オースティンヒーレー・スプライト
5) ベンツ300
6) MG/TF
7) グレムリン
8) フェラーリ465
9) フェラーリ・ディーノ
10) ミニクーパー・カントリーマン
11) セドリック
12) ホンダ・アコード
13) パジェロ
14) ジープCJ7
15) GMCタイフーン
16) PTクルーザー 他、多数

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、クルマを愛してやまない大御所ミュージシャン、ムッシュかまやつさんをお迎えします。お楽しみ下さい。


友達は有名レーサー。
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鹿島 :今週のゲストは、ムッシュかまやつさんです。

かまやつ :どうも。よろしくお願いします。

鹿島 :よろしくお願いします。ものすごいクルマ好きでいらっしゃるというウワサは前々から伺っていたんですけど、ついにこの番組にきて頂いて本当にありがとうございます。

かまやつ :いえいえ(笑)。

鹿島 :実はここに、マネージャーさんからお預かりしています“ムッシュかまやつクルマ遍歴”っていうリストがあるんですけど。

かまやつ :クルマ遍歴? 女性遍歴じゃないですよね(笑)。

鹿島 :そっちですか(笑)ここに16台書かれていまして、その他多数となっています。これまでに一体何台乗ってこられたんですか?

かまやつ :ちょっと分かんないんですけど、僕らが10代〜20代の頃は、とにかく中古車をどんどんどんどん、珍しいクルマを買っては売り買っては売りみたいな、そういうことでクルマ遍歴が多くなっちゃったんですね。

鹿島 :じゃあわりと短期間で味わって、どんどん次に行くという。

かまやつ :そうです。

鹿島 :@と書いてあるところに、「ルノー」と書いてありますが、これはただのルノーじゃないですよね。

かまやつ :ルノーの4CVっていうんですか、観音開きになるヤツ。あれが1950年代にタクシーで使われていまして、それの“タクシーあがり”っていうのが安かったんですよ。

鹿島 :珍しいですよね。

かまやつ :再生車っていうんですか。それが僕が一番最初に買ったクルマだと思うんですけど。大体音楽をやるようになったきっかけっていうのもクルマが欲しかったから(笑)。

鹿島 :そうだったんですか!? はっはー。元々は1950年代に青山学院大学在学中にバンドを結成されて。その当時っていうのは米軍キャンプで?

かまやつ :そうですね、ええ。

鹿島 :やっぱりアレですか、色んなクルマを見たりしながら憧れみたいなものを抱いて。

かまやつ :そうですね。でもその前に、僕の周りがレースをやっていた。草レースみたいなもんですよ。今から考えてみるとまだファクトリーも入ってくる前ですから、鈴鹿の初期ですか。ようするにイイとこの坊ちゃんが親父に買ってもらったトライアンフのTR3とかね、オースティン・ヒーレーの300とか、そういうのに乗っている連中がみんな草レースに出だしたんだけどね。式場壮吉さんとか福澤幸雄さんとか、生沢徹さんとか。

鹿島 :うわーっ!

かまやつ :その連中にすごく刺激された部分もありましたね。

鹿島 :え、お付き合いもあったっていうことですか。

かまやつ :ええ。ありました。よく甲州街道でルマン式スタートでね。

鹿島 :フフフ。

かまやつ :甲州街道の千歳烏山ってとこに昔、ミッキー・カーチスの家があって、そこにみんな自分のクルマもって集まって「これからルマンスタートで茅ヶ崎のパシフィックホテルまで競走!」みたいなことをやりました。だからミッキーの家のリビングルームに全員集まって。あれって走ってってエンジン掛けて走っていくんですよね?

鹿島 :そうですね。

かまやつ :それやりましたよ。

鹿島 :いやー、すごい時代ですね(笑)。

かまやつ :あの時代はジム・クラークとかね、スターリング・モスとかそういう人たちが活躍した時代だからね。僕らも、なんだろうな、真似してやってたんでしょうね。

鹿島 :いやあ、でも本当にそうそうたる、いわゆる日本でレースがはじまった頃の、立役者の方々ですからね。

かまやつ :あと浮谷さんとかね。

鹿島 :浮谷東次郎さん。もう伝説ですからね。そういった方々とルマン式スタートで…っていうのは本当にものすごいことですよ、これは(笑)ちょっと驚きました。ここまでの話になるとはちょっと予想もしておりませんでした。

かまやつ :フフフ。

鹿島 :いやーすごいです。大変なことになってます。


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