Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

プロレスからインディ500までを熱実況!

(8月12日放送)
村田晴郎

村田晴郎
(むらた はるお)

実力派のプロレス実況アナウンサーとして活躍する一方で、アメリカ最高峰の自動車レース「インディーカーシリーズ」のTV実況アナウンサーとしても活躍中。ホットでわかりやすい実況スタイルにファンが多い。

[プロレス実況]
NOAH/全日本/ZERO-ONE/WJX-1/DDT/アルシオン/AtoZ/WEW /大阪プロレス/新日本/スマックガール/DEEP/I.W.A.JAPAN/メビウス大会/全日本女子/WMF/ROH冬木軍/アパッチプロレス軍/WAP/THE WOMAN

[カーレース実況]
GAORA 「IRLインディーカーシリーズ」(レギュラー)

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、実力派プロレス実況アナとして活躍する一方で、IRL(インディカーシリーズ)をはじめとするモータースポーツの実況アナとしても活躍されている村田晴郎さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


大人の真剣な意地の張り合いの魅力。
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鹿島 :今週のゲストは、プロレスからモータースポーツまでの実況アナウンサー、村田晴郎さんです。よろしくお願いします。

村田 :
どうも村田晴郎です。みなさまよろしくお願いいたします。あの、私、実はアナウンサーという肩書きを頂いていますけれども、アナウンサーとしての勉強ってしたことないんですよ。アナウンサーという畑から出ていないので、私の実況スタイルっていうのは我流。独学の我流です。


鹿島 :ええ。

村田 :それでインディカーのいきなりトップカテゴリーの実況をやれって言われた時に、幸いにプロレスで4年くらいキャリアがあったので、そのプロレスのテイストをね、それとなーく嫌味にならない程度になんとかモータースポーツに取り入れられないかなと思って、やってみたら、インディカーっていうのはバッチリだったんですよね。

鹿島 :非常にパワーのある物体と、あとはやっぱりインディ500っていうのはF1ドライバーに比べるとドライバーのガタイもいいですしね。

村田 :アメリカ人ですしね。

鹿島 :
かなりこう、格闘技っぽいですよね。接触も多いですし。

村田 :
そうですね。あとはドライバーの気質もね。ガチガチのアスリートというよりは“街のファイター”という感じがしないでもないんですけども(笑)まあそうですね、プロレスっていうのはもちろんスポーツではあるんですけど、かなり観る側の思い入れ、ファンの思い入れっていうのが重要になってくるスポーツだと思うんですけども、インディカーっていうのはそれに近いと思いますね。純粋にね。分からない人にいえば、オーバルという、いわゆる競馬場のようなグルグル回るだけのコースをモンスターマシンがビュンビュン回って追い抜きっこしている。人から見ればもしかしたら「これのどこが面白いの?」っていうところがあるかも知れないじゃないですか。


鹿島 :フフフ。

村田 :だけどその、理屈抜きのパワーの見せ合い、速さの見せ合い。それは意地の張り合いであり、その意地の張り合いに真剣に大人が一直線でやっている。プロレスもね、体を鍛えてわざわざ痛い思いをして真剣にお客さんを喜ばせるために“我慢のし合い”をしているわけですよ。そういった意味においては、非常に僕としてはモータースポーツのスポーツとしてのカテゴリの魅力としてよりも、やる側の人間の情熱というかそういうものに非常に打たれましたね、ええ。

鹿島 :モータースポーツ、特にそのインディはグルグル回りながら時として300キロオーバーから壁に接触してしまうようなクラッシュもよくありますよね。

村田 :ありますね。

鹿島 :
ただまあ、近年それで大怪我をされた方っていうのはだんだん少なくなってきましてね。安全な方向にクルマもサーキットも変わってきているんですけど、とはいえ、あのクラッシュをした後に降りてきて手を振ること自体がひとつのエンターテイメントになっていますよね、あれって。

村田 :
そうですね。あとは見ている側を安心させる意味っていうのもあるとは思いますけども、あれはなぜか盛り上がりますよね。まあそれだけインディカーの安全性が向上してきたってこともあるんでしょうし、もちろんあのセーファーウォールっていう、クルマがぶつかった時の衝撃をなるべく少なくするための最新技術の組み込まれた壁なんですけど、ウレタンとか発泡スチロールとか衝撃を吸収しやすいものを壁に使用しています。そこに300km/h近いスピードでぶつかってきても、ボシュッ!って音がするんですよね(笑)それだけ衝撃を吸収しているんですよね。


鹿島 :あれ、スローモーションで見ますと、あの壁がグニャグニャになっているんですよね。ウレタンがギューって縮まって、それで衝撃を吸収して。

村田 :そういうセーファーウォールを初めとする安全性の向上によって、まあこういっちゃ何ですけど、クラッシュというものが安全性の上になりたっているエンターテイメントの一つとして今はモータースポーツの中にはあるのかなと思いますよね。

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“なり手”が減ったらお終い。