Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

フェラーリで開運。
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鹿島 :オーナーさん、いわゆる榎本さんにとってのお客様には色んなタイプの方がいらっしゃると思うんですけど、実はその辺はものすごいエピソードがこの『フェラーリを1000台売った男』という本の中にも書かれています。例えば“両極端な例”と言いますかね、私も学生の頃、寸暇を惜しんでアルバイトしたお金をガソリン代に投入して走りを磨いていた時代がありますが、フェラーリを例えばローンで購入して、維持していくために生活のほとんどをそこに投入しているというお客さんも当然たくさんいらっしゃいますよね。

榎本 :ウチは特に得意ですね、ハイ。

鹿島 :フフフ、なるほど。最も際立った例と言いますと?

榎本 :本の中にも登場されているんですけど、ごく普通の平均的なサラリーマンさんの年収よりもはるかに下の方からいらっしゃいますよ。

鹿島 :
となると、生活のほとんどをそこに投入しているわけですよね。

榎本 :
はい。1食が500円以内×1日2食までとか。ジュースは1日2本までとか。


鹿島 :フフフ。

榎本 :そんなような生々しい商談を何度も経験していますね。

鹿島 :乗るためのガソリン代っていうのは、今は原油高騰して大変なことになっていますけれども、結構捻出するのも命がけみたいな?

榎本 :ええ。ガソリン代が払えずに乗れないという時は、見るだけで我慢されているみたいですけどね。でもフェラーリですから見るだけで我慢といっても「納得納得!」といった部分もあると思うんですけどね。

鹿島 :そうですよね。ちょっと磨いてあげるとか。あとはその対極にあるところの、いわゆるリッチ系オーナーは?

榎本 :もちろん存じ上げておりまして、今をときめくヒルズ族(笑)いらっしゃいますよ。

鹿島 :
複数フェラーリを購入される方も多いと聞いたんですが。

榎本 :いらっしゃいますね。5台同時に持っているとか。中には同じクルマを何台も持っているとか。一般的にはちょっと理解不能かも知れないですけど、趣味ってそういうものなのかな、なんて思ったりもしますね。

鹿島 :複数所有っていうのは分かるんですよ。僕もたくさんクルマにお金を使えたら、全種類ほしいなくらいの勢いはありますけど、同じクルマを何台も揃えるっていうのはどういうモチベーションなんですかね。

榎本 :あの、自分の凄く気に入っているクルマがありますよね。例えば形であったり色であったり。それが凄く気に入るとですね、それと同じのを他の人が乗っているのが許せないと。もう全部自分が欲しいと。

鹿島 :
アハハ!

榎本 :
全〜部、自分が欲しい! みたいな方もいらっしゃってですね。それほど取り憑かれているというか、魅力がフェラーリにはあるような気がしてますね。


鹿島 :でも実際に日本の登録台数が8000台とするならば、それこそ500台くらい抑えてしまえば、同じ種類の同じ色とはまず会わないっていう状態は作れますよね、大げさなたとえかも知れないですけど(笑)。

榎本 :500台ってのは、すごく大変ですね。

鹿島 :フフ、しびれますね。

榎本 :しびれますね。

鹿島 :置くのも大変ですけどね。フェラーリはいわゆるイタリアンスポーツカーで非常にデザインも綺麗で見ているだけでも確かに楽しいんですけど、例えばですけど雨が降ったらそのままエンジンルームに水が入るっていうような構造になっている時代のものもあるじゃないですか。

榎本 :ありますね。

鹿島 :
置き場所ですとか、それを保っていくのって大変ですよね。

榎本 :でもウチですと、ガレージが無くともボディカバー2枚重ねとか、そういう対応をされている方が数多くいらっしゃいますよ。

鹿島 :なるほど。大丈夫なんですか。

榎本 :全然大丈夫です。

鹿島 :その辺が何となくあれですよね。イメージと、持ってみて分かる本当のところと言いますかね。

榎本 :そうですね。まあでもそのハードルを越えれば幸せが待っていると。そんなフレーズで営業させて頂いています。

鹿島 :それで1000台売ったってことですよね。

榎本 :でも不幸になった方は本当に1人も知らないんですよ。

鹿島 :
例えばフェラーリを購入したことで、本当に“あげグルマ”じゃないですけど、道が開けていったみたいなことを公言されるお客さんっていらっしゃるんですか。

榎本 :ええ。本当にたくさんいらっしゃいますよ。やっぱり自分の自信になると言いますか。自信を持った男の人ってすごく堂々としていますんで、あらゆるところが自信たっぷりに見えてですね。何かこう“向かうところ敵なしオーラ”が出るんですね。

鹿島 :フフフ。

榎本 :そうすると、今まで手に入らなかったものさえも手に入るみたいな。そういった例を数多く見ています。

鹿島 :
なるほどね。悩み事があったらフェラーリを買えってことですか。それもまた違うかも知れませんが(笑)。

榎本 :いやいや、それでいいと思います。

人は前進する、だからスポーツカーは無くならない。
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鹿島 :フェラーリってどういうものと言いますか、存在なんですかね。

榎本 :まあフェラーリであってもポルシェであっても、ランボルギーニであっても所詮はモノだとは思うんですよね。ですけれどもモノとは言い切れないような、僕らが諦めきれない何かこう、夢みたいなものがまとわりついていると思っているんですよ。

鹿島 :フェラーリを1000台売った男、榎本さんにお伺いしたいんですけど、今は例えばトヨタ自動車も最近よく色んな雑誌で話題になっていますけど、2010年くらいまでにまたFRスポーツカーを色々出してくるんじゃないかですとかね、あとはV10のいわゆるF1で使っているエンジンをデチューンしてストリート用に改造したようなハートを持つスーパースポーツカーを近々発表するとか、まあモーターショーでも発表されていましたけど、そういう動きがあって国内外でここに来てものすごいクルマたち、いわゆるスーパースポーツカーがどんどん発表されているんですけど、こういうエコロジーですとか燃料の問題が取り沙汰されている中で、やはり自動車メーカーがスーパースポーツカーにこだわっている。この辺はどういう風にご覧になっていますか。

榎本 :これはもう人間の基本的なところだと思うんですけど。例えば辛いことがあっても、明日からやることが無いなと思っても、とりあえず寝たら明日の朝起きるわけじゃないですか。朝起きたらご飯を食べるわけですよ。常に前進しているんですよね。ですからクルマも、スポーツカーっていうのは無くならないと思いますね。なぜなら僕らは前進しますのでスポーツカーは絶対に消えて無くならないと思いますよ。

鹿島 :
これってやっぱり本能みたいなところなんですかね。

榎本 :
ええ。うまく説明できないですけどまさに本能じゃないかと思いますね。


鹿島 :最後に、『フェラーリを1000台売った男』という本を5月末に出されまして、アマゾンで新刊本ランキング1位になりまして、これからきっと野望に燃えてらっしゃると思うんですけど、フェラーリ、クルマ、あるいは本を書くっていう新しいお仕事ですとか、今後をどんな風に考えてらっしゃいますか。

榎本 :あの、私の場合、フェラーリを買われて不幸になった人って一人も知らないんですね。みんなすごく幸せになっていくんですよ。ですから買われる方がとっても満足され、そこに僕がちょっと係われてそれが仕事になれば、僕はとってもいい仕事をさせて頂いているのかなって思います。

鹿島 :本のほうは、ロコモーションパブリッシングから5月28日に発売されていまして、これはあのテリー伊藤さんの会社ですよね。

榎本 :そうです。

鹿島 :アマゾンランキング1位。第2弾、第3弾を書いてくれっていうオファーが舞い込んでいるんじゃないですか。

榎本 :いやいや、とんでもないです。

鹿島 :
ここに書き切れていないエピソードってきっとたくさんあるんじゃないですか。

榎本 :
まあたくさんありますけどね。


鹿島 :書けないようなこともきっとあるんでしょうね。

榎本 :
それはもっと多かったりします。


鹿島 :それを聞くにはやっぱりお店に行く、ですかね。

榎本 :アハハ、お待ちしています。

鹿島 :お店の紹介もちょっとして下さいよ。

榎本 :
東名高速の横浜インター降りて2分くらいですかね。フェラーリ専門ショップ・ナイトインターナショナルと申します。どうぞよろしくお願いします。


鹿島 :いやいや、長くなってしまいましたけどありがとうございました。ぜひまた第2弾を出版された時にはお越しください。

榎本 :ありがとうございました。

今週のゲストは5月28日に発売され、
あのアマゾンの新刊本ランキング1位に輝いた
『フェラーリを1000台売った男』著者、
フェラーリ専門店・ナイトインターナショナル店長の
榎本修さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!!




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