Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

浜辺のフォークシンガーの、潮の香りと優しい語り。

(5月20日放送)
temiyan

temiyan
(本名 宮手 健雄)

'84年ブレット&バターの岩沢二弓プロデュースによるアルバム「Za Za Za」でデビュー。ソングライターとして高橋真梨子、ロバータ・フラッグ、アグネス・チャン、中村あゆみ他に楽曲も提供。

現在、湘南POPSとハワイアンテイストを融合させたアコースティックな独自の〈湘南サウンド〉を確立。湘南を拠点とした海辺の生活をコンセプトに、自然体でさりげない日常を優しく歌い上げるスタイルで、「浜辺のフォークシンガー」としての音楽活動を展開している。

彼の太く深みのあるやさしい歌声には、潮風と波の音と温かな陽射し、そして穏やかな時の流れがあり、多くの人が魅了されている。山菜・海菜(かいな)を研究/料理をすることをライフワークにし、雑誌等で海菜料理を紹介する連載などをもつ。特に海辺の野草“海菜〈かいな〉”(命名者でもある)を食材とした独自のレシピがNHK「いっとろっけん」でも紹介され大きな話題となる。ラジオやテレビのパーソナリティ、ナレーター等としても活躍中。

<TV>
TVKテレビ『とっておき自遊食感 ハマランチョ』
(平成16年5月スタート 新番組)
13:00〜14:00
水・木・金曜日担当パーソナリティー
http://www.tvk-yokohama.com/hamarancho/

<RADIO>
Shonan Beach FM
『Temiyanの見たり、聞いたり、かじったり。』
毎週土曜 13:00〜13:30
http://www.beachfm.co.jp/

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、先週のお客様、おもちゃコレクター北原照久さんのご紹介です。浜辺のフォークシンガー、temiyan(テミヤン)さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


茅ヶ崎の「cafeブレッド&バター」からはじまった。
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鹿島 :今週のゲストはtemiyanさんです。

temiyan :
(※♪いきなり即興で弾き語り・・・)どうも〜。


鹿島 :湘南に早朝にドライブに行ってですね、一回海に入った後に、11時半くらいからどっか路地のほうにいって、ご飯が食べたいです。

temiyan :いいっすね、細かい設定で(笑)。

鹿島 :改めまして、浜辺のフォークシンガーtemiyanさんです。

temiyan :temiyanです。よろしくお願いします。

鹿島 :
不思議ですね。ここは密室でスタジオの中なんですけど、潮の香りが。

temiyan :
生まれたのもすぐ海の近くなんですよ。歩いて5分くらいのところなので染み付いているのかも知れませんね(笑)。


鹿島 :もともと湘南ご出身でいらっしゃるわけなんですけど、楽器との出会いっていうのはどういうところなんですか。

temiyan :そうですね、70年代にフォークソングブームがあって、ボブ・ディランに影響された岡林(信康)さんとか。それで生徒会長の友達がいてですね、それまでは本当に海で泥んこになって遊んでいるような子供だったんですけど、いきなりそういうメッセージ的な歌を歌っているのを聴いてガーンとやられましてね、それでギターを持って歌おうかなって思ったのが始まりですかね。よくほら、モテるために音楽を始めたっていう人多いじゃないですか。動機はそうじゃないんですよね、僕なんかは。なんかこう、うまく人生と折り合いをつけるために…。

鹿島 :フフフ。

temiyan :なんかギターを持って歌っていたっていう感じですけどね。

鹿島 :
メッセージを伝えるために。

temiyan :
いや、そんな大それたことじゃなくて。どうやって生きていったらいいんだって、中学校くらいに急に色々社会的なことを考えちゃって頭がパンパンになっちゃって、ちゃんと俺みたいな性格でも生きていけるのかなあとか思ったりとか。そういう時に歌っていると一番安らいだというかね。そういうことで続けてきちゃったんだけど。その当時、ちょうど茅ヶ崎に「cafeブレッド&バター」っていう小さなお店があったんですよ。そこに出入りしているうちにアルバイトをして、そこで歌ったりして。そこにはまだ荒井由実って名前の頃のユーミンさんとか、かまやつひろしさんとか色んなアーティストが来ていたんですね。茅ヶ崎にいながらにして素晴らしいアーティストがたくさん来ていたので、何かそのまま僕もいけたらいいなあなんて思いつつ、ずっとそのまま歌ってきているって感じですけどね。



父親は、著名なカーデザイナー。
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鹿島 :ところでこの番組は、各界の著名人、有名人の方にお越し頂いて、クルマにまつわるお話をお伺いしているんですけども、なんとtemiyanさんのお父様がクルマのデザイナーさんだった?

temiyan :そうですね。

鹿島 :これはすごいですね。

temiyan :子供の頃は、テストだとか言ってよくアメリカを走ってきたとかね。「覆面をつけて走るんだよ」とかね。

鹿島 :
最前線にいらっしゃったんですね。

temiyan :
そうですね、本当に日本が上り調子の時にずっとそういうクルマの世界にいたので、週末には必ず色んな外国のクルマに乗ってきて試乗しているんですよね。なのでそれに乗せてもらうのは楽しかったんですけど。あとね、小っちゃなクルマを3台くらい安いのを買ってきて改造してね、1台の小さな軽トラックのキャンピングカーを親父が作ったんですよ。


鹿島 :ええ。

temiyan :それに乗せてもらって、子供の頃に日光に行ったのを覚えているんですけど。なんか幌もちゃんと設計してね。その当時そういうクルマはまず無かったんですよ。

鹿島 :フフフ、お洒落ですねずいぶん。

temiyan :それで、クランクっつって子供ながらに前側に行って回すんですよ、エンジンが掛からないと。

鹿島 :ちょっと待って下さい、そんな時代なんですか?

temiyan :そう。いまやもう無いメーカーのクルマですから。それに幌をつけてね、3台くらいを自分で1台にまとめて。なんか近所の方によく「クルマ貸して」なんて言われて貸してましたね。本当に僕が小学校に上がる前くらいの記憶ですけど。

鹿島 :
ちょっと自慢のお父さんみたいな感じですね。

temiyan :
まあね、でも僕は全然受け継いでいないんですけど。全く(笑)。


鹿島 :フフフ。いや驚きますね。でもね、浜辺のフォークシンガーの異名を取るtemiyanさんですけど、毎日海の近くをクルマだったり歩いたり。その匂いとか。独特なものがありますよね。水の飛沫みたいなのが、森でいうところのフィトンチッドみたいなのが飛んでいるじゃないですか、海になんとなく感じる。

temiyan :そうですね。

鹿島 :あれを浴びると本当に復活しますよね。でも自然の中で生活をしてらっしゃって、そういう生活をされていますと、例えばビルの中ですとか違和感を感じませんか。

temiyan :
ありますね。例えば家でレコーディングをしたり曲を作って、それで今度はちょっと元気な曲を作ろうと。いつも歩くテンポくらいの曲が多いんですよ。だからもうちょっと意識して速めにして。今回は速くしたぞと思ってレコード会社に行って、東京タワーのすぐ近くなんですけど、ビルの中で聴くと、あらっ!? こんなにゆっくりだったっけなー、みたいな。


鹿島 :フフフ、アレ? みたいな。

temiyan :聴いているうちに、ちょっと違っちゃったな〜みたいなね(笑)そういうのはよくありますね。

鹿島 :そこがだから、我々にとってはありがたいポイントなんですね、きっと。

temiyan :何かね、僕が座った後には砂が落ちていたらしくてね。別にそれはわざとじゃないんですけど(笑)。

鹿島 :カッコいいですね。

temiyan :散歩した後にそのまま来たりするんで。

鹿島 :
今でこそ“スローライフ”ですとか“スローフード”というのが日常的になりましたけど、ずっとそういう形でやってらっしゃるから生み出す音楽も、本当に波の香りだったり風の音だったりね。

temiyan :
だからですね、こんな曲なんですけど…(※♪弾き語り・・・)


鹿島 :素晴らしいです!! きょうはちょっとアレですね、6時半から僕は海に久々に行きたいと思います。

temiyan :ぜひ来て下さい(笑)。


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夢は“浜流しのギター弾き”です。