Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

モノにも“気”があるんです。
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鹿島 :北原さんが弾いてらっしゃる、寺内タケシさんのライブのステージの写真があるんですけど、このギターはモノ凄いものだということが発覚しました。

北原 :ええ。これはね、65年にベンチャーズが来日した時に『ベンチャーズ・ジャパン』というLPが出て、そこから日本のエレキは始まったと言われているんですけど、その時にドン・ウィルソンっていうリズムギターを弾いている人が持っていたギターなんですよ。

鹿島 :いやー凄いですね!

北原 :伝説のギターって言われていて、それは63年に作られたモズライトのチェリーレッドっていうね。当時はチェリーレッドっていう色は無いんですよ。それでドン・ウィルソンがそれを弾いていて、みんながカッコいい!って言って、65年からその色が実際に発売されたんですよ。だからそれは63年のモズライトのチェリーレッド。ドン・ウィルソンが実際に弾いていたやつなんですよ。

鹿島 :
これはいつ頃に手に入れられたんですか?

北原 :
もうね、2年くらい前なんですけど。まあたまたま情報があってね。そういうギターがあるんだけど、なんていう話があってね。結構値段は高いんですよ。古いから安くなるとかそういうものじゃなくて、古いからこそ逆に値段が高いんですよ。でも学生時代憧れていたギターって、持つと何か上手くなるような気がするし、またね、ある程度いいギターを買うとやっぱり練習しようっていう気になるし。あとは腕だけだ、とかね。でも楽しい! 僕はだからエレキギターやウクレレを50歳過ぎてから始めてね、本当にみんなにね、こんなに楽しいんだったらみんなやったらどう? って。だってこの僕が50歳過ぎて、譜面も読めないのに実際に弾いているじゃんみたいな。


鹿島 :同じような話で、最近、40代〜50代の方で昔憧れていたハーレーダビッドソンであるとか大型バイクの免許を取って乗られる方も、数字上で増えているんですよ。同じようなものが流れていますよね。

北原 :同じだと思いますよ。だから憧れていたバイクだとか、よく乗っている人いるもんねえ!? 楽しそうだよね本当に見ていて。僕もクルマは好きだし、例えば1950年代や60年代に本当に憧れていたクルマをピッカピカにして乗っている人は嬉しそうだもんね。たまにこう、手なんか振ってあげるとね、向こうも「やあ!」みたいな感じでね。コミュニケーションが取れてすごくいいし。同じですよみんな気持ちは。

鹿島 :例えばギターも古いものを今59歳の北原さんが手に入れてもう一回ステージで一花咲かせたりですとか、クルマやバイクももう一回レストアして、色んな人たちの前で、美しいなあカッコいいなあって言われる。これっていいことですよね。

北原 :モノにもね、気持ちだとか“気”があるんですよ。僕はすごく感じるんです。それはおもちゃだろうがギターだろうがクルマだろうが。やはり大切にしたり、いいクルマだよね、いいギターだよね、いいおもちゃだよねって声を掛けてあげるんですよ。そうするとモノって活き活きしますよ。

鹿島 :フフフ。

北原 :これは本当にね。そんなバカなって言う人もいるかも分かんないんだけど、僕は本当に感じる。だからよく僕は、集めたものを本当に大事にするんですよ。だから何か分からないんだけど運が良いなとか、ついてるなって思うことがたくさんある。だから良く“おもちゃの恩返し”とか“モノの恩返し”って。やっぱり人でもモノでも自然でも、大切にすればそれは全部自分に戻ってくるんですよ。だからゴミを海にポーンと捨てたりだとか、道端でクルマの窓からタバコだとか捨てている人がいるじゃないですか。あれは運を捨てていますね、自分の運を。絶対そんなことやっちゃダメだと僕は思いますね。…僕ね、だんだん年とともに説教がましくなってきたかも分からないんだけど(笑)。

鹿島 :
いえいえ。

北原 :
司馬遼太郎さんってね、『功名が辻』とか歴史小説をたくさん書いておられる司馬さんが、“自分が最後に伝えたいこと”っていう話を聞いたことがあって。これだけ歴史を勉強して小説をたくさん書いた人が“最後に伝えたいこと”。その3つさえあれば、戦争も無いって。それは何かと思ったら、“優しさ・思いやり・人の痛みを知る”。この3つだけだと。でも本当に大切なことだね。僕はだから本当に、モノにも人にも自然にも優しく思いやりを持って。そして人の痛みを知るという言葉、そうすればいじめだとか口に出したくない嫌な事件も無くなるんじゃないかなって気がしますね。

りかちゃん展とコンサート。
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鹿島 :
本当に2週に渡って素敵なお話の数々をして頂きましたけど、来週は、最近は毎月一緒にライブをやられているご友人の方をご紹介頂けるとか!?

北原 :
そうなんですよ! 彼はね、湘南のシンガーソングライターって呼ばれていて、茅ヶ崎出身で素晴らしいミュージシャンですよ。


鹿島 :テミヤンさんを。

北原 :宮手さんっていうんですけどね、Temiyanなんですよ。もう大好きな友人で。楽しみにしていて下さい。

鹿島 :今は月一でライブをやられていて、5月24日(木)、6月28日(木)、いずれも夕方で、北原さんがプロデュースをしている…

北原 :
横浜人形の家の「あかいくつ劇場」っていう所があって、夜6:30からなんですけどワンドリンク2500円でね。これは特典があって、終わってから人形の家をナイトクルーズということで僕が全部案内して行くんです。だからナイトミュージアムですよ。


鹿島 :あ、すごいですね!

北原 :これは結構ね、夜9時過ぎにミュージアムを逆に見せていくっていうのは、これはいいですよ〜! よく、怖いと思う方もいますけど全然怖くないですから。

鹿島 :フフフ。

北原 :
ちょうど今は“リカちゃん展”をやってますからね。


鹿島 :リカちゃん、懐かしいですね。

北原 :ちょうど今月の3日がリカちゃんの誕生日なんでね。

鹿島 :40周年。

北原 :ええ。5月3日で40周年なんですよ。リカちゃんって第一期から第四期まであるんですよ。その時代時代に流行った、例えばピンキーとキラーズが流行った頃はダービーハットをかぶったリカちゃんがいたりとか、ピンクレディーだとかキャンディーズだとかね。

鹿島 :フフフ。

北原 :
その当時、リカちゃんが出来た頃のレコードも展示しているの。それからあとは『明星』だとか『平凡』だとかね。そういうものも展示しているんですよ。


鹿島 :
なるほど。全て時代を映していっているわけですね、そういったものが。

北原 :
そう。表情だとかね。このリカちゃんが流行った時はこんな音楽が流行ってたのか、とかね。結構楽しいですよ。


鹿島 :素敵ですね。いや2週に渡って本当にありがとうございました。おそらく近い将来アレですね、北原照久さんをアーティストさんとして正式に紹介しながら、何かの番組で曲をかける時が来るような気がしてきましたね(笑)。

北原 :あ、本当!? まあ出来たらいいですね。

鹿島 :じゃあ来週はご友人で、毎月一緒にライブをしているテミヤンさんをお迎えしますので。

北原 :そうですね。

鹿島 :またお越し下さい。ありがとうございました。

北原 :はい、よろしくお願いします。楽しかったです!

今週はブリキのおもちゃのコレクターの
第一人者として世界的に有名な、
横浜ブリキのおもちゃ博物館の館長、
横浜人形の家のプロデューサーでもある
北原照久さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週は、浜辺のフォークシンガー、
Temiyanさんをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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