Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

日本海、実はカリビアン。
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鹿島 :
意外でしたけど、大人なカーライフを楽しんでらっしゃる大鶴義丹さんですね。

大鶴 :
まあ、色んなところを行ったり来たりするのが好きなんで。


鹿島 :最近はどうですか、そのクルマでプライベートでどこかに行ったりはしないんですか。

大鶴 :僕はですね、京都ですね。京都って撮影所がありまして、結構京都に行くんですね。

鹿島 :自走で行くんですか?

大鶴 :
僕はいっつも自走で行くんですよ。


鹿島 :うわあー。

大鶴 :で、撮影所は駐車場があるわけですよ。ホテルも駐車場があるところなので。何かね、10日間くらいいると2〜3日は休みがあるわけですよ。その間はやっぱり退屈なんですよね。だからクルマがあるとね、うわっと(笑)京都ライフっつうんですか。京都の世界を知る手段になるというか。

鹿島 :どこか最近いいところありませんか? 僕も最近、2ヶ月に1回くらい仕事で京都に行くんですよ。

大鶴 :
京都はですね、鯖街道っていうのがあるんですよ。そこが有名な、延々と続くワインディングですね。


鹿島 :それは具体的にはどこに出るんですか。

大鶴 :日本海と京都を繋げるんですね。

鹿島 :鯖街道?

大鶴 :鯖街道。有名なんですね。地図みればすぐ分かりますよ。

鹿島 :気持ちのいい道なんですね。

大鶴 :
かなり続くワインディングですね。


鹿島 :どこかその途中にお茶するところとかあるんですか?

大鶴 :たくさんあります。

鹿島 :やっぱりサバが多いんですか?

大鶴 :
いや(笑)昔はそういう話だけど…。まあサバ寿司の店も途中にありますよ。


鹿島 :あ、いいっすねそれ。そこ行ってみたいですね。

大鶴 :あとつい最近はね、丹後半島!

鹿島 :ええ。

大鶴 :これは京都府の上ですけどね、丹後半島も仕事で行ったんですけど、恐ろしく良かったですね。もう海沿いの道がね。日本海って実はいいんですよね、太平洋側よりも。

鹿島 :なんかちょっと演歌っぽい良さみたいなのが?

大鶴 :ところがね、水は演歌じゃないんですよ。アクアマリンなんですよ!

鹿島 :あ、そうなんすか(笑)。

大鶴 :透き通ってるんですよ。

鹿島 :へー! なんかイメージだけでモノを言っちゃいけないですね。

大鶴 :
そうでしょ、演歌だと思うでしょ。でも夏に行ったらとんでもないですよ。もう、トロピカルですよ、ええ。


鹿島 :トロピカルですか? 夏行って潜ったりしたいですね、そういうところにね。

大鶴 :カリビアンな感じですよ。やっぱりダイビングなんかも有名ですよね。

鹿島 :何か、水中メガネと銛(もり)みたいなやつを持っていって、カサゴとかをね。

大鶴 :
あー、いいね。美味しい魚も多いでしょうからね。


鹿島 :そんな雰囲気なんですね、どっちかというとね。

大鶴 :きれいでしたよ、水

鹿島 :あれ、先日そういえば日本海側にロケで?

大鶴 :ええ。丹後半島行ったんですね。

鹿島 :それでね。その時もクルマで行ったんですか?

大鶴 :その時はね、途中まで電車で(笑)あとはクルマでした。

鹿島 :いやでも、京都まで自走で撮影で行くっていうのはね。

大鶴 :多いですよ。京都までは必ずクルマですね。

鹿島 :もっと遠くのロケでもクルマで行っちゃったりするんですか。

大鶴 :
いや、京都がちょうど東名高速で500km切るくらいなのでね、用賀から。だからそれが限度かなあ…。途中休みながら、単純計算でいって6時間弱っていう感じで。朝出るとお昼くらい。


鹿島 :いやそれは、もうレーシングクラッチのついたチューニングカーに乗らなくなった理由もよく分かります。

大鶴 :そうですね。どっちかっていったらヨーロッパ的なね。使い方というか(笑)。

鹿島 :納得です。

すいません、クラウンください。
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鹿島 :
ところで2004年に、テレビ東京の開局40周年記念の特番で『日本のタクシー大冒険2』という番組で、南米のチリからニューヨークまでを。

大鶴 :
ようするに、世界地図を思い浮かべて頂くと、南米がありますよね。


鹿島 :ええ。

大鶴 :その下は細くなっていきますよね。先っちょですね、ウシュアイアというところだったんですけど、そこからずうーっと陸路で南米を右に行ったり左に行ったりして、チリ、アルゼンチン、ブラジル、ベネズエラ…、そこから中米に入りまして、パナマから…ごめんなさい順番がね(笑)色々細かい国が続くんですけどメキシコに入りまして、そこからテキサスへ。そして陸路でニューヨークまで。2万6000キロ走りましたね、3ヶ月で。11カ国かな。

鹿島 :なかなか出来ない経験というか、大変ですよね。

大鶴 :大変。今になれば面白いというか最高の思い出ですけど、その時は辛かったですね途中から。もういやになっちゃいましたね。

鹿島 :単純に、腰とか痛くなりますよね。

大鶴 :なります。ええ。

鹿島 :よくでも、完走というか。

大鶴 :まあ僕が運転しているわけじゃないんですけど(笑)。

鹿島 :でも義丹さんだったらある意味、時々運転したほうが。

大鶴 :そう! 運転したくなっちゃうんですよ。

鹿島 :やっぱり。

大鶴 :それが辛かったですね。

鹿島 :でしょうね。そんな気がしました。

大鶴 :そうなんですよ。ランクルかなんかでガンガンいきたかったんですけどね、本当はね(笑)。

鹿島 :フフフ。でも今振り返ってみて、テレビでは語られなかった部分ですとか、何か思い出に残っているようなことはあります?

大鶴 :
そうですね。ちゃんと映像になっているんですけど、途中のチリでね、一度砂利の峠道でスピンしてしまいまして。かなり大きな事故を起こしたんですね。その時は怖かったですね。谷にこう、落ちたような形だったんですけど。


鹿島 :それ、前半のほうですよね。

大鶴 :そうですね。あーやっちゃった、みたいな。

鹿島 :結構、でも、ああやっちゃったみたいな怖さもありますし、ここで企画終了みたいな怖さも(笑)。

大鶴 :うわーっとお尻が流れちゃって修正がうまくいかなかったので。俺が運転席行ってドリフトしてやろうかみたいな。

鹿島 :フフフ。

大鶴 :そこでアクセル抜いちゃだめなんだよー! みたいな(笑)。

鹿島 :そういう時は、踏んでハンドルあてた方がいいんだよーみたいな。

大鶴 :そう。それで進むんだから!

鹿島 :でもそれだけのことを運転しないで経験すれば、なんでも出来そうな気がしてしまうほどの距離ですね。

大鶴 :そうですね。でも、もう一度自分の運転で行ってみたいと思うことはありますね。そのルートをね。

鹿島 :もうパリダカなんかの比じゃないですからね、距離ですとか。

大鶴 :まあそうですね。距離だけで言えばね。

鹿島 :しかも普通のクルマでしたからね、どっちかというと(笑)。

大鶴 :でも普通のクルマが一番強いですね。

鹿島 :え、それはなぜですか?

大鶴 :うーん、それはやっぱり長距離になると、下手に改造したりするとね。うん。

鹿島 :なるほどね。その時点から、ノーマルのクラウン・アスリートへの道が始まっていたのかも知れないですね。

大鶴 :アハハ! いやそういうわけじゃないですけど。でも一度でいいから、トヨタの普通の店にガラーっと自動扉を入っていて、「すいませんクラウン下さい」ってやってみたかったんですよ。

鹿島 :やったんですね(笑)。

大鶴 :新車でね。すいませんクラウン下さいなって。全く選ばずに。よく営業マンの方とたくさん相談するじゃないですか。そういうの無しで。これ下さいっていうのをやりたかったんですよ。

鹿島 :やってどうでした?

大鶴 :気持ち良かったですよ、ええ。本当はレクサスにしたかったんだけど(笑)ちょっと無理だったんでね。本当はGS350をポーンと買いたかったんだけど。

鹿島 :でもいいクルマにめぐり合ったような感じがしますよ、お話を聞いてまして。楽しそうですね。

大鶴 :うん。気に入ってますね。今日も乗って来てますしね。

鹿島 :ちょっとあとで見せて下さい。ぜひぜひ。そういうわけで今週はクルマトークを中心に伺ってきましたけど、来週もう一度お越し頂いて、今度はもう、最近はオートバイジャーナリストの異名もとる大鶴義丹さんにお越し頂いて。

大鶴 :アハハ、とんでもございません。

鹿島 :オートバイのお話を聞いていきたいと思います。ありがとうございました。

大鶴 :ありがとうございました。

今週は、レーサー鹿島と同い年で知人、
クルマとバイクを愛してやまない作家で俳優の
大鶴義丹一さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も大鶴義丹さんをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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