Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

本当にクルマが楽しい時代がやってくる!

(12月24日放送)
石井昌道

石井昌道
(いしいまさみち)

人気カー雑誌の編集部を経て、国内外を飛びまわる気鋭のモータージャーナリスト。Begin、メンズクラブからホリデーオート、Tipoなど幅広いジャンルの雑誌で活躍中。
レース歴も長く、その臨機応変なドライビングテクニックにも定評がある。

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週も先週に引き続いて、人気カー雑誌の編集部を経て、モータージャーナリストとして国内外を飛び回る石井昌道さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


ハイブリッドが教えてくれた、音の世界。
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鹿島 :今週も先週に引き続いてゲストは石井昌道さんです。よろしくお願いします。

石井 :よろしくお願いします。

鹿島 :先週は2006年のクルマシーンを振り返って頂いて、道交法の改正の件、そしてちょっと寂しかったクルマシーンに光が射してきたっていうお話だったんですけども、今年2006年もあとわずかです。2007年以降、未来のクルマシーンはどのようにお考えですか。

石井 :やっぱり今深刻なのは環境問題なんですね。地球温暖化、それと石油が無くなるっていうことですね。石油は今の状態だと49年とか、それくらいしかもたないということなんです。地球温暖化っていうのは、ガソリンを燃やすと二酸化炭素が出てそれが非常に温暖化を促進してしまうんで、今はクルマはみんな燃費を良くしようっていうところが、メーカーが一番気合を入れて開発しているところなんですね。で、日本は今ハイブリッドっていう技術があって、これは世界をリードしています。そしてヨーロッパでは今はディーゼルがポピュラーなんですね。実は日本ではディーゼルの乗用車っていうのはほとんど無いんですけど、ヨーロッパは今、フランスなんかは80%近く。新車販売の8割くらいがディーゼル車だといいます。ですからヨーロッパはディーゼルでこの環境問題に対応してきて、日本はハイブリッドっていう。なんかね、「ヨーロッパ 対 日本」の戦いが熱くなって来ています。

鹿島 :実際、ハイブリッドカーに関しましては先々週あたりのニュースでも、トヨタですとプリウスが非常のここのところ好調で。

石井 :実は僕もね、今年の4月までは大排気量のクルマに乗っていたんですけど、プリウスを買いまして(笑)。

鹿島 :まさに(笑)。

石井 :毎日それに乗っています。

鹿島 :
ちなみに、色んな使用状況あると思いますけど燃費はどうですか?

石井 :えっとね、僕の場合は18キロ代ですね。今まで1万3000キロくらい乗っているんですけど、総平均が18キロ代です。

鹿島 :なるほど。前に大排気量のクルマに乗られていてプリウスに乗られると、ガソリンスタンドに行くの忘れませんか?

石井 :そうなんです! だからね、窓ガラスが結構汚れたりとか(笑)まあ自分で拭けばいいんですけど。

鹿島 :フフフ。

石井 :前はね、スタンドに行くたびに拭いてもらえば大体それでこと足りていたんですけど、今は自分で拭くようになりました。

鹿島 :あまり行かなくなりますよね。

石井 :ですね。忘れますよね。

鹿島 :なるほど。実際乗ってらっしゃるんですね。

石井 :まあもちろん燃費が良くなってお財布が助かるとか、環境に優しいから心が豊かになるとか、そういうこともあるんですけどね、ただ新しいものに乗るっていうのは楽しいんですよね。僕は元々クルマ好きですから新しいものに目が無いっていうのもあります。

鹿島 :大排気量でいわゆるパワーのあるクルマって走る楽しさってありますけど、石井さんのお話を聞いていて、プリウスにはプリウスの楽しさっていうのがきっとあると思うんですけど、ドライブしていてどうですか?

石井 :プリウスはハイブリッドですよね。ガソリンエンジンと電気モーター。これを使って走っているんですけど、モーターで走る感覚っていうのは本当に今まで味わったことのない面白い世界なんですよ。一つは低速トルクが非常に強い。それと音と振動がモーター自体には無い。これがね、面白い世界を出すんですね。例えば信号で停まるとエンジンは止まって完全に静かな世界になりますし、そこからゆっくり発信する時はエンジン無しで走れますんで、その不思議な感覚は非常に楽しいですよ。

鹿島 :音楽をやられている方、クラシックですとかね、クルマの中で聴くときに「音が格段に良くなった」っていうことをおっしゃる方も多いですね。そういう楽しみも増えますよね。

石井 :いや増えますよ、本当に。

鹿島 :あとトークも良く聞こえますよね。

石井 :最初はね、音が無い世界っていうのは違和感があるっていう人もいるんですけど、僕は今、普通のクルマに乗るとうるさくてしょうがない(笑)

鹿島 :フフフ、なるほど。あとはどうですか、周囲の音も良く聞こえるんじゃないですか。

石井 :そうですね。ですので安全っていう面もありますね。あとね、これはちょっと飛躍した話なんですけど電気自動車、完全にピュアな電気自動車でたまにサーキットを走ったりするんですよ。そうするとね、何が起きるかというとエンジン以外の音がよーく聞こえてくるんです。

鹿島 :ああーっ! タイヤの音とか。

石井 :そうです。ですので、今まではタイヤが結構キューーッと鳴って、はじめて滑ったと思っていたのが、電気自動車に乗るともっと手前から、音が出始めるくらいから感じるんですね。だからドライバーとして敏感になった感じになるんです。

鹿島 :はっはー。よりクルマ、タイヤに優しいドライビングを身に着けることもできる。

石井 :うん。優しかったり、予測能力が高まるので、もっと上手く乗れるようになりますね。

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環境を考える、優しい戦い。