Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

チームカワムラ監督、河村隆一。

(11月12日放送)
河村隆一 河村隆一
(かわむらりゅういち)

2005年、INORAN、H.HAYAMAと共にTourbillon(トゥールビヨン)を結成。11月8日には2ndアルバム「A Tide of New Era」をリリースした。
“超”のつくクルマ好きとして有名で、レース、カスタマイズシーンの重鎮からも一目を置かれている。

http://tourbillon.jp/

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週はミュージックシーンを代表するクルマ好き! 今シーズンはチーム監督としてチャンピオンを獲得したTourbillonのRYUICHIさんこと河村隆一さんをお迎えします。お楽しみ下さい。


シリーズチャンピオンの感動。
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鹿島 :今週のゲストは、11月8日に2ndアルバム『A Tide of New Era』をリリースしたTourbillonのRYUICHIさんこと河村隆一さんです。

河村 :よろしくお願いします。

鹿島 :よろしくお願いします。この番組におきましては、クルマを愛するアーティストであり、ある意味モータージャーナリストみたいな(笑)。

河村 :いやいや(笑)そんなことは無いんですけども。

鹿島 :本当にクルマシーンでも大活躍をされていまして、今年はついに全日本スポーツカー選手権という日本に新しくできたレースシリーズで、クラスチャンピオンを獲得した“監督”です!

河村 :はい。ありがとうございます。

鹿島 :これはすごいことですよね。

河村 :まああの、1ページ目なんですよね。ル・マンチャレンジが始まったのは2006年なので、1ページ目にチャンピオンっていうのは、50年とか続けばね、「あ、1年目って誰がチャンピオンだった?」ってなった時に“TEAM KAWAMURA”という名前が入っていると思うんですよ。それは本当に嬉しいですよね。

鹿島 :
“全日本”というタイトルは、プロのレーシングドライバーですとかチームオーナーや監督も、一生の家宝と言いますか、賞状とか盾っていうものはね、一生心の中に大事に置かれていくっていう話は聞くんですけども。感慨深いんじゃないですか?

河村 :特に耐久レースという、ドラマがすごく起きやすい舞台でのシリーズチャンピオンだったので、本当にスプリント(レース)以上に感動できたんじゃないかなって思いますよね。

鹿島 :ゴールして、チャンピオンが決まった瞬間。耐久レースは3人ドライバーがいますよね。2人は日本の耐久シーンでも数々のレースで勝ってきた新田選手と高木選手のペア。プラス青山選手。この3人のドライバーで、最後にチャンピオンが決まった瞬間っていうのはみなさんどんな感じだったんですか?

河村 :最終戦がすごくて、1戦目、2戦目がフルポイントじゃなくて、出走台数の問題もあり、1位・5ポイント、2位・4ポイントみたいな世界で。1戦目、2戦目と両方ともウィナーだったんですけど、クラスウィナーで10ポイントしか僕らは持っていなかった。でも最後のTI(サーキット)はですね、勝つと10ポイント取れちゃうんです。だから僕らがもしどこかに飛んでっちゃうと、2位のチームが簡単に逆転してしまう。だから本当に、ええーっ!? じゃあ今までのは全然貯金にならないの? っていうようなレギュレーションの落とし穴、というか面白味がありつつ(笑)そしたら僕らね、途中で青山くんが乗っている時にシフトフォークが折れちゃったんですよ。

鹿島 :フフフ…。

河村 :「戻ってこれるー?」って無線で言ったら「何とか戻ります!」って言って、たしか4速ホールドくらいで戻ってきたんじゃないかな、5速だったかな。それで戻ってきたはいいんだけど当然ピットに入れますよね。出てくるまでに45分掛かりました。

鹿島 :うわーっ。

河村 :耐久レースでですよ。やっぱり1000km、6時間という縛りの中で45分ピットにいるっていうのは結構な地獄ですよね。どうするどうするーって言ってるうちにトップから4位まで落ちて。その間に色んなことがあって、2位のTEAM TAKAMIZAWAさんがもう出走が不可能になったり、色んなことがあって助けられた部分もあったんですけど、そこからが凄かったですねドライバーの追い上げが。あっという間に2位まで追いついて、前のチームが絶対に給油に入るだろうと思っていたら前のチームもギアを壊していて4速ホールドで走っていて全然入ってこなくて。結局2位だったんですけども本当に最後の最後で、順当にきていたものがすごいドラマを迎えて勝った、2位になってシリーズチャンピオンになったレースだったので、本当にメカニックに感謝、ドライバーに感謝。青山くんと僕がある種わがままでね、プロのクルーを巻き込んでのレースだったので、彼らにとって一番大事なのってシリーズチャンピオンという称号が毎年何かしら与えられることですから、結果には本当に良かったなーって感じです。ホッとしてますよね。

鹿島 :スポーツ新聞で見たんですけど、表彰台に河村監督も上がって一緒に写真に写ってました。ああいうカタチで表彰台に上がるっていうのは気持ちいいでしょうね。

河村 :あのー、F1ではよくジャン・トッドとミハエル・ショーマッハとか、あるんですよ。

鹿島 :アハハ! はい。

河村 :だからもちろんね、これからトヨタのそういうシーンもたくさん見られると思うんですけど、まさかハコのレースでねえ、監督も呼ばれるとは思わなかったから、すごい嬉しかった。うん。

鹿島 :フフフ。いつもはコンサートですとかアーティストとしての活動の写真がスポーツ新聞の芸能欄とかに載ることはあっても、なかなかスポーツ面というかモータースポーツでああいう形でっていうのはね。僕も嬉しくて、ついついおめでとうございますとメールを送ってしまったんですけど。

河村 :ありがとうございます。



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クルマをうまく吠えさせる。