Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

L.A.なんて、これからはN.A.ですよ。
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鹿島 :ブラザートムさんのニューアルバム『トムさん 子守唄 やってよ』の中に「竹田の子守唄」が収録されています。

トム :これがね、今レコーディングしているところが法隆寺というところで。奈良でレコーディングしていて。僕は自主出版なので。本を出したりレコードを出したりするのも全部、自主出版で。年を取ってくると他のレコード会社は「いらない」って言われて出されちゃうんですね。そこで、ああ蹴られちゃったとかダメんなったとか言うんじゃなくて、自分で金さえ出しゃやりたいことが出来るんだってことを、オヤジが先頭走ってないと。

鹿島 :おおーっ!

トム :僕はやりたいことをやるために自主出版で何でもやっていくんですけど、そのために法隆寺で録ってるんですけど、ちょっと見てくださいこの家賃!

鹿島 :
不動産情報誌が。

トム :
ちょっとこれ、法隆寺を俺、借りようと思うんですよ。


鹿島 :これ、一戸建て5DK。65万ですか?

トム :ちょっと待って、四畳半・四畳半・六畳半・八畳・六畳・八畳・ベランダつき。

鹿島 :フフフ。

トム :6万5000円ですよ。

鹿島 :フフフ、桁が違いますね。

トム :これ、どーいうことですか?

鹿島 :これ、ホテルに泊まっている場合じゃないですね。

トム :全く違います。ホテル2万3000円でしたから、1泊で。法隆寺は2DKで3万8000円ですよ。

鹿島 :うわー!

トム :3DK・4万5000円! ちょっと見ててビックリしたでしょ、これ。

鹿島 :これ、全室光ファイバー対応のワンルームで3万3000円。

トム :でね、ここの3万3000円の部屋に住んで。でも夜は飲みたいじゃないですか、少し。

鹿島 :アハハ!

トム :酒飲みに行くんだったらめんどくさいから自分でスナックやっちゃえばいいじゃないですか。

鹿島 :
あ! 居抜きのスナックみたいなのが!

トム :
そう、居抜きのスナックが月10万円で出ているんですよ(笑)。


鹿島 :ちょっと見せてもらっていいですか、コレ(笑)自分でやってしまう?

トム :だから13万と3000円で、スナックをやりながら住めるんですよ。ただ問題なのは、じゃあお前はレコーディングはいつやるんだって話になっちゃうんですけど(笑)。

鹿島 :フフフ…、素晴らしいですね。

トム :素晴らしいでしょ。

鹿島 :奈良ですかね、これからは。

トム :今、奈良なんじゃないすか、もう時代は。

鹿島 :
急に飛躍しますよね(笑)。

トム :
例えば、L.A.じゃなくて、N.A.とか。そういう時代が来たんじゃないんですかね。


鹿島 :僕もL.A.とか行ってる場合じゃないですね。ダメですね。

トム :全然違う。ナーラーですよ。N.A. ナーラー。

鹿島 :
フフフフ…。


サンタになれたあの日。
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鹿島 :きっとトムさんは、お子さんが生まれた時に、4ダースくらいお酒をいったんじゃないですか。

トム :飲みましたね。すっごい飲みました。もうね、何やっても嬉しいんです。仕事から帰って来ると味噌汁一杯が嬉しいんです、子供がいると。もう涙が出るの、ボロボロボロボロ。何を食べても、パンの耳を食べても幸せなんですよね。それは子供を持つから分かったことなんで、実は僕らの親がそうしてくれていたっていうのがすごく分かって。きっと鹿島さんもそうやって育てられて、親が本当に愛してくれているっていうのが分かって嬉しくてね。

鹿島 :10月28日に発売されましたけど、ブラザートムさんの楽しい子育て日記『パパボンはバカなのだ! by ブラザートム』。これはMiKiHOUSE、子育て雑誌というんですか、奥様やお父様たちが読む雑誌の連載。その連載記事をいくつか頂いて読ませて頂いたんですけど、随所で僕も涙が出ましたね。

トム :本当にそうやって愛されてるんですよ。僕たちは本当に愛されているんだって思うことはイヤじゃないんですけど、早く僕は子離れしないとまずいなと思っているんですけど。

鹿島 :
非常に印象に残っているエッセイのくだりがありまして。誰しも子供の頃にサンタクロースって本当にいると思っている。

トム :
ああ、はい。


鹿島 :それで次男の方が9歳の時ですか、「サンタが来なくなっちゃったらどうしよう」って話があって、その時ご長男はそれを知っていて。これ、僕がしゃべっちゃっていいんですかね。

トム :大丈夫です。

鹿島 :その最後の方で、もうお亡くなりになっているお母さんにトムさんが言った言葉が“僕はサンタクロースになれました。すぐ泣くサンタになりました。”みたいなくだりがあって。僕は涙が出ましたね。

トム :はい。本当にそうですね。母親の為にサンタクロースになろうと思って何年も生きてきて、母親が死んでしまってとうとう夢が叶わなかったなあと思っていて。「サンタクロースはいないんだ」って次男が言うから、実は俺だったんだよって言ったら「なんだ、父さんがサンタクロースだったんだ」って言った瞬間に、あ、俺サンタクロースになった! って思いましたね。母親に今一番伝えたいのは、俺なったぞ! っていう。それはすごく思いますね。

鹿島 :あとは9歳の次男の方も、サンタがお父さんやお母さんだったっていう事実って色んな形で知ると思うんですよ。でもこんな形で一人の男としてここで言わなきゃって、わざわざファミレスに2人きりで行って誰もいないところで、“実は俺だった”っていうのを伝えたというのはカッコいいなと思って。

トム :いや、伝えないとだましていることになっちゃいますからね。今まで子供をだまし続けていたことを、僕はちゃんとだましてきたってことを伝えたいんですよね。いい加減にだましていたんじゃなくて、君のことを思って僕はだましてきたんだってことを伝えたくて。ファミレスでハンバーグ食べながらだったんですけどね(笑)そうやって育ててきた子が今は18歳と19歳になるんですけど、「トムさんさあ、いい仕事してるよねー」なんて軽く言ってますよ。なんてことを言うんだよと。

鹿島 :フフフ、素敵ですね。でもいいお父さんになるでしょうね。

トム :これがねえ、僕は自分が父親を知らないので、子供たちが僕を見て、いい父親になって欲しいですね。それはすごい思います。

鹿島 :いやいや、まだ楽しみは続きますね。

トム :これからです。

鹿島 :
『パパボンはバカなのだ! by ブラザートム』。発売されたばかりです。

トム :
ありがとうございます。みなさんぜひぜひ。子育てじゃなく、自分育てだと思ってちょっと読んで見てください(笑)。


鹿島 :それ、分かりますね。来週もぜひ起こし下さい! ありがとうございました。今週のゲストは来週もお越し頂く、魯山人?

トム :あ、私、いま名前変えました。

鹿島 :何ですか?

トム :ええっと…、考えて無かったんですけども。

鹿島 :フフフ、急に振ってすいません。

トム :そんなところで、ブラザートムでいくか、ジョン・トラボルタでいくかどっちかにするつもりなんですけど。

鹿島 :1週間ありますから。

トム :考えておきます。

鹿島 :
練っておいてください。来週もお願いします!

今週のゲストは、ミュージシャン、俳優、ナレーター、
脚本家、ハワイアン、そして大黒柱。
子供とクルマを愛してやまないブラザートムさんでした。

ドライバーズサロン!
来週もブラザートムさんをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!




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