Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

オートバイ=大人のライフスタイル。

(7月30日放送)
河西啓介 河西啓介
(かわにし けいすけ)

自動車雑誌『NAVI』編集部を経て、2001年に創刊された“大人のオートバイ&ライフスタイル誌”『MOTO NAVI』の編集長を務める。2003年より『BICYCLE NAVI』編集長を兼務。クルマ、バイクとファッションの関係には独特のこだわりがあり、その研ぎ澄まされた感性が誌面に反映されている。

2005年、レーサー鹿島と共にオートバイの耐久レース“もて耐”への挑戦を開始、この夏、レース参戦2回目にして感動の5位入賞を果たした。

歌謡曲カバーバンド「Dynamite Pops」リードヴォーカルとしてライブ活動を行う“兼業ミュージシャン”としても活躍中。1967年生まれ。

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週は、大人のモーターサイクルスタイル誌、オートバイからファッション、ライフスタイルまでを網羅する『MOTO NAVI』編集長の河西啓介さんにお話をお伺いします。お楽しみ下さい。


お金で買えないものを手にする喜び。
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鹿島 :今週のゲストは2回目のご登場。『MOTO NAVI』編集長の河西啓介さんです。よろしくお願いします。

河西啓介 :よろしくお願いします。

鹿島 :なんて、こう堅苦しい紹介をしてますが。

河西啓介 :フフフ。

鹿島 :我々は今年も、栃木県のサーキット・ツインリンクもてぎで年に1回行われている、ある意味大人のバイクライフの、遊びの頂点に君臨していると言われている、もてぎの耐久レース、通称“もて耐”にエントリーをしてきまして。

河西啓介 :はい。

鹿島 :冷静に考えると、7月14日・15日・16日。それから練習で5日・6日と2日も練習に行きましたし、このところものすごい勢いで(笑)。

河西啓介 :そうですね。お会いしてますね(笑)。

鹿島 :思えば河西編集長は『MOTO NAVI』の取材を通じて、我々のもて耐へのチャレンジ、ある意味無謀とも言われている・・・

河西啓介 :フフフ。

鹿島 :四捨五入すると40歳で、桐島ローランドはフォトグラファーとして繊細に指を使う仕事をしているし、僕も4輪のレースですとか色んなプロデュースやこういった番組の仕事もある中で、「大丈夫なの?」ってところがありながら出場したわけですが、それを取材していて、ある日河西さんが。

河西啓介 :はい。

鹿島 :今でも憶えてますよ。ツインリンクもてぎで、MotoGP、世界のバイクの頂点のレースをね、一緒にバレンティーノ・ロッシを観ている時に、「なんかちょっと、自分もやりたくなっちゃいましたよ」って言われて、じゃあやりますか? って。

河西啓介 :うん。やっぱりね、最初に誘ってもらった時はね、正直戸惑うというか躊躇というかね。どっちかというと“出来ない”が7割くらいっていう感じだったんですよね。でも僕もなんか、ちょっと断れない性格っていうんじゃないんですけど、人からの誘いがあるとなんだか受けてみたくなる話だし。もちろん僕の仕事にも、やればプラスになるっていうのは分かっていたんでね。まあそこを思い切ってというか。変な話ですけど、こういう仕事をしていてもそんなにサーキットを本格的に走るかっていうと、それは全く違うジャンルのことなので、そういうことをしたことが無い人も多いんですよ。僕自身もそうだったんですよね。

鹿島 :そうか。じゃあある意味最初の印象としては、社交辞令っぽいところもあったんですか?

河西啓介 :フフフッ。まったくそうでしたね。「やりましょうよ」って言われて、そうですねーくらいのノリだったと思うんですけど。

鹿島 :アハハ! ええ。

河西啓介 :でも鹿島さんのね、鹿島さんって人を乗せるの上手じゃないですか。そのテンションに引き込まれるようにしてやり始めたら、本当に色々な発見があって。僕もオートバイに乗って20年近く経つんですけど本当に18年〜19年の間分からなかったことがサーキットに通った2〜3ヶ月で色んなことが分かって。仕事にとってもプラスだし、今は本当に誘ってもらって良かったなと思ってますね。

鹿島 :去年はそういった形でチームにジョイントして頂いて、去年も15位くらいで無事に完走っていうところだったんですけど、今年はなんと! 

河西啓介 :ええ!

鹿島 :きょうはスタジオにカップがあるんですけど、我々は3時間耐久で5位入賞!!

河西啓介 :そうなんですよ。ここに“もて耐 第5位”っていうカップがあるんですけど、こういうのってピュアな喜びですよね。大人になるとお金を稼ぐとか昇進するとかそういうことが喜びですけど、こういう何の得にもならないようなことにチャレンジして(笑)こういうお金では買えないものを貰う。この喜びってなかなか味わえないというか得がたい体験ですよね。だからあれだけあのレースにね。もうはっきり言ってオヤジばっかりじゃないですか、出ているのが!

鹿島 :そうですよね(笑)平均年齢は数値化されていませんけど、かなり年齢層は高くて。主流なのは30代後半から40代。

河西啓介 :まさに我々の世代ですけど、たぶん僕らの世代って1980年代にバイクレースを観て育った世代。8耐とかああいうのに憧れた世代だから、みんな“夢をもう一度”なんですかね。だから本当に、カップを貰った貰わないじゃなくて、完走したチームがみんな本当に泣くほど喜びあったり。それが色んなピットで見られるし、自己満足なんですけど本当に素晴らしい世界だと思いますね。


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駐車違反取締り強化、オートバイは?