Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
竹田津

編集長から“キャプテン”へ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿島 :いきなりなんかレーストークで始まっちゃいましたけど。

竹田津 :アハハハ!

鹿島 :まあそんなニアミスもしている竹田津さんなんですけど、キャプテンの愛称でね、『RIDERS CLUB』。

竹田津 :おかげさまっつうか、ハイ。

鹿島 :老舗のオートバイ雑誌でも有名な方ですけども、編集長から、今はフリーのジャーナリストとして雑誌に参加されています。お若い頃に編集長になられてますよね?

竹田津 :そうですね。僕はだから、編集長をやれって言われたのが28歳の頃ですからね。周りを見るとみなさんがもちろん大先輩っていうか、僕が子供の頃から読んでいたオートバイ雑誌の編集長だったりとか、その頃編集部で有名だった人が編集長になってたりとかってパターンばっかりだったわけですよね。そんな人たちの中にいきなり行かされて、まあ当然その役職っていうか肩書がついちゃったらそういう場に行く機会も増えますよね。ものすごい浮きますよね、当然。

鹿島 :フフフ。かなり異色の存在だったでしょうね。

竹田津 :まあそうですね。まあおかげさまでっていうか、オートバイ好きな人が集まっている業界なんで、まあそういう意味じゃ、面白いのが来たっていう感じで可愛がってもらいましたけどね。

鹿島 :ところで、美しい景色ですとか美しい思い出、あとはオートバイに乗っていると人に優しくしてもらったりだとか助けあったりとか、色んな美談もあると思うんですけど、そういうご経験は。

竹田津 :そうですねえ、景色は、何度かツーリングをかねてキャンプをしながら1週間掛けて九州まで行って、また戻ってきたりしていたんですけど。その時にですね、福岡で友達と待ち合わせをしていたんですけど、僕は、もういいや先行っちゃおって思って、フェリーに乗って壱岐に行ったんです。そしたらその便が最終便で、友達はその後に来てそのフェリーには乗れなくて、僕は一人でフェリー乗り場で野宿したことがあるんですけど。その時の夜空が忘れられないですね。やっぱり辛い思い出とリンクしているんですね。

鹿島 :何か寝る道具とか持っていたんですか。

竹田津 :いや、全く。

鹿島 :強いですねー、本当に。

竹田津 :いやいや、計画性が無いんです。

鹿島 :じゃあもう、地面にそのまま仰向けですか。

竹田津 :うん。ベンチとか地面とか。

鹿島 :はあーそれは空も綺麗でしょうね、壱岐あたりだと。

竹田津 :すごいですよ、あの辺まで行くと。自分の手も見えないくらい真っ暗なところで、星だけが満天であるって感じなんで。あれはもう最高ですよ。

鹿島 :最高ですね。

竹田津 :その時は最高だと思わなかったですけどね、辛かったんで(笑)

鹿島 :そういう思い出っていいですね。今はなかなかそういうことってするチャンス無いんじゃないですか。

竹田津 :そうなんですよね。なんですけど、まあ最近海外に色々行くことがあって、一人で12時過ぎに空港に着いてレンタカーのカウンターに行ったら、まあ何とか開いていて、手続きをして振り返ったらロビーに誰も居ないとか。

鹿島 :フフフ。

竹田津 :空港も電気消えているとかっていう目に最近会っているんで、また最近その辺の経験をやり直していて新鮮かなと思います。

鹿島 :ところでオートバイ雑誌『RIDERS CLUB』の中で、“キャプテン・タケタヅの世界の旅路から”というコラムがあるんですけど、とにかく本当に世界の取材が多いですよね。

竹田津 :多いですね。

鹿島 :年間何回くらい飛んでいるんですか。

竹田津 :この間始めたばっかりなんすけど、月に平均1.5回くらいはあるんで、まあ年間にすると14〜15くらいになりますよね。

鹿島 :急に海外取材にたくさん行き始めた理由は何ですか。

竹田津 :まあ編集長から“キャプテン”になって。

鹿島 :ハハハ。

竹田津 :世界の色んなものを見て来いって、うちのボスに言われて。で、光栄なことに色々見て回って、何か面白そうなものがあったら首を突っ込んで。

鹿島 :何か印象に残っている海外の試乗会とか取材の思い出は?

竹田津 :やっぱりイタリアとかスペインとか、あっちのラテン系の方の国に行くことが多いんですけど、やっぱりおじさんとかおばさんがものすごいオートバイ好きなんですよね。こう、バーやカフェの前に乗り付けて撮影したりお茶したりしてるじゃないですか。そうすると「新しいのか」とか「幾らするんだ」とか、まあ世界共通ですけどね。「何キロ出るんだ」とか。おじさんとかが寄ってくるんですけど、それが日本のサービスエリアで寄ってくる奴の倍くらいですよね。数や頻度としては。

鹿島 :最新モデルですよね。

竹田津 :たいがい最新モデルですね。あとはおばちゃんも! 好きなんですよね、みんなすっごく。

鹿島 :そういう意味ではオートバイ文化、オートバイレースが、相撲だったりプロ野球みたいな感じで捉えられていますよね。

竹田津 :そうですね。だから、みんなのものみたいな感じで、乗らないおじいさんとかでも好きなんですよね。


育ててくれたんですよ、オートバイが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿島 :今まで遠巻きにお姿を見ることはあっても、初めてお話をしましたが相当パワーがありますね。

竹田津 :僕ですか!? ありがとうございます。

鹿島 :目ヂカラも凄いですけど。

竹田津 :アハハハ!

鹿島 :何かね、前に前に! 来てますよね。

竹田津 :あー、そうですか。暑苦しいですね(笑)

鹿島 :いや、暑苦しくは無いですけど、相当モチベーションも高いし本当にホットですよね。

竹田津 :好きなんですよね、話したりとか。面白いじゃないですか。やっぱりこう、僕はそもそも人見知りで。

鹿島 :ええ!?

竹田津 :外国に行ったりして知らない人に声かけてもらったりして、こういった場所で色んな人と話をして。非常にありがたいというか面白いというか。色んなことに興味を持っていかないとっていうのはあるんですよね。

鹿島 :人見知りだったと。でもそういう意味では、オートバイで、人見知りの竹田津さんから、開けた超オープンな方向に変わっていったようなところはあるんじゃないですか。

竹田津 :そうですね。だってもう、タンクに入っているガソリンだけで何とかしなきゃいけないわけじゃないですか。

鹿島 :アハハハ!

竹田津 :言っちゃえば(笑)やっぱり知らないところに行きたいんで、それで行っちゃったら困ったっていうことの繰り返しなわけで、やっぱり図太くなりますよね。

鹿島 :確かにね。

竹田津 :だから人間も育ててもらっているなと思いますよ、オートバイに。

鹿島 :いい話ですね。そんなオートバイ雑誌『RIDERS CLUB』編集長を経て世界中を駆け巡るジャーナリストとして活躍中の“キャプテン竹田津”さん。『RIDERS CLUB』は2月27日に最新号が出ますけれども、今回はどんなページ?

竹田津 :今回の“世界の旅路から”のページはですね、スペインとイタリアのサンマリノに行ってきたんで、そこの旅行記というか、そこで見た景色だったりとか乗ったオートバイだったりとか、っていうようなものを紹介するようなカタチでやってますね。

鹿島 :いずれもあれですね、非常にオートバイですとかF1ですとか、“モーター”に・・・

竹田津 :熱い国ですからね。

鹿島 :ですよね。天気は大丈夫でした?

竹田津 :天気も、これが最高だったんですよね。

鹿島 :いま、気候は一番いいんですか。

竹田津 :朝夕は冷えるんですけど、昼間は過ごしやすいですね。20度くらいです、だいたい。

鹿島 :何か変わったことは無かったですか?

竹田津 :そうですね・・・。あ!そうだ。 荷物が届かなかったです! スペインで(笑)やられましたね。

鹿島 :アハハ! ヘルメットとかそういうのじゃなかったんですか。

竹田津 :いやいや、全部です。

鹿島 :ええ!?

竹田津 :はい。だからちょっと違った僕が見れると思います。コレ、竹田津かよみたいな(笑)

鹿島 :全然いつもと違う格好で?

竹田津 :違う格好で乗ってます。

鹿島 :なるほど。結局どこかから出てきたんですか。

竹田津 :ええと、次の日に届いたんですけどね。撮影には間に合わず。

鹿島 :そういうこともあるわけですよね。でも広い、大きい心で。

竹田津 :そうですね。まあしょうがないな、なんつって。

鹿島 :フフフ。じゃあ明日発売の『RIDERS CLUB』、チェックさせて頂きます。またぜひお越し下さい。よろしくお願いします。

竹田津 :ありがとうございました。

今週のゲストは、オートバイ雑誌『RIDERS CLUB』
編集長 を経て世界中を駆け巡るジャーナリスト、
竹田津敏信さんでした。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストをお迎えしてお送りします。
お楽しみに!



back page home