Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
飯田一 筋金入りの・・・エンスージアスト。


それはもう夢のような世界です。
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鹿島 :飯田さんには、前回ご登場頂いた時にプライベートカーライフを色々聞かせて頂きました。ものすごい量のヒストリックカーをお持ちで(笑)飯田さんって何者なんだろうっていうのが未だに頭から離れないんですけれども、ヒストリックカーですとかクラシカルなクルマっていうのは、このところブームと言ったら言葉がすごく幼稚かも知れませんけれども、世界中で行われているイベントが年々盛り上がっているというニュースをこの番組でも何度も伝えています。例えばイギリスのグッドウッドのヒストリックカーのレーシングカーですとか、ヒストリックカーが集まるビッグイベント。これはもう何度も取材に行かれていると思いますけど、ものすごい盛り上がりでしょう?

飯田 :そうですね、それこそアメリカのラグナ・セカで行われている…

鹿島 :カリフォルニアの。

飯田 :ええ。それもすごかったんですけど、やはりイギリスがちょうど今から12年くらい前に始めまして。しかもそれがグッドウッドという小さなサーキットなんですけど、そこはお城の城主が持っている土地の中でヒルクライムのコースを作り、そのサーキット自体も歴史的に知られている大変有名なサーキットなんですけれども、そこで実際に世界中のコレクターが持ち寄って、しかもメーカーの方たちも自分たちのクルマを持って来まして、それで当時のドライバーを乗せて走らせると。これはもう夢のような世界ですよね。

鹿島 :夢ですよね。まあトヨタも数年前から参加をして、トヨタ7ですとか2000GTのスピードトライアルですとか、ラリーで優勝したクルマなどを持ち込んでいますけれども、やっぱりそれをレストアして調整して持っていっている方の努力っていうのはものすごくて。30年前とか35年前のレーシングカーっていうのは、スピードは出るけれども、ものすごくパワーがあってそれを今安全に走らせるっていうのは大変なことですよね。

飯田 :そうですね、でも私も去年観に行きましてね、トヨタの2000GTもそうですし、(当時の)副社長の齋藤さんがご自身で走っているのを観ましてね。それこそドリフトしながら走るという(笑)これはですね、観ている方たちが歓喜してますよね。もう素晴らしいですね。

鹿島 :当時のドライバーさん、本物の方々が、各メーカーから、いやメーカーだけではなくプライベートでレースをやられた方も含めて有名な方々が出ていますけれども、かなりの年齢になっていますよね。

飯田 :なってますね。スターリング・モスもそうですけど、ジャック・ブラバムも本当に思わずサインして貰っちゃいましたけど(笑)

鹿島 :アハハハ!

飯田 :やっぱりねえ、非常に素敵ですね。元気です。ジョン・サーティースなんかを見てますと、気の毒になるくらい出番が多いわけですよ。彼の場合は2輪もやりましたし4輪も、両方のチャンピオンを獲ったっていうのはやはり彼ですから。やはりそういう意味ではクルマを直すことも大変ですけど、ドライバーの方々の健康管理っていうのもすごく気をつけていらっしゃるんじゃないかなって思いますね。

鹿島 :はっはー。もしかしたらグッドウッドの年の1回のイベントの為に、高いモチベーションを保ち、体も鍛えているのかも知れないですね。

飯田 :はい。本当にレーシングスピードで走りますからね。単なるデモンストレーションランではないので。だから観ている方も興奮するんだと思うし、実際にはスピンアウトして壊してしまうっていうケースも中にはいますけど(笑)

鹿島 :なぜ今、こんなにもヒストリックカー、ヒストリックレーシングカーが世界的に注目され、盛り上がっているんですかね。

飯田 :僕なんかも、自分たちが60年代当時に夢見ていた、とても買えるものではないと思っていたクルマたちを手に入れることが出来た時にですね、やはり「それじゃあそれで、今度一緒に往年のレーサーとレースでも始めようよ」っていうのが、日本では最初だったんですけどね。そういったかたちで始めた経緯っていうのも、やはり今のクルマには無い面白さがありますね。

お宝スロットカーに緊張!
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鹿島 :それから飯田さん、スロットカーがまたブーム再燃していますね。僕は1月に行われました東京オートサロン、カスタマイズカーの国内最大のイベントで飯田さんの後姿を発見しまして、なんかこう集中して何かに取り組んでいるなと思ったら(笑)

飯田 :えっへっへっへ…

鹿島 :真顔でスロットカーに取り組んでいらっしゃいましてですね。それで周りの方々も皆さん同年代と言いますか、かなり大人の雰囲気で盛りあがっていました。

飯田 :そうですねー。

鹿島 :スロットカーというと、僕らが子供の頃、もうちょっと小っちゃいものでしたが、まあミニカーみたいなもので下面に電気の線がついていまし、それを決められたコース上でアクセルのON・OFFを指でコントロールして走らせる。それでカーブに差し掛かった時、負けず嫌いだとそこを全開で行って飛び出しちゃうという。それを手で拾ってきてまたコースに戻すっていうね(笑)なんか懐かしいんですけども、最近のスロットカーのコースもマシンもものすごい仕上がりがいいですね。

飯田 :あのー、1996年くらいから、スペインのFLYっていうメーカーが、1/32というスケールで出してきたモデルがですね、すごく精密に出来ているんですね。それで我々がよくやっていた1/24というスケールのものよりも、さらに一段と小さいんだけども、ミニチュアカーでものすごい精密にできたものに劣らない、引けを取らないくらいに細密に出来ていまして、まあ非常に実感的ですよね。

鹿島 :ちなみにこういったスロットカーを特集した本を(笑)飯田さんが編集長で出されています。

飯田 :半年ほど前になるんですけれども『最新スロットカー大全』ということで、今販売されていますスロットカー、全世界のメーカーのものですね。どれだけ出ているかは分からなかったものですから。

鹿島 :2000台ですか。

飯田 :実際には1000台ちょっとなんですが、出きるだけオリジンで写真を撮りましてね。ということはまあ本物を集めたわけなんですけど。今回その本を作るにあたって、現行で売られているモデルはイージーに写真が撮れるわけなんですけど。無いものはコレクターの方に無理を言いましてね。なにしろ箱を開けることも非常に神経を使いますからね!

鹿島 :フフフ…

飯田 :ですから我々もお借りするというわけにはいかないんで、その方のお家に上がって一緒に開けながら撮影させてもらったっていうことで。まあ約1000枚ぐらいの写真を撮りましたけれども、結構な手間と時間が掛かりましたね。

鹿島 :掛かりますねえ〜。でも本当にこれはキレイにみなさん保管されていて、まあ新品の物ももちろんあるということなんですけど。

飯田 :ええ、ほとんどが新品状態。でもまあすでに10年近くたっているものも多々あるんですよね。

鹿島 :いやあ、お話は尽きませんけれども、またお越し頂いて、いつも色んな新しい夢を届けてくれますが、ぜひまたよろしくお願いします。

飯田 :ありがとうございました。

鹿島 :本っ当にありがとうございました。

飯田 :失礼いたしました。

今週のゲストは、クルマ版のイミダス、
自動車情報辞典『大車林』の編集長、
そして最近はクルマファンにとってはたまらないブログ、
motorfan.jp 『Motor Fan Diaries』の
編集も手がけられている飯田一さんでした。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストにお迎えしてお送りします。
お楽しみに!



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