Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
高橋浩司 『F1速報』編集長が語る、事件の真相!


どうなる? これからのグランプリ
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鹿島 :スタートシーンは非常に寂しいものがありまして、フェラーリ、ジョーダン、ミナルディというね、本当に6台だけで。

高橋 :まあトップグループに赤いクルマが2台いて、あとは最後尾というね。

鹿島 :あいだが空いちゃってましたからね。ちょっと見たことの無い光景だったんですけども、実際どうですか。6台だけのレース、当然フェラーリが1‐2フィニッシュ、ミハエル・シューマッハが優勝してバリチェロが2位に入ったわけですけど、ギャラリーの反応もかなり辛らつでしたよね。

高橋 :もの凄いブーイングで。15万人くらい入るところでみんな足元踏み鳴らしたりブーイングだったり、サムダウンしたり。まあアメリカ人らしい反応とは言え、こんな茶番のようなレースをわざわざ観に来た人たち、観客にとっては大変に失礼なレースになってしまったわけですから、この反応はしょうがないだろうという感じですよね。

鹿島 :今後は大丈夫なんでしょうか。

高橋 :1レース300km以上をワンセットのタイヤで走らなきゃいけないっていうのは相当高いハードルの技術的な挑戦になってくるので。どこだったかのレースでブリジストンだってセーフティカーが入って内圧が下がっただけで構造にダメージを負ってしまってミハエル・シューマッハのリアタイヤがブローしたっていうこともありましたからね。それだけ非常にシビアなレベルに来ていると思いますので、タイヤメーカー同士も競争である以上はこういったことは2度と無いとは言いきれないですよね、やっぱり。

鹿島 :ルールの見直しを含めて、また何らかの動きがあるかも知れないですね。


トヨタ、幻のポールポジション・・・
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鹿島 :実は今回のアメリカグランプリ、ずっとこの番組でも応援してきたパナソニック・トヨタF1チームが!

高橋 :そうなんですよね。

鹿島 :ポールポジションを取っていたんですよね(笑)

高橋 :もうなんかすっかり霞んでしまったんですけど、実は初ポール。今年は初の表彰台から波に乗って、いつかポール取るだろうなと思っていたらこのアメリカグランプリでポール取ったんですが、ただしトゥルーリ選手がポールポジションを決めた時点で、トゥルーリ選手も「このまま行くわけはねえだろうな」くらいのことは思っていたようです。というのは、トヨタはラルフがクラッシュしたりゾンタがコースアウトしたりっていうタイヤトラブルに見舞われた側のチーム、タイヤの安全性については一番重要視していたチームなんでね。燃料を多く積むと当然タイヤの負荷が高まりますから、予選にも燃料は割と軽めに出ていったっていう裏事情はあるんですけど、でも記録としては初ポールなんでこれは喜んでいいことだと思いますね。

鹿島 :今年、本当に好調ですから、後半戦は本当に楽しみですよね。

高橋 :後半の見所のひとつ、大きな所はトヨタが優勝があるのかどうか。まあ手の届く位置までは来たと思うんですけど、あとはどういう形で流れを手繰り寄せられるか、今後の開発にどうシフトしていくかっていうところになってくると思いますね。

鹿島 :まあとにかく色々ありますけど、今年は木村拓哉さん主演のドラマ『エンジン』がかなりの視聴率を記録したり、レース全般がよく話題になっていますね。

高橋 :そうですね。僕もちょうどマレーシアに行った時にロケに立ち会ったというか、すれ違ったんですけど(笑)

鹿島 :あっ! そういうシーンがありましたね。

高橋 :映るかなと思ったら、映ってなかったですね、残念ですけど(笑)

鹿島 :アハハ!

高橋 :今年あと足りないのは、トヨタが好調なのはいいんですが、やっぱり佐藤選手。速いことは速いんですが結果に結びつかない。今回のレースの棄権、熱で倒れて出られなかったマレーシアグランプリもあったし、出場停止の2戦もあって4回もレースをお休みしているんですよ。だから9戦終わって4回休んでいて、あとはトラブルや失格もあったので、ほとんどレースをまともにやっていないと考えれば、次からちゃんと仕切りなおして、いい形で日本グランプリに来て欲しいなと思いますね。

鹿島 :そうですね。いや本当にお忙しい中ありがとうございました。

高橋 :こちらこそありがとうございました。

鹿島 :ちなみに、アメリカグランプリが終わった4日後、先日木曜日に『F1速報』は当然、書店やコンビニに並んでおります。

高橋 :今回の号は作るのが本当に大変でした(笑)

鹿島 :時間的にも、レースが終わるのが日本時間の朝ですし。

高橋 :そうですね。北米時差で一番タイトな中で、こんだけの事件が起こっちゃったっていうのは。過去にないくらい編集部も大変な思いをして作りましたので、ぜひ見てみてください。

鹿島 :ぜひ手にとって頂きたいと思います。ちょっと衝撃的な表紙になっているんですけども。

高橋 :ラルフには悪いんですけど、このラルフ・シューマッハのクラッシュから始まった一連の事件だったものですから、こういう形にさせて頂きました。

鹿島 :『F1速報』はみなさんお手にとってチェックをして頂きたいと思います。今回は急きょ、先週大事件が起きたのでお越し頂きましたが。

高橋 :ええ、急に呼ばれました。

鹿島 :またよろしくお願い致します!



今週のゲストは、おなじみF1レース決勝の4日後に発売される
F1雑誌『F1速報』、そして『月刊F1レーシング』の編集長、
高橋浩司さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストにお迎えしてお送りします。
お楽しみに!



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