Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

日本から世界へ、クルマのフィギュアスケート!

(6月19日放送)
谷口信輝 谷口信輝
(たにぐち のぶてる)

「鈴鹿クラブマンレース」デビューウィンをきっかけにレースの世界へ。現在、「スーパーGT」へトヨタセリカで出場中。一方で、ドリフトの頂点「D1グランプリ」初代王座に輝いたドリフトマイスターとしてシーンのカリスマ的存在でもある。

1971・8・18 広島出身横浜在住 185cm 66kg

公式サイト:http://www.noonebetter.co.jp/

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

先週に引き続きまして、国内最高の集客を誇るレースシリーズ、スーパーGTへトヨタのセリカで出場するレーシングドライバー。そして日本はもちろんアメリカ、ヨーロッパ、アジアでもブレイク中のドリフトの頂点、D1グランプリの初代チャンピオン、谷口信輝選手をお迎えします。お楽しみ下さい。



ミキティばりのテクニック。
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鹿島 :ゲストは谷口信輝さんです。よろしくお願いします。

谷口 :よろしくお願い致します。

鹿島 :先週は、スーパーGTがいかに過酷なレースであるかという話も色々お伺いしたんですが、谷口選手といえばもう一つ、本当に社会現象といっても過言ではないドリフト。クルマの四輪を滑らせながら、まるでクルマのフィギュアスケートのように華麗な走りを展開してその美しさや技を競うD1グランプリ!

谷口 :いい表現ですね。

鹿島 :これが凄いことになってますよね。

谷口 :まあドリフトって昔からあったんですけどね。D1グランプリが始まって5年目なんですが、物凄い勢いで成長しているんですよ。クルマのレベルもさることながらそれ以上にドライバーのテクニックも物凄い勢いで向上していますね。

鹿島 :僕が一番最初に見たのは4年前。その時、正直ショックを受けたんですよ。ドリフトって自分の中ではイメージがあったんですよ。例えばレースで雨の日ですとかクルマのグリップが雨で滑りやすくて、やばい!テールが流れてきたから修正しなきゃっていう。それが僕にとっての身近なドリフト。もうちょっとエンタテインメントっぽく、例えば『Option』といった雑誌やビデオで紹介されているような。現場でD1の決勝を見てショックでしたね。クルマってこんな動きを連続して出来るんだって。ある意味、本当に完全にクルマを自分の手足のように右にやったり左にやったり、それもずっと滑りながら出来る人たちがこの世にいるんだってことに驚いちゃったんですよね。

谷口 :そうですね。そういう風に自由自在に扱えるのはもちろんのこと、今は「追走」っていうのがあります。これは2台でバトル形式でやってるんですね。だから相手の動きに合わせなきゃいけない。車間距離や相手の動きの予知もあるし、凄く高度なことをやっているんですよね。かなりネジが2〜3本抜けている人じゃないと無理なくらいなことをやってますね。

鹿島 :いやいや(笑)東京のお台場で観ることが出来まして、この間もお台場で4月に行われたときはなんと2日間で4万人の大観衆!

谷口 :そんなにいたんですか?

鹿島 :いたんですよ。仮設スタンドで。フジテレビの裏側の正面あたりだったので、場所もキャッチーな場所ということで色んな人が来ていましたね。

谷口 :完全にキャパシティオーバーですよね(笑)あんなところに4万人だなんて。

鹿島 :フフフ。でもね、色々話を聞いてみたんですが、やはり初めて観に来たというカップルですとか、みな一様に驚いているのと同時に「なんであんなことが出来るのか分からない」とか「やってみたいけどちょっと無理なんじゃないかな」という方が多かったですね。

谷口 :それはそうですよね。僕らもフィギュアスケートの3回転半ジャンプとかを見て「どうやったらあんなに飛べるの」とか「なんで1箇所でグルグル回っていて目が回らないの」ってあるじゃないですか。それと一緒で、ドリフトもその世界に足を踏み込んでみればすぐ理屈は分かると思うんですけど。でも道具を使うスポーツなんでなかなか難しいですね。

鹿島 :谷口選手はアルテッツァで出場していますが、アルテッツァは一説によると、ドリフトをするには難しいクルマって言われていますよね。

谷口 :そうですね。まあノーマルだとやはりちょっと馬力が少なめなので。カッコいいドリフトを見せるためにはパワーがもっと必要であるとか。あとは多少なりとも軽量化したりとか。僕はHKSっていうところのクルマに乗っているんですけど、そこのパーツをふんだんに組み込んで、今は凄くいい感じに乗れるクルマになってます。アルテッツァもいい走りできますよ。



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