Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
キンモクセイ 伊藤俊吾



僕もライブをやるから分かる。
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鹿島 :キンモクセイといえば音楽的にも古き良き時代のテイストですが、例えば昔のF1のビデオやDVDですとか、そういうものはご覧になったりしないんですか?

伊藤 :ああ、観ますね。76年と77年でしたっけ。富士スピードウェイでF1が初めてあったじゃないですか。そのDVDとかこのあいだ買ったんですけど。

鹿島 :僕も持ってますけど、あれすごいですよね。

伊藤 :すごいですよね。

鹿島 :何がすごいって、なんていうんですかね、あの当時にああいうモノが団体で箱根の近くの富士スピードウェイに来ていたっていうのがすごいですよね。

伊藤 :うんうん。僕はリアルタイムじゃないですけど、ミニカーとかを通じて知ったドライバー達が日本に来ていたっていうのがすごいですよね。

鹿島 :華やかなヨーロッパの文化がそのままごっそり日本に来ていたんだなという。

伊藤 :うん。ただその、アナウンサーの人がアナウンスしているじゃないですか。その話している内容が、まだモータースポーツが日本で普及していないんだなっていうのを感じさせますよね。

鹿島 :はあー。さすがやっぱり気がつくところが。新しい文化があそこから始まりましたからね。ちなみにサーキットで生のレースを初めて観たのっていつですか。

伊藤 :ついこないだの鈴鹿なんですよ。F1。

鹿島 :昨年の、鈴鹿の日本グランプリ。

伊藤 :はい。あれを初めて観まして、サーキットの中に入ったっていうのが初めてだったんですよ。今まではサーキットを観たくても中に入ることはなくて、金網の外からみるだけだったんですけど、そこに初めて行きまして。やっぱり感動しましたね。スタートが一番感動したかもしれない。

鹿島 :なぜですか?

伊藤 :なんていうんだろうな…、20台近くの車が一斉にアクセルを踏むじゃないですか。その時の盛り上がり感っていうか、アレに興奮しましたね。

鹿島 :スタート前って20台のF1が、1周ゆっくり周って戻ってきますよね。そしてファンファンファン…ってあおりながら待っていて、一瞬静けさが訪れ、みんながシグナルに注目。そしてランプが「1、2、3、4、5」と点灯してブラックアウトして、ウワーン!って行く。その瞬間ですよね。

伊藤 :あの瞬間がなんかすごく音楽的というか。僕もライブをやるんですが、それに近い感じがするなと思って。ただクルマが走っているんじゃなくて、そういうドライバーの気持ちだったりとかが通じてくるような気がして、うん。やっぱ生のレースっていいなって思いましたね。

鹿島 :さすがです。僕もレースやってますが、イケイケになってたりとか、ここぞっていう時は、後で聞くと「フォーメーションラップ、ものすごいエンジン音させて走ってたよね」とか言われたりするんですよ。だからあれも気持ちが出るんでしょうね。

伊藤 :ああー。そうでしょうね。

鹿島 :行くぞ〜!って思っているときは、フワァーーン! とか勢いよく延々やってるんですけど、ちょっとしょんぼりしている時、例えば雨でヤダなって思っているときなんかは、フゥーン…とかって走ってたりしてね。無線で「ビビッてんじゃねえぞ」とか言われたりね。

伊藤 :あ、楽器と一緒ですね。

鹿島 :楽器もそうですか。

伊藤 :キンモクセイだと、ドラムの張替とかはドラムからその日の機嫌が出たりしますね、はい。

鹿島 :フフフフ。

伊藤 :やっぱりクルマも近いところあるんですかね。

鹿島 :そういう意味では共通点が多いですね。だからクルマ、レースが好きなのかもしれないですね。

伊藤 :そうかもしれない。


懐かしいものに触れていたい。
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鹿島 :ものすごい勢いでクルマトークが盛り上がりました。またぜひお越しいただきたいんですが…。

伊藤 :ああもう、ぜひお願いします!

鹿島 :そして今後のいろんな活動情報があります。まず全国ツアーが。

伊藤 :そうなんです。キンモクセイ 『NICE BEATツアー』と題しまして、アルバム『NICE BEAT』を引っさげ全国ツアーを回ります。4月2日(土)の福岡から始まって、広島・大阪・名古屋・仙台・札幌・品川 と7箇所を回ります。ちなみに品川は5月1日(日)、品川プリンス ステラボールというところで行われます。

鹿島 :ちなみに、間もなく発売の『夢で逢えたら』は、元々70年代の吉田美奈子さんの曲で、その後ラッツ&スターがカバーしたりなどありましたが、僕は気になる曲があるんです。『テレフォン・ノイローゼ』。

伊藤 :ああ、はいはい。

鹿島 :甲斐よしひろさん。これをトリビュートアルバムで演られていますが、あれもまたいいですよね。

伊藤 :ありがとうございます。そうなんですよ。学生時代から甲斐バンドも好きで。

鹿島 :でも生まれてなかったりしません?

伊藤 :甲斐バンドの時は生まれてはいたんですけど、まだ音楽を聴くような年ではなかったので、リアルタイムではないんですけど。なんかその時代の音に惹かれちゃうんですよね。

鹿島 :これ、ナゼなんですかね?

伊藤 :なんでかなー。音だけじゃなくて、映像だったりとか。クルマにしてもそうなんですけど、なんか懐かしいものに触れているとちょっと切ない気分になるんですよね。

鹿島 :なりますねえ。

伊藤 :なんて言うんだろう。なんか口でうまく説明できない感じなんですけど。

鹿島 :昔の、76年と77年の富士スピードウェイのF1の映像に胸がキュンときたりとか、音楽的なものもなんか一貫してますよね。

伊藤 :そうですね。結構通じるモノがありますね。なんかちょっと切ない感じのものだったりとか、そういうのに触れていたいんだなと。

鹿島 :逆に我々はキンモクセイの音楽を聴くことによって、それに触れさせていただいていますのでね。

伊藤 :へへへ。はい。

鹿島 :2月16日に『夢で逢えたら』が発売となりますから、新しい曲もクルマの中で聴きつつ、古き良き時代に思いを馳せながら、そして今日も、明日も頑張っていくみたいな。

伊藤 :そうですね。

鹿島 :あと個人的ですけど、さっきのクルマ屋さんの話もちょっと教えてください。

伊藤 :あっ、わかりました。在庫とかもわかっているんで(笑)。

鹿島 :アハハ! ありがとうございました。

伊藤 :ありがとうございました。



今週のゲストは最新シングル『夢で逢えたら』がCMで
ヘビーローテーション中。古き良き時代のJ-POPの伝道師、
キンモクセイのボーカル伊藤俊吾さんをお迎えしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストにお迎えしてお送りします。
お楽しみに!



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