Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

流れていく景色が、僕を刺激する。

(11月28日放送)
JAZZTRONIK 野崎良太 JAZZTRONIK 野崎良太
(Ryota Nozaki)

Jazztronik”とは、野崎良太が率いる特定のメンバーを持たない自由なスタイルのプロジェクト名のことである。1998年より、フラワーレコーズより2枚のアルバム2枚のミニアルバムをリリース。2001年にはイギリスのレーベル“Counterpoint”よりアルバム「Inner Flight」をリリース。

欧米のトップDJからの評価も高く、12インチシングル「SAMURAI-侍」はアメリカ及びヨーロッパ各地でリリース、伝説となる。

プロデューサーとしては、Mondo Grosso、葉加瀬太郎、ゴスペラーズ等、数多くのアーティストの楽曲提供・編曲を行う。また、リミキサーとして、bird、m-flo、福富幸宏、中島美嘉、などの作品を手掛けている。

11月、初のシングルCDとなるマキシシングル『MADRUGADA/TIGER EYES』をリリース。
Jazztronik=野崎良太の音楽世界はさらに飛躍する!

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、ジャンルや国境、時代を超え、全く新しい上質の音楽を、時に最高のドライブミュージック生み出しつづけるJAZZTRONIK 野崎良太さんをお迎えします。お楽しみ下さい。



頭の中で起こる化学反応
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鹿島 :今週のゲストはJAZZTRONIK 野崎良太さんです、よろしくお願いします。

野崎 :よろしくお願いします。

鹿島 :実は先日、スタジオでバッタリお見かけしてしまいまして、名刺は手裏剣のように出すわ握手は求めるわで大変ご迷惑をおかけしました。

野崎 :ハハハハ、いえいえ。

鹿島 :たまたま先日、広瀬香美さんにゲストで来ていただいて、ニューアルバムの6曲目のアレンジを(野崎さんが)手がけていますが、僕は大ファンなんです…なんて話をしてたんですよね。それでスタジオを出たら、いらっしゃいました。

野崎 :僕がいたんですよねぇ、そこに。フフフ。

鹿島 :若き天才。これまでプロデューサーやリミキサーとしては、モンドグロッソや葉加瀬太郎さん、ゴスペラーズやBIRD、そしてm-flo、中島美嘉さんなど、いろんな方の作品を手がけています。いったい、どんな音楽がお好きなんですか?

野崎 :どうですかね? 僕が本当に一番好きなのは現代音楽だったりするんですよね。ちょっと良くわかんない感じの、ピローンピローンと繰り返し流れるような。

鹿島 :単純に“音”だったりとか。

野崎 :はい。

鹿島 :これは昔から?

野崎 :僕は大学で作曲科だったんですね。だからそういうのをすごく勉強してたんですよ。だからその時のことが残っているのかな。元々ちょっとそういうのが好きだったのかなって最近は思いますよね。

鹿島 :作品を聴かせていただいて、いつも思うんですが、特にクルマの中で聴きますと…なんていうかな…いろんなタイプの曲があるじゃないですか。ボーカルが入ったポップなものからピアノの静かなものだったり。映画音楽みたいな感じだと思うんです。一人でドライブしている時に聴くと、このシーンでこの曲が来るか!っていうね。

野崎 :アハハハ・・・

鹿島 :ちょっと今ズレたんで、もう一回今のトンネルまで戻ろうかなみたいな。なんだかすごくシーンとリンクする、まさに映画音楽。意識してますか?

野崎 :あのね、僕は元々、映画音楽がとても好きなんですよ。

鹿島 :やっぱり!

野崎 :それで映画音楽を作りたくて音楽の学校に入ったんです。それぐらい映画の音楽が好きだから、音楽を聴いてなにか映像を浮かべるというのはすごくいいことだと思うんですよ。やはり僕も作っているときに自分なりに映像を浮かべて作っているから、聴いている人の中にも映像が浮かぶ人はいると思うんですよね。しかも僕の場合、半分くらいインストゥルメンタルじゃないですか。歌詞が無いぶん、人の想像って掻き立てられますよね。

鹿島 :ありますね。最近ですと、携帯電話を手にしながらの運転は法律で規制されています。話をしながら運転すること自体が、実は相当危なかったことがここになって明らかになってます。JAZZTRONIK 野崎さんの音楽って、時に目が覚めたりとか。疲れてどうしようもない時やサービスエリアに入ったときに聴く曲とかもあるんですよ。眠りに導入されるような曲を聴きながら、短いけど深い眠りに落ちて、起きてクルマから下りて、寒いなあ・・・なんて思いながらラーメン食べるのが好きなんですよ。

野崎 :アハハハ! いやいや、ありがたいです。僕自身もクルマの中で音楽聴くのはすごい好きで。だから運転しながら聴いてもらうっていうのは凄くうれしいですね。

鹿島 :じゃあ、さっきご紹介するときに勝手に言わせていただいた「時に、最高のドライブミュージックを生み出しつづけている…」っていうのは?

野崎 :いや、全然いやな表現じゃないですね。

鹿島 :ああ、良かった。

野崎 :僕は昔、曲を作るときは好きなCDばっかり集めて、それを聴きながらクルマでずーっと走って、それで影響を受けてから家に帰って曲作りとかしてましたからね。

鹿島 :ある意味、クルマが音楽を作るための重要なアイテムの一つ。

野崎 :そうですね。クルマの中でCD聴くのはとても多いですよね。

鹿島 :クルマって、ちょっとスタジオっぽいですよね。

野崎 :あの、やっぱり独特なんですよね。景色がどんどん変わっていく。そんな中で音楽が鳴っていて、ある種、特異な空間だと思うんですよ。耳からも音楽は入ってくるけど、視覚から入ってくる風景もあって、頭の中で起こっている化学反応っておもしろいと思うんですけどね。

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