Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

日本人初のトヨタF1テストドライバー

(10月31日放送)
平中克幸 平中克幸

平中 克幸 (ひらなか かつゆき)
http://www.k-hiranaka.com/

生年月日:1981年10月4日
出身地:北海道札幌市
血液型:RH+B
身長:176cm 体重:68kg

レーシングカートでの活躍を経て、フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)へ。
スカラシップを得て、2001年フォーミュラトヨタ、2002年全日本F3選手権へ出場。
2002年のマカオGP(F3世界一決定戦)ではルーキーながら4位に入賞し話題となる。
2003年からはトヨタの若手ドライバー育成プログラム、トヨタドライバーズアカデミー(TDA)の一員としてF3ユーロ選手権へ参戦。この秋、ついにトヨタF1マシンのテストドライバーを担当した。

1995年 カートレースデビュー FP4クラス シリーズチャンピオン
1997年 カートFR2クラス シリーズチャンピオン
1998年 全日本カ−ト選手権 FAクラス東西統一戦優勝 
2000年 4輪レースデビュ−(ザウルスJr) ポール・トゥ・ウィン!
2001年 フォーミュラトヨタ シリ−ズ4位
2002年 全日本F3選手権 シリ−ズ5位/マカオGP4位
2003年 F3ユーロシリーズ参戦/マカオGP3位
2004年 F3ユーロシリーズ参戦

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、先日、日本人として初めて、トヨタのF1マシンのテストドライバーを担当した、ヨーロッパで活躍中のレーシングドライバー、平中克幸選手・23歳をお迎えします。お楽しみください。



F1初テストの感動
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鹿島 :今週のゲストは、先日、日本人として初めて、トヨタのF1マシンのテストドライブを行った、トヨタ若手ドライバー育成プログラム、トヨタドライバーズアカデミー(TDA)の一員。レーシングドライバーの平中克幸選手です。よろしくお願いします。

平中 :よろしくお願いします。

鹿島 :23歳になりましたね。

平中 :そうですね。早いですね、へへへ。

鹿島 :平中選手は、フォーミュラトヨタというクラスへ、レーシングカートで活躍をして上がってきたころから僕自身も戦いぶりを見ていたんですが、いやぁ気がつくとF1のテストドライブをするところまで来ました。日本人として初めてトヨタF1マシンのテストを担当して、第一印象はどうでしたか?

平中 :やっぱり夢見て走ってきて、フォーミュラトヨタ、F3ときて、そしてようやくF1というものに乗れて。すごくなんだろう…F1が現実になった瞬間でしたね。

鹿島 :乗っちゃいましたからね。今回はどういうテストプログラムだったんですか。

平中 :今回のプログラムは、まずフロントウィングの角度とかブレーキダクトとかをテストしたんですが、すごくいいテストができたとエンジニアの方からも言われました。

鹿島 :それは嬉しいことですよね。

平中 :そうですね。初めてのテストでそこまで言ってもらえるのは。

鹿島 :今はF3のヨーロッパのシリーズで出場していますが、F3からF1に上がっていくドライバーは非常に多いです。F1のすごさや違いも感じたと思うんですがどうですか?

平中 :車重がF3と同じくらい。でも馬力はF3で270馬力くらい、F1は900馬力くらいなので、もう加速が全然違ってアクセルを全開にしたときは、誰かが乗っかってくるような加重でしたね。

鹿島 :自分の体に? 何人くらい乗ってくる感じですか?

平中 :まあ、2〜3人は(笑)

鹿島 :おぉ〜。いわゆるそれが「G」というやつ。よくF1の中継なんかでも「今、横Gが4Gくらい掛かっているようで…」なんて言いますが、まさにその通りですよね。3Gという時は自分の体の3倍の重さが掛かっているという意味ですから、3〜4人は乗ってたりしますよね。今、F1で最大Gって?

平中 :僕が聞いたのは5Gちょっとだと聞いたんですけど。

鹿島 :例えば首の場合、横方向に5Gなんていうと、25kgから30kgくらいのオモリを横にぶら下げたような状態ですかね。コーナーGはどうでした?

平中 :コーナリングは、真横にGが掛かるというよりも、横斜め後ろに引っ張られるような感じ。それが一番ビックリしましたね。F3と違って。

鹿島 :翌日はちょっと首が痛くなったりしました?

平中 :うん。翌日の朝起きると、首の付け根の後ろがダルイなって感じがしました。これも初めての経験でした。

鹿島 :その他に驚いたことは?

平中 :やはりパワーステアリングがついていることがあって、ハンドルがすごく軽くて驚きましたね。あとはブレーキング。310km/h台から一気に80km/hまでスピードを落とすので、その急激な減速でもGを感じるんですよね。

鹿島 :今度は、前に体が飛び出していくような。電車が急停車するような感じ?

平中 :もうジェットコースターで急降下するような。

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