Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

クルマを愛するベストセラー作家

(10月24日放送)
谷村志穂 谷村志穂

谷村志穂(たにむらしほ)

プロフィール(2004年10月1日現在)

1962年10月29日、北海道札幌市生まれ。北海道大学農学部にて応用動物学を専攻し、修了。出版社勤務を経てフリーライターとなる。1990年に刊行したノンフィクション『結婚しないかもしれない症候群』(主婦の友社/角川文庫)が一躍話題を集め、翌1991年、処女小説『アクアリウムの鯨』(八曜社/角川文庫)で作家デビュー。精力的な執筆で多数の小説を発表し、同年11月に発表した『十四歳のエンゲージ』(東京書籍/講談社文庫)は15万部以上を売り上げ、小説家としてのスタートを飾った。著作は小説を中心に、紀行、エッセイ、進化論、訳書、対談集など多岐に渡っており、50作近くに昇る。近著に、約10年ぶりとなる書き下ろし長篇小説『アイ・アム・ア・ウーマン』(幻冬舎より本年3月刊行)、短編小説集『黒い天使になりたい』(河出書房新社より本年3月刊行)、エッセイ集『空色 水曜日』(角川書店北海道より本年7月刊行)。最新刊は書き下ろしの紀行エッセイ『イギリス、湖水地方を歩く』(岩波書店より本年8月刊行)。10月に長篇小説『雀』(河出書房新社)、11月に短篇小説集『白の月』(集英社)、来年1月には長篇小説『余命(仮題)』(主婦と生活社)を刊行する予定。2003年、郷里の北海道を舞台とした大河小説『海猫』(新潮社より2002年秋に刊行)が、第10回島清恋愛文学賞を受賞。本年9月に新潮社より上・下巻に分けて文庫化され、現在それぞれ10万部以上のベストセラーとなっている。

パーソナル・ホームページ
SHIHO'S HOUSE
http://www.shiho-net.org

『PowerWoman〜愛と自立のスケジュール』
オフィシャルサイト
http://powerwoman.org

このコーナでは、レース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなど、その人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、クルマを愛する作家さんをお迎えします。11月13日から公開の伊東美咲さん主演映画『海猫』原作者。1990年の『結婚しないかもしれない症候群』以来、数々のベストセラーを産み出し続ける谷村志穂さんです。



擦る、ぶつける、回転する…
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鹿島 :今週のゲストはこの方です。

谷村 :こんにちは。谷村志穂です。

鹿島 :さっそくですが、免許を取られたのはいつごろですか?

谷村 :免許を取ったのは大学生の時ですから、もう20なん年か前ですね。

鹿島 :順調?

谷村 :あのぉ…迫ってたんですよ。私、大学の時に動物の研究をしていたんですね。北海道大学で。それで野山に動物の調査に行かなくてはいけないのでクルマの運転ができないといけなかったんですよね。ものすごく時間が迫ってたんです。だから、とにかく絶対に取る!という感じでしたね。

鹿島 :といいますと、免許を取ってすぐ、野に山に?

谷村 :だからもちろん、ありとあらゆることをしましたよ。擦る、ぶつける、回転する、雪山に突っ込む…フフフ。

鹿島 :え、ちょっと待って下さい。回転するというと?

谷村 :ええ。冬の道で、何だかわからないけどクルマがくるくるくるーんって回ってズドンって。あーいうのってホント一瞬ですね。あ、レーサーの方の前で言うことじゃないかな?

鹿島 :いやいやいや。でも、いまや運転はお上手でしょうね。

谷村 :いやー、距離だけはすごく乗っていると思うので。全然うまくはないですけど、今は落ち着いていますね。

鹿島 :研究のために山に行かれたころって、どんなタイプのクルマだったんですか?

谷村 :そのころは父のクルマに乗ったりとか。東京に出て最初に乗ったのは“8万円で買ったセリカ”。

鹿島 :どのころのセリカですか?

谷村 :あのね、名前はわからないんだけど、目が開くやつ。

鹿島 :リトラクタブルライトの。

谷村 :そうそう。それで箱っぽい。

鹿島 :じゃあ後ろがストーンと落ちていて流面系じゃないやつですね。うわぁー。名車と言われてますけどね。8万円で買ってどのくらい乗ったんですか?

谷村 :2年くらいかな?長持ちしましたね。そのクルマで、ちょっと痛めつけちゃいましたけど、クルマに乗ることを全部覚えた気がしました。やっぱり父のクルマではちゃんと覚えられない。自分のクルマで、壊れたら自分の責任で直して…ね。「あ、オイルってなくなるんだっ!」とか。フフフ。

鹿島 :おおっと! そういうのもご存じなかったんですね。なくなるのを知らなかったってことは、相当減ってから行ったんですね。

谷村 :そうそう。日本車って丈夫ですよね。

鹿島 :クルマ屋さんに持っていって「谷村さん、オイルが入ってないんですけど」みたいな。

谷村 :そうだったんですね。「ええー?今ガソリン入れたじゃないですかぁ」みたいなそういう世界だったんですよ。そのころはね。

鹿島 :セリカも頑張ったんですね。

谷村 :そう。頑張ってくれたんです(笑)

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