Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
梨元勝 太陽の沈むほうへ走れ!



クルマで豹変する女優。
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鹿島 :その時の百恵さんには、教習所の他の方々は気がついていたんですか?

梨元 :いや気がついてない。昼休みに入るときに待合室に入るから、よく見ていればわかるけど、たぶんわからないほうが多いと思うんですよ。

鹿島 :ちなみに、芸能人の方はプライベートでクルマに乗る時は変装とかするんですか?

梨元 :人によるんじゃないですかね。変装よりも“乗ると変わる人”っていうのがいますよね。

鹿島 :といいますと?

梨元 :山本陽子さんっているじゃないですか。僕あの人好きなんですよ。でね、あの人って非常におとなしそうで、おしとやかですがクルマに乗ると全然違うんですって。交差点なんかで前の車がモタモタしてると「何やってんのよ!早く行きなさいよ!どーなってんの!!」って。クルマの中だから外に聞こえないから。それでバババーって行くらしいですよ。あれがストレス解消なのかもしれない。

鹿島 :テンションあがるんですねぇ。でも山本陽子さんってかなりクルマ好きで、サーキットを走っているような写真を見たことありますよ。

梨元 :じゃあそうかもしれない。

鹿島 :やはりクルマって、スクープの世界と切っても切れないですね。

梨元 :そうそう。それで、テレビでクルマを撮るときナンバープレートをモザイクで隠すでしょ。ナンバーって公開されているから誰が乗っているかわかっちゃう。だからみんな消しているみたい。僕なんか「7474(なしなし)」だからすぐ分っちゃう。

鹿島 :「7474(なしなし)」。なんかカワイイところがあるんですね。

梨元 :一応、“事故なしなし”っていうつもりでやってるんですけどね。

鹿島 :なるほどね。あ、いま“なしなし”で思い出しましたが、昔このお仕事を始めたばかりのころのニックネームありましたよね。

梨元 :はいはい、「なんにも梨元」。

鹿島 :そのころのトラウマが出ることはないですよね?

梨元 :ああ、もうさすがにないけれどね。でもやっぱり夏休み取ると3日目に必ず、(スクープを)抜かれた夢を見るんです。もし今年だったら“高岡早紀が誰かに独占インタビューされた!”とか。百恵さんのころだったら、百恵さんのスクープを抜かれた夢を必ず夏休み3日目に見るんです。それで、あっ!と思って目が覚めて、もう休みなんだと思うとそこからはもうゆっくり休めるんです。ただ、夢に出てくる人はその時のスターですから、夢によって誰がスターなのかは確認されているというね。

鹿島 :これはもう、梨元さんの仕事にかける思いが出てくるんでしょうね。

梨元 :というか、影響受けすぎているというか…



スコットランドを夕陽に向かって走った。
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鹿島 :今週もいろいろと過激なトークが展開したわけですが、梨元さんご自身、普通のドライブの思い出なんかはあったりします?

梨元 :それは海外でありますね。ずっとイギリスにダイアナ元皇太子妃の取材で行っていてね。その時向こうのコーディネーターやカメラマンと親しくなって。それで、イギリスって左側通行で右ハンドル。つまり日本と同じなんです。だからドライブはすごい簡単だと。それから道路もよくできてて標識も細かくあるから絶対大丈夫だからドライブしたほうがいいよと。それで、夏休みに女房と2人で行って、エジンバラっていうところがあるんですよ。

鹿島 :おーいいですねー。

梨元 :そこから北へ上がってバルモラルというスコットランドの英国王室の別荘地へ行って。そこからさらに行くと、向こうはお城がホテルになっているところがあって。そこに行こうということになって。よし!そういうのは代理店に頼まず自分で手配しようと。それで手配したら全然違うクルマが来て。ゴルフとか小っちゃいクルマだと思ったらとんでもない大きさのが来てました。

鹿島 :はい。

梨元 :それからはじまって、駐車場からクルマを出そうとガチャガチャやっていると、通り過ぎる人が「ハーイ!」と言ってくるんですよ。イギリスってフレンドリーな国だなぁ、日本人がただ駐車場にいるだけで挨拶してくれるなんて…でも、それにしては何か挨拶がおかしいなと思ったら、ヘッドライトがつけっぱなしだったんですよ!「おい!ヘッドライトついてるよ!」ってみんな言ってるのに、僕は、どーもどーも!って(笑)。

鹿島 :アハハ!

梨元 :それでやっと駐車場を出たら、確かに標識はうまく出ているんですけど、高速道路に入る道が分らない。それでクルマを止めて、親切そうなおじいちゃんに聞いたんです。そしたらこれがお洒落でね。「サンセット…もうすぐ夕日が落ちるほうに向かって走れ」って言うわけです。それで女房に地図を見てもらいながら、道をとにかくそのとおりに行くと、確かに高速道路の入り口があるんですよ!

鹿島 :かっこいい…。位置の変わらない目印ですもんね。

梨元 :あれはおもしろかった! いちいち「左曲がって、右曲がって…」って言われてもわからないですからね。

鹿島 :これはちょっといただきですね。

梨元 :まあ珍道中で行きましたけどね。それが僕のドライブの思い出ですね。

鹿島 :ステキですね。

梨元 :「西へ向かって、太陽の沈むほうへ」。

鹿島 :なんかきょうは美しいまとめですね(笑)。さあ、いよいよ来週ファイナルを迎えますので、大ネタをお持ちいただいこうと思ってます!梨元勝さん、ありがとうございました!

梨元 :どうも。






今週のゲストは、芸能界ではこの方に「恐縮です」と
追いかけられることが、ステイタスの証。
芸能記者&レポーター生活37年。梨元勝さんでした。

ドライバーズサロン! 来週も梨元勝さんを
お迎えしてお送りいたします。
どうぞお楽しみに!



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