Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
梨元勝 どうも恐縮です!



驚愕の判決!
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鹿島 :芸能レポーターという肩書きは当時はないですよね。

梨元 :テレビ局の企画で、週刊誌の記者の人が集まってテレビで裏話などいろいろなことを喋るというのがあったんです。それで私のいたヤングレディーでも1人出してくれということで、梨元がいいと。あいつは原稿は書けないしどうしようもない。ただ、喋っているのはおもしろい。喋りだけでも出せばいいからというので出たんです。そこでなんかおもしろかったんじゃないですかね。レポーターをやりませんかと言われてね。その時、ちょうど三船敏郎さんの離婚裁判があってね。離婚裁判なんてやるものじゃないと思いますよ。

鹿島 :取材はきついですか?

梨元 :いや、そうじゃなくてね。あれは両方の夫婦げんかがそのまま法廷で再現されますから。公開の場所でですよ。やったら大変。もう三船さんはガンガン奥さんの悪口。奥さんは三船さんの悪口。イメージがどんどん下がっちゃうわけですよ。

鹿島 :見ることが可能ですものね。

梨元 :そう。そしたらたまたまその泥沼裁判を週刊文春の人がやっているのを知らなかったのね。そこに出ていた他の週刊誌の人にはコメントを取りにくいから、梨元さんテレビでやるので出ていたのならコメンテーターとして話してくださいって。その時に肩書きは「芸能評論家・梨元勝」でいいですねって言うんです。ちょっと待って、僕は評論家じゃないんでねと。当時、普通のレポーターがいたのね。じゃあ芸能のレポートだから芸能レポーターにしましょうって。これは造語なのです。造語!

鹿島 :これがキッカケだったのですね。

梨元 :僕はそれから後、いくつか自分の裁判をやるんだけど勝てたのは珍しいですね。滅多に勝てない。これはどうしてもね。例えば政界とかのスキャンダルと違ってね。タレントさんというのは確かに公共性はあるんだけれども、いーじゃないのそこまでみたいなね。これで負けるのが多いのです。

鹿島 :そうなんですか。

梨元 :勝ったのは1回だけ。とある人…これ、言うとまた…ね。判決。「梨元が東京スポーツに書いた記事は誰もが本当とは思わない、よって無罪」って。それじゃこれからどうするのですよ。もう、何なんだってね。

鹿島 :すごい判決ですね。

梨元 :その人が何度も訴えを乱発している人だったので、裁判官が何とか向こう側の勝利にしたくなかったのでしょうね。いきなり週刊文春から、お気持ちはどうですかって聞かれて、そう言われてもみたいなね。仕事柄、複雑な心境でしたね。



業界の裏事情。
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鹿島 :時には放送局と喧嘩をするようなこともあるんでしょうね?

梨元 :あのね、テレビ局は、これは正直、その内部で歌番組だとかドラマをやっているから、そこに出ている人に何かあった時にできないということがあるわけですよ。例えば視聴率を取っているタレントさんが、どこかに極秘旅行したなんていうのをなかなかやらないんですよ。それでね、今度はなんでも取材できるというのはレギュラーを持っていない人でね。その人のところの取材になっちゃいますから。何もないとすぐ羽賀研二のところにいけるじゃないのってなっちゃいますから。それは羽賀研二がかわいそうですよ。「僕のところに来るのは、大手の大きいプロダクションじゃないから来るんですか?」って言われるとイヤじゃない。

鹿島 :はい。

梨元 :それはおかしいと。取材というのは、平等にしなければいけないんだとね。テレビ局の中でレギュラーがあるからやらないとかじゃダメですよ。これでぶつかることが多いんですよ。それでこう一瞬迷ってね。やっぱり俺は番組に出ないよ、と。この頭の上あたりでローンのことがいっぱい浮びながらですね、「いや出ない」、と。そうやってひと通り各テレビ局を回っちゃたんですよ。それで今振り出しに戻って、テレビ朝日でね。

鹿島 :梨元さんが伝えると、どんなスキャンダルでもすごくポジティブに明るく感じるのはなぜなんでしょうかね。

梨元 :よくそういう風に言っていただくんですけど、ありがたいですね。それからタレントさんがね、梨元さんにはなんだかんだ言っても結局は喋べらされちゃうのと。取材側としては、何となくうれしいものでね。以前、梓みちよさんが、とある野球の人と付き合っていたんです。これは不倫だったわけですよ。それで僕が舞台の取材で行ったんですね。舞台だけじゃ取材にならないからそっち(不倫)の話も聞いたら、喋ってくれたんです。これはやっぱり昔からのタレントさんですよ。見事だというかね。というのも、梓さんはやっぱり自分が何か頼む時にね、そんな舞台の宣伝ばっかりではダメだと。これは今の若いタレントさんにはないですよ。

鹿島 :素晴らしい。すごいですね。

梨元 :でね、その後がおかしいんですよ。「梨元さんがなんか訴えるような目をしていたから。これで私が断るとかわいそうだ」って。どうもそういう目をしているらしい。わからないんだけどね。だから、一応いつも取材の前には目薬をさしていくとかね。ハハハ。

鹿島 :さて、来週は、有名人・芸能人とクルマというテーマでお願いします。

梨元 :紫のロールスロイスってありますから。

鹿島 :楽しみです。来週もよろしくお願いします。ありがとうございました。

梨元 :はい。





今週のゲストは、芸能界ではこの方に「恐縮です」と
追いかけられることがステイタスの証です。
芸能記者&レポーター生活37年、
記者会見場にこの人あり。梨元勝さんでした。

ドライバーズサロン! 
来週も梨元勝さんをお迎えしてお送りいたします。
どうぞお楽しみに!!



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