Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
谷川真理 4年に1度の祭典、アテネへ!



高橋尚子選手の心を想う… 
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鹿島 :今回選ばれた選手、そしてもれてしまった高橋選手の気持ちというのは、どういうところにあると思いますか?

谷川 :高橋選手がこういうことになってしまって私も残念です。彼女の話をすると、ホントに東京国際女子マラソンだけ失敗しちゃったんですよ。それまでマラソン6連勝中だったんですから。だから私は、逆にその失敗がアテネでは絶対に生かせると思っていたんですけどね。今まで順風満帆でやってきた彼女にとっては、いい勉強になったのではないかなと思います。彼女は、また違う形でやってくれるのではないかと思います。

鹿島 :モチベーションはどこまで続いていくんですか?

谷川 :そうですね。精神的にも吹っ切れてはいると思うんですけど、名古屋を走ったほうがよかったのかなという後悔もあるのでしょう。まあ真相はわかりませんけどね。とにかく前に進むしかないという感じなんでしょう。落選してから記者会見でも気丈に1時間近く話をされていましたよね。最初は気丈に話していましたけど、後半はいろいろなことを思われてか、言葉も詰まっていらっしゃいました。いや、本当にこれは辛いだろうなと思いました。

鹿島 :競技の世界は厳しいですね。

谷川 :ホントに勝負の世界は厳しい!

鹿島 :ライバルであり、目標・憧れだったりするカリスマ的ランナー高橋選手が選ばれずに、自分が代表になったということは、気合も入るでしょうしプレッシャーもすごくあるのでしょうね。

谷川 :相当あると思いますよ。プレッシャーに負けないようにしてもらいたいですね。周りの方も暖かく見守ってもらいたいな。彼女たちは普通に練習をやっていて、勝って選ばれたんですよ。それで突然、テレビ・ラジオなどが取材にバンバン来て、「メダル取れますか?」とかね。いきなりメダルかな?みたいなね。もちろん、それだけみなさんに注目されていて幸せなんだけど、プレッシャーもあるでしょう。また、彼女たちはとても素直だからそれをまともに受けちゃうんですよ。週刊誌に書かれちゃったりとか、何か言われたことにひとつでもいやなことがあると辛いと思うんです。

鹿島 :周りは静かにアスリートをリスペクト、尊敬しながら見ていきたいですよね。

谷川 :精神的にも辛いし、トレーニング量もみんなが想像できないぐらいすごいんですよ。毎日40q、50q、もうこれでもかというぐらいやります。トレーニング中は、食べているか走っているか、寝ているか。こういう状況が、2〜3ヶ月ずっと続くんですよ。遊びに行きたいと思っても、そんなに遊べないです。近くのショッピングセンターに行って好きなモノを買ってきたりとか、お茶を飲むとか、その程度ですよね。他には何もないですから。

鹿島 :はい。

谷川 :それから開放された時のその瞬間が、最高だしうれしいから、だから我慢できるんです。今度は4年に1度のオリンピックですからね。すごくやりがいがありますよね。





みんなに春が来ます!
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鹿島 :谷川さんは、東京神田で、新進気鋭のシステムを導入したハイテクスポーツ塾をやっていらっしゃいますよね。

谷川 :はい。2年ぐらい前にオープンしました。東京大学の小林寛道先生が開発されたランニングマシーンがあるんですね。それは何かと言いますと、骨盤を動かすトレーニングなんですよ。

鹿島 :写真を見ましたが、ちょっと変わった自転車みたいなものですね。椅子のところが動くんですか?

谷川 :それは椅子ではなくて、脚が固定されているんです。今までは脚だけで走っていたのを、骨盤と一緒に脚を出しましょう!ということなんです。

鹿島 :これは、いわゆるストライドが伸びるということですか?

谷川 :そうですね。昔は、もも上げでしたでしょう。そういう動きではなくて、骨盤から脚を前に出すことによって、消費エネルギーも少なくてすむ。そして効率のいい走りが、このマシーンを使ってマスターできるということです。実際に塾を開くと、小学生の子どもたちが多いんです。

鹿島 :子どもたちはどうですか?

谷川 :子どもは、走るのが遅い子が、速くなりたいという意思を持って来るんですね。子どもって身体が柔軟なので、マシーンもすぐに動かせるようになるし早いんですよ。マシーンをやった子どものほとんどのお母さん方が、「運動会でうちの息子が一番走りが格好よかった。フォームがよかった」とおっしゃいます。この間も、小学校6年生の女の子が、今までいつも徒競争はビリだったのに、小学校最後の運動会で初めて1番になれたと言って喜んでいましたね。

鹿島 :すごいですね。

谷川 :みんなに春がきますよ。

鹿島 :わかりました。ハイテクスポーツ塾もありますし本も出版されています。こういった情報はぜひホームページでご覧いただければと思います。2週に渡ってお越しいただきまして、ありがとうございました。またお越しください。

谷川 :はい。ありがとうございました。






今週のゲストは、先週に引き続きまして、
東京国際女子マラソン、 パリマラソンなど、
国内外の数々の大会で優勝。
マラソンランナー、解説者、指導者、
そしてタレントでもある谷川真理さんを
お迎えしてお送りいたしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストの方をお迎えして
お送りいたします。
どうぞお楽しみに!!



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