Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
宮崎敬一郎 楽しく安全にバイクに乗りたいよね!!



宮崎、生きています!
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鹿島 :これまでで、もっとも寒さで過酷だったというのは何ですか?

宮崎 :バイク人間にそれを語らせたら、いくらでも出てきますよ。大きなアメリカンバイクで、銚子のほうに取材に行ったんですね。夕方撮影も終わって東京に戻っていた時です。みぞれまじりの雨が降り出したんです。とても寒かったんですけど、僕らはある程度は慣れていますので、あー手がしびれるなあと思いながら走っていたんです。その日は気温がすごく低かったようで、普通でしたら手って段々寒くなって来ると、感覚がなくなってきますよね。

鹿島 :はい。

宮崎 :でも、“あっもうこれで平気だよ”という感じになりますよね。そうなりますと、しばらくは大丈夫じゃないですか。でもそのしばらくを越えたところがあるんですよ。

鹿島 :どんな感じですか?

宮崎 :痛いんです。おかしいなと思いつつも、高速道路ですからどうするわけにもいかない。途中でグローブを外して手を見てみると、高速道路は暗いから白く見えるのですね。痛いけどまだ大丈夫だろうと思いながら編集部まで戻ってきて、手袋を取ったら、手に赤い斑点が山ほど出来ているんですよ。これはただごとじゃないなと思いました。

鹿島 :手に? 見たことないですね。

宮崎 :うん。要はそれが凍傷の始まりなんです。それが赤黒くなっていくとダメらしいんですよ。山でキャンプをするのも好きなので凍傷の対策もいろいろと聞いていたものですから、それを信じて、とりあえず冷たい水で手を洗いながらマッサージをするというのを、赤い斑点の色が薄くなるまで我慢してしばらくやるんです。それから普通の水で手をマッサージして、それから水を使わずにマッサージをしてというのをやってから、病院に行ったんです。

鹿島 :はい。

宮崎 :病院でね、「処置がよかったですね。もしちゃんとしていなかったら、指が落ちていたかもしれないですよ。凍傷は黒くなったら取らなきゃいけないから」って言われた時には、あのすごい状態の中でずっとバイクに乗せてきた担当者の顔をギラッと睨みましたね。

鹿島 :ハハハ。処置方法を知っていてよかったですね。今日は僕も知ることができてよかったです。これはスキーなどでも言えることですよね。

宮崎 :そう。でもスキーとかだったら、割とちゃんとしたグローブで中に湿気が入ってこないですから。今回はみぞれというすごく冷たい状態と、しみ込んでくる水分というので、中まで冷えきっちゃったんです。そうなったら怖い。要注意です。これは経験しているからこそいくらでも言えるんですけど、一つ間違えば大変なことですから。

鹿島 :勉強になります。なんか生きている、宮崎さん生きています、って感じですよね。なんか生き抜いているっていう感じです!





安全第一。
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鹿島 :宮崎さんはバイクにもクルマにも乗られています。バイクとクルマが道路で上手く流れていないことってありますよね。両方を乗っていらっしゃる宮崎さん、何か解決策はないですか?

宮崎 :難しいところですね。東京都内のほうは、バイクがすり抜けをして行くというのが、当たり前のようになっちゃっているので、その分のスペースを空けていますよね。あれはいいなあと思っています。逆にちょこっと動いていたり、渋滞の中で車線変更する時などは、注意していないとしょうもない事故が起きますね。すり抜けちゃいけないのかもしれないけど、止まっているところを、パーっと流れているのが現実なので、大きなことが起きないように注意してみてもらうのがいいと思います。

鹿島 :はい。

宮崎 :あとバイクは意外に信号待ちでもなんでもそうなんですけど、集団になっちゃうんですよ。信号のGo、Stopがあったら波がありますよね。その中でバイクはどうしても一つの信号のグループの中に、クルマよりも加速がいいし、さっとすり抜けて奥に入って行けるものだから、集団になって動いているんですよ。

鹿島 :確かにそうですね。

宮崎 :1台がすり抜けて行ったら、あとから何台か来たりするので、それを注意しておけばいいと思う。それがお互いのためのような気がします。

鹿島 :気をつけたいと思います。

宮崎 :バイクのほうも、絶対無茶はしないことだし、“ミラーなんかを擦るのではないぞ!” というのはありますね。

鹿島 :わかりました。2週に渡って楽しかったです。またぜひお越しください。ありがとうございます。

宮崎 :はい。ぜひ。ありがとうございます。






今週のゲストは、先週に引続きまして、
メーカー系のテストライダーを経て、
バイクジャーナリストとして活躍。
ランドクルーザーをはじめとするクルマも
愛してやまない宮崎敬一郎さんを
お迎えしてお送りいたしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストの方を
お迎えしてお送りいたします。
どうぞお楽しみに!!



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