Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
鶴田真也 世界に一つだけの新聞!



ラクダマークに気をつけろ!
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鹿島 :先日、ゲストにいらした片山右京さんも挑戦されたパリ・ダカールラリーは、鶴田さんも何度か取材されているんですか?

鶴田 :僕は3回行きました。で、僕が陥るハプニングというと、お腹をこわすことなんですね。ちょっとした油断がどこかにあるみたいです。一番最初に取材したのが1998年。その時、レース後半にたまたま日本のつぶつぶオレンジの缶ジュースを見つけたんですよ。あるわけないのに……。

鹿島 :あるわけないのにネ。

鶴田 :こんなところにあるなんて、ラッキー!と思ったわけですよ。僕らはトヨタのチームと一緒に動いていたんです。そのディレクターの方がクーラーボックスで冷やしておいてくれたんです。それでグッと飲み干したら、味がちょっと……違う! 日本の味じゃなかったんです。それでもまあ平気だろうと思って夕方まで取材をしていたんですけど、そのあとは地獄でしたね。どこかにかなり長い間放置されていたものだったんですよ、きっと。

鹿島 :自己管理をちゃんとしないとダメですね。

鶴田 :そうなんですよ。以前ベテランのライダーの方に、ミネラルウォーターの飲み方を教わったんですが……。

鹿島 :ぜひ教えてください。

鶴田 :パリ・ダカでは、料理は全部ケータリングサービスでフランスから持ち込むんですが、途中一時だけ、現地で調達する期間があるんです。それを見分けられるのが、ミネラルウォーターのラベルなんです。「ペットボトルのラベルで、ラクダが出てきたら気をつけろ!」って言われました。

鹿島 :フフフ。それで、ラクダが出てきたらどうするんですか?

鶴田 :ラクダが出てきたら何をするのかといいますと、まずビンを逆さまにするんですね。逆さまにすると、もしかしたらポタポタと水がたれるかもしれない。密閉されていない可能性があるわけですよ。それがNGなんです。

鹿島 :そうすると、漏れていないものは大丈夫ですか?

鶴田 :そうですね。この時は大丈夫でしたから、たぶん大丈夫でしょうね。とにかくラクダマークには気をつけろ!

鹿島 :フフフ。食事以外のことで、何かハプニングはありますか?

鶴田 :そうですね。僕じゃないですけど、片山右京さんが初出場の時はおもしろかったですね。一番の感動といいますか、“おーっ”と叫んじゃったことがあったんです。あるステージで次の朝まで戻ってこなかった時があったんです。

鹿島 :戻るべき場所に戻ってこなかった。

鶴田 :そうです。もう次のステージがスタートしているのですよ。そこをスタートをしないと失格になっちゃうという15分前に、ハアハア言いながら戻って来たのです。すぐにスタートでカードを書かせて・・・。

鹿島 :すごいですね。戻って来たのがスタート失格の15分前。次の日の朝。一晩掛かっちゃったのですね。

鶴田 :そうなんですよ。変なところにはまってしまったみたいで、なかなか出られなかったようです。僕はもう、右京さんはリタイアだと思って、原稿を書く寸前でしたからね。

鹿島 :フフフ。そういう時は、取材者と競技者がひとつになる瞬間でしょうね。うれしかったでしょうね。

鶴田 :うれしかったですね。“あっ、やったー! 来てくれた!”と思いました。それからは右京さんが来るのが楽しみでしたよ。悪運が強いから、絶対帰って来るだろうと思っていました。

鹿島 :いいですね。18日間、1万qというパリ・ダカールで取材をしていると、チームの一員みたいな感じになっちゃうんですね。

鶴田 :そうですね。ここでリタイアしたけど、また次に来ようぜっていうような感じで、みんなが温かく見守っていますね。





それが、誇りです。
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鹿島 :今シーズン、トウチュウ・東京中日スポーツのモータースポーツ面が、15年目に突入ですね。

鶴田 :1990年の5月にモータースポーツの専門ページができまして、それから今年の5月でまる14年。だから5月を過ぎると、15年目ということになるんです。まあ世界広しといえども、毎日モータースポーツ記事がある新聞というのは、たぶんウチだけだと思うのです。とても誇りに思います。

鹿島 :ですね。

鶴田 :ですから、ぜひみなさん、安いのでご覧くださいませ。

鹿島 :レースは、わかりづらいと言われることが多いのですが、お話をさせていただくと、おもしろいねって言っていただける方も多いです。そういう意味では、どんなスポーツでもそうですが、どんな人がやっているのかとか、ルールとかをいろいろ知ったほうがいいですよね。そのほうがおもしろいですよね。

鶴田 :そうですね。モータースポーツは一般的に難しいスポーツだと見られますが、実際のところは人間が操っているスポーツです。他のスポーツ、陸上、サッカーなど、彼らも靴を履いたり、ボールを使ったり、道具を使ってやっているわけです。まあ、大小、高い安いはありますけど、やっていることは他のスポーツと一緒なんですよね。

鹿島 :お忙しいとは思いますが、またお越しください。ありがとうございます。

鶴田 :ぜひまたよろしくお願いします。ありがとうございます。






今週のゲストは、野球、サッカーはもちろん、
国内外のモータースポーツをいち早く、深く伝えて
くれるトウチュウ、東京中日スポーツの現役記者、
鶴田真也さんをお迎えしてお送りいたしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストの方をお迎えいたします。
どうぞお楽しみに!!



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