Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
宮川やすお クルマ好きは、GENROQで夢をみる



あの時は、ドキッとした。
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鹿島 :今年は、GT300クラスではトヨタ・セリカが大活躍を見せてくれました。セリカは、宮川さんにとっては同じGT300クラスでライバルですけど、どうですか?

宮川 :かないません。無理です。今までのGT300クラスのクルマにはない速さがあると思います。あれについていけるのは…フェラーリの360GTカー、日産のZあたりに乗らない限り、追いつくのは無理かなというぐらいの速さですね。

鹿島 :宮川さんが乗られているポルシェ勢は、セリカ対策として来シーズンへ向けて何かありますか?

宮川 :変わらないですね。GT300クラスのクルマは、みんな速いところが全然違うんですよ。ポルシェはエンジンパワーがありますから、どちらかというと直線が速いのです。例えばトヨタのMR-Sと直線を一緒に走ったりするとポルシェの方が速いんですよ。でも、コーナーではMR-Sの方が速いんです。それでしのぎ合いになったりとか、順位争いの時なんかは考えて走らないといけないんです。お互いに速いところではタイムを出して、遅いところでは抑えていこうというようなおもしろい要素もあるんです。

鹿島 :レースを観る場合も、そのあたりを知った上で観ると、よりおもしろいですよね。

宮川 :そうですね。コースによっていろいろ特色がありますので、ストレートがおもしろいところ、コーナーがおもしろいところとかね。そういうのを見つけてもらって観てもらうと、一番楽しめると思います。

鹿島 :それから、全日本GT選手権の大きな特徴といいますと、最近ではクルマの格闘技みたいな捉え方もされています。ボディとボディ、ミラーとミラーが当たったりというのを生で見ることができます。

宮川 :いろいろなカテゴリーでチャンピオンを取られたドライバー。しかもGT500に関しては、プロ中のプロのドライバーが乗っていますからね。お互いに高いレベルでやっていますので、追い越しの場面などで、ギリギリのバトルというのを毎回見てもらえると思います。僕らクルマに乗っているほうも楽しんでやっているかなという感じです。

鹿島 :今までで、一番ドキッとした瞬間は、なんですか?

宮川 :今年に関していうと、スープラに追い越された瞬間ですね。ものすごい爆音です。僕らは通常ヘルメットをかぶって、その中でイヤホンをしていて、それが耳栓になっているんです。それで無線で交信をするんですけども、交信が聞こえなくなるぐらいの大爆音です。富士のストレートで追い越された時は、無線が切れました。追い越された瞬間に、引っ張られてふらつくんですよ。

鹿島 :高速道路で、大型トレーラーに追い越されるような感じですね。

宮川 :ですね。しかも大爆音。





ロータスとセリカ、夢のコラボ。
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鹿島 :雑誌『GENROQ』。僕自身は、長い間読んでいるので身近な存在なんですが、どんな雑誌か簡単に紹介していただけますか?

宮川 :みなさんの憧れのクルマ。たとえば、フェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニ、メルセデスのAMGであったりとか、高級輸入車を中心に扱う自動車専門誌です。次に出る号では、ドイツでエッセン・モーターショーというのがありまして、これがメルセデスをベースにしたり、ポルシェをベースにしたりしてチューニングをした、600、700馬力というクルマがたくさん出るショーなんです。これを特集で取り上げています。さらに、これは皆さんはご存知ないかもしれませんが、メルセデスがSクラスのさらに上のクラスで、マイバッハというクルマを出したんですけども、これを中心にロールスロイス、ベントレーといった超絶モノのセダンを特集で扱っています。

鹿島 :楽しみですね。先日僕も、『GENROQ』さんでお持ちの、足周りをオリジナル、特注で作ったというフェラーリに箱根で乗らせていただいたのですが、あれは雑誌に載るんですか?

宮川 :12月26日発売号に、鹿島さんも出ていただいておりますので、是非チェックして下さい。とっても楽しい記事になっていると思いますから。

鹿島 :はい。最後にプライベートなことでも構わないのですけど、クルマにまつわる夢をお聞きしたいのですが…。

宮川 :う〜ん、夢ですか。早いとこ会社員を辞めまして、フェラーリやポルシェが買える身分になってみたいです。最近よく担当しているクルマで、ロータスというイギリスの自動車メーカーのクルマがあるんですけど、ここが来年、エクシージというモデルを出すんですね。これには、実はトヨタのエンジンを搭載しているんです。

鹿島 :セリカのエンジンですよね。

宮川 :セリカのエンジンを搭載したロータスのクルマが出てくるんです。元々ロータスとトヨタの関係は深くて、エスプリというクルマには、AE86のエアコンパネルが使われていたりするんです。

鹿島 :そうなんですか? あのロータス・エスプリが。

宮川 :そうなんです。『プリティー・ウーマン』という映画にも出てきましたし、『氷の微笑』にも出ました夢のあるクルマなんです。乗ってみてエアコンを回すと、実はカローラの86系のエアコンがついているんです。

鹿島 :信頼性が高いということですね。

宮川 :壊れないからなんでしょうね。今は、イギリス系の自動車メーカーのエンジンが積まれているんですけど、今度、積まれるトヨタのエンジンは、それよりもはるかに信頼性が高いです。しかもパワーがある。そのエクシージというクルマ自体は、車重がだいたい800〜900kgぐらいで、非常に軽いクルマなんです。これに、200馬力ぐらいまでチューンしたセリカのエンジンを搭載していますので、スポーツカーとしては、ものすごくおもしろいクルマになるのではないかなと思います。買いたいんですけど、ちょっと僕の身分では買えないかな。

鹿島 :クルマの楽しみ方は尽きないですね。今日は本当にお忙しい中お越しいただきまして、ありがとうございます。

宮川 :ありがとうございます。






今週のゲストは、スポーツカー雑誌『GENROQ』の
編集部員として取材に飛び回る一方で、
去年からは、今、日本で最も人気のレース
GT選手権にレーサーとしても出場している
走る編集者・ 宮川やすおさんをお迎えいたしました。

ドライバーズサロン!
来週も素敵なゲストの方をお迎えいたします。
どうぞお楽しみに!!



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