Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。

クルマ好きは、GENROQで夢をみる

(12月14日放送)
宮川やすお
宮川やすお

(宮川 やすお)

1970年3月14日
群馬県前橋市出身
身長181cm・体重65kg
血液型 A型
株式会社三栄書房 勤務

フェラーリやランボルギーニ、ポルシェなどのプレミアムインポートカーを扱う自動車専門誌『GENROQ』の編集部員。雑誌編集者のかたわら、各地のサンデーレースを荒らしまわり、常勝。いくつかのショートサーキットでコースレコードを記録し、勘違いをしまくる。その勢いに乗じて公式戦デビューを飾るが、散々な結果にもめげずに着実にステップアップを果たす。2001年、ポルシェカレラカップ参戦。全戦全勝でシリーズチャンピオン獲得。2002年、アールアンドデースポーツからGT選手権へ。

このコーナーではレース関係者はもちろん、車を愛してやまない人気アーティストをゲストにお招きして、カーライフやレースのエピソードなどその人物の本音にレーサー鹿島が迫ります。

今週のゲストは、スポーツカー雑誌『GENROQ(ゲンロク)』の編集部員として取材に飛び回る一方で、去年からは、今、日本で最も人気のレース、GT選手権にレーサーとして出場している、走る編集者・宮川やすおさんです。じっくりお楽しみください。


走る編集者。編集するレーサー。
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鹿島 :今週は、走る編集者・宮川やすおさんです。よろしくお願いします。

宮川 :どうもよろしくお願いします。

鹿島 :宮川さんは、出版社勤務のサラリーマンレーサーという異色の肩書きをお持ちです。2001年、ポルシェのワンメイクレース、カレラカップのチャンピオンも取っています。腕もいいし、ペンも走るという感じですね。

宮川 :いや、その辺はどうだかわからないです。

鹿島 :去年から、全日本GT選手権に出場されています。ここに出るというのは、並たいていの努力ではなかなか叶わないですよね。

宮川 :たまたま、運がよかったんでしょうね。2001年にスタートしたポルシェ・カレラカップというレースで使用していたクルマが、今、GTで走っていますポルシェ911GT3RSというクルマとそれほどエンジンパワーも変わらず速いクルマだったんです。そこでチャンピオンを取ったので、こいつだったら乗れるのではないかとチャンスをいただいたのです。たまたま、最初のレースでそこそこよかったので、このまま行くか!というのが現実です。

鹿島 :オーディション一発合格みたいな感じですね。プレッシャーは感じましたか?

宮川 :あんまり感じなかったです。というのも、前年に乗っていたカレラのカップカーのエンジンパワーが、370馬力ぐらいあったんですね。これは、今、GT選手権を走っているGT300クラスの車両と大差がないか、こちらの方がパワーがあるぐらいの感じなんです。そういう意味では、まったく違和感なく行けたかなと思っています。

鹿島 :実際に、GT選手権に出場されているからこそわかる、魅力や迫力というのがあると思うんですが?

宮川 :僕はどちらかと言うと、レースに出て、シートに座ってステアリングを握っていますけど、GT500のワークスマシンが目の前を走っていくのを、一番いい席で観させてもらっているなあ…みたいな感じなんですよね。後ろから見ていると、クルマの挙動、動き方がよくわかるんですよ。

鹿島 :はい。

宮川 :たとえば、去年と今年のトヨタ・スープラでは、まったく動き方が変わっていたりとか。レース雑誌にもいろいろ書かれていますけど、たぶん僕が一番よく知っているかもしれないですね。

鹿島 :ライバルのGTRやNSXと今年のスープラとは、どういう風に違いますか?

宮川 :スープラだけでいうならば、去年のターボエンジンを積んでいたクルマは、非常に特殊な走り方をするレースカーでした。一番ビックリしたのはマレーシアの時です。そこのサーキットには、90度ターンみたいなコーナーがあるんです。ポルシェで走ると、みなさんがクルマに乗られてコーナーを曲がるのと同じ感覚で、普通に曲がっていくんです。スープラは、まっすぐに行って、クイッって曲がるんですよ。これがダウンフォース、空力で走っているクルマなのかなと思うぐらいすごかったですね。

鹿島 :冷静に見ていますね。今年のノンターボエンジンのスープラに関しては、どんな感じですか?

宮川 :今年のほうが、よりGTカーらしいといいますか、ダイナミックさが出てきましたね。去年までは動きもナーバスな感じでしたけど、今年はエンジンパワーがあるということもあってか、GTカーらしい普通の走りをしていてもすごく速いクルマになっていると思います。




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あの時は、ドキッとした。